
このアニメ、DVD売上げが1700万枚と低調だった(爆)とは信じられないくらい面白いですよ。まぁ、前作の「ファインディング・ニモ」が“全世界熱帯魚ブーム”を起こしたくらいヒットしたから比較の問題なんでしょうけれど(笑)
実は、最近再びビッグバンド・ジャズを聴きだしたきっかけは「スウィングガールズ」ではなく「Mr.インクレディブル」を観たせいです。このアニメ、マイケル・ジアッチーノが作曲した1960年代のスパイ映画を彷彿とする音楽が最高にカッコイイ!
ヒーロー稼業に戻ったボブ・パーがトレーニングを再開した場面の「LIFE’S INCREDIBLE AGAIN」や飛行機でシンドロームの基地へ到着する際の「OFF TO WORK」、ダッシュが水上を疾駆する「100 MILE DASH」等、楽曲が本編中の映像と見事にマッチしています。そして最後のエンドクレジットで流れる「THE INCREDITS」は正にスパイ映画の王道を行くようなスイングナンバー。007のテーマに匹敵する素晴らしいナンバーだと思います。
全般を通してミュート・トランペットを多用したシブい作りの音楽は、「子供向けアニメのサントラ」という概念からは全く外れています。ドライビング・ミュージックとしても洒落ています。
映像の方は、ピクサー初の人間メインのCGアニメ。それぞれのキャラクタが魅力的かというとそうでもない(笑)んですが「ファイナル・ファンタジー」(2001年)のようにあまり描写にこだわると失敗するという教訓からか、人間とは言ってもアニメキャラを3DCG化した(とは言ってもマペットアニメや粘土アニメとは一線を画する)作品になっています。
ま、登場人物の中で一番魅力的なのはヘレンかな?あの“体”での夫婦生活はさぞ凄かろうというのはおいといて(笑)、普通の主婦から一転して、夫ボブを救出に向かうところからの大活躍は主人公をも凌駕しています。というか、この映画の主人公はパー一家なんでしょうね。
製作スタッフが自負するキャラクタの髪の毛の質感やダッシュが水上を疾駆するシーンなどCGならではの美しい映像も満載。ストーリーもボブがヒーロー稼業に戻ったあたりからは退屈せずに楽しめます。ちなみにアメリカでの劇場公開時は「親の同伴指定」だったそうです。まさかボブとヘレンの夫婦生活を想像するわけではないでしょうが(ぉぃ)、もしかしてシンドロームがディズニーの子供向けアニメ史上もっとも画期的な「悪のヒーロー」だったから?
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私は試写会をPIXERファンの嫁と一緒に観に行きましたよ~
返信削除めちゃくちゃ面白かったです!
子供より大人の方が好きなのかも?しれないですね~
pipi_mottiさん>
返信削除我が家も家族そろってPIXERファンです。私はDVD借りて最後のクレジット部分だけ何度も見てしまいました(笑)
娘もサントラ盤が大好きです。