2005年12月12日月曜日

スウィングガールズ(3):演奏など...

スウィングガールズ ファースト&ラスト コンサート
 「スウィングガールズ ファースト&ラストコンサート」も観た上での感想です。

 実は最初にライブ演奏を聴いた時は「あちゃ~、ダメだこりゃ!」って思いました(笑)
 演奏自体はミス連発。う~ん、学芸会レベル?一般的な高等学校の吹奏楽部の演奏の方が上ですねぇ。やppり短期決戦だからライブ演奏は厳しいか・・・(^^;)

 ついでにこのDVDは構成も良くない。せっかく「スウィングでノリノリ」を期待しているのにやったらトークが長くて。
 それに「ファイト」の撮影で本仮屋ユイカがメンバーから外れているのも楽しみ1割減というところですね。

 ただ、チャプターを飛ばしながら演奏部分だけを何度か聴いているうちに映画だけではわからなかったことがわかって来てなかなか興味深いです。結論としては「ライブも観て良かった」というところかな。

 演奏曲目ですが、映画では、
(A列車で行こう)
故郷の空
メイク・ハー・マイン
イン・ザ・ムード
ムーンライト・セレナーデ
メキシカン・フライヤー
シング・シング・シング
コンサートでは、
A列車で行こう
アップタイト
イン・ザ・ムード
オーバー・ザ・レインボー
キャラバンの到着
ムーンライト・セレナーデ
メキシカン・フライヤー
シング・シング・シング
となってます。
 映画中で一番キーになっている曲は「A列車で行こう」ですね。前半の練習曲はすべてこれで、川を挟んで上野樹里と平岡祐太が練習するというなかなか良いシーンもあるんですが、意外にも最後まで一度もまともに演奏されません。
 その分ライブ演奏ではロングバージョンで2回(2回目はアンコールで矢口監督が参加)も演奏しています。ちなみに電車の中でほぼ管楽器だけで演奏するシーンがありますが、あの出だしのラジオから流れる演奏も「スウィングガールズ」自身による演奏だそうです。

 逆に「メイク・ハー・マイン」はライブでは収録されてません。映画中、スーパー前で7人で演奏を始めて、途中から10人の仲間が参加して音が厚くなるシーンはなかなか好きなのでちょっと残念。

 「イン・ザ・ムード」もライブはロング・バージョン。根本直枝(テナー・サックス)と中村知世(アルト・サックス)の二人がなかなか上手に掛け合いをやってます。

 「ムーンライト・セレナーデ~シング・シング・シング」の流れは映画もライブも同じ。

 「シング・シング・シング」は、映画では本仮屋ユイカが見事なトローンボーンソロを披露していますが、ライブでは中沢なつきがソロパートを担当しています。
 映画中ではトランペットソロで見事なハイトーンを鳴らした貫地谷しほりですが、ライブでは音が出せません(^^;
 ただ、映画では何度もリテイクが出来るし、ライブのように何曲も演奏した後ではないでしょうから、ちょっと酷ですよね。
 最後の上野樹里のテナーサックスソロは、ライブでは映画よりワンテンポずれている(シンコペーションか?)ものの、ポルタメントを使用して見事な演奏をしてくれます。映画収録時よりも上達したかな?

 さて、この中でライブに参加していない本仮屋ユイカを除いて演奏ベスト3を挙げるとすれば、まず上野樹里が3位。
 特にライブでは根本直枝と同じテナーサックスを使用しているようですが、上野樹里の方が艶やかな音を出しています。吹き方が上手なのかな?

 2位は、豊島由佳梨。以前8ビートのドラムを叩いた経験はあるにしても4ビートは初めてだそうですが、なかなかのものです。ライブでも映画での「メキシカン・フライヤー~(ドラム・ソロ)~シング・シング・シング」に一歩もひけをとらない見事なドラミングを披露しています。

 そして、ベスト1は水田芙美子!
 彼女、正直言って上手いです。映画ではベース音が押さえ気味に収録されているようですが、ライブではしっかり音が載ってます。「メキシカン・フライヤー」での4ビートはしっかりジャズ・ベースしているし、「シング・シング・シング」では、ピッキングにフィンガリング、時にスラッピング(昔で言うチョッパーベース)と使い分けながら演奏しています。

 映画では演奏していない「キャラバンの到着」のベースもとてもカッコイイですね!今度ブルースを本格的に勉強するそうなのでミュージシャンとしても期待大です!

 2位と1位が「管楽器じゃないじゃん」というのはあるけれど、ジャズのノリの土台にあたるリズムセクションの二人がしっかりと4ビートを刻みながら演奏していたので全体としてノリの良い、聴ける演奏になったのは間違いないです。

 で、演奏とは関係ないけど水田芙美子って可愛いですね(爆)。「野ブタ。をプロデュース」では「スウィングガールズ」に輪をかけてヤンキーなお姉さんしてますが)、演奏している姿はとっても素敵ですね♪

 可愛いと言えばギター担当の関根香奈もライブで笑い上戸なことがわかって可愛いですね(^^)

 それから松田まどかと辰巳奈都子も可愛いです。松田まどかは映画では大柄なのに大きめのお河童頭のカツラ?でしたが、ライブのショートカットが良く似合います。ライブ中は会場に積極的にアピールしているし、カメラが寄るとちょっと笑った顔になるのがなんとも可愛い。辰巳奈都子は映画中はちょっと生意気っぽい感じのコを演じてましたが、コンサートではアイドルぽい雰囲気に(笑)。さらに「野ブタ。をプロデュース」でも可愛くなってますね。出番が少ないのがちょっと残念ですが。ちなみに高校でもビッグバンド・ジャズをやってるそうです。

 それ以外では映画ではあまり目立たなかった前原絵理は美人ですね。また映画でくねくねしながらトランペットを吹いていた長嶋美沙は本当にくねくねしながらトランペットを吹くので笑ってしまいました。

 映画「スウィングガールズ」が気に入って「スウィングガールズ ファースト&ラストコンサート」を見てない方も一度見てみてはいかがですか?

SWING GIRLS LIVE!!

0 件のコメント:

コメントを投稿