既に昨日になってしまった、12月28日は仕事納め。一般の公務員だけでなく、世のサラリーマンの多くもこの日で年内の業務を終え、明日から年末年始休日となる。
そして、家路につく前に納会と称して同僚と酒を酌み交わす。こういう時って事故やトラブルが発生するのが世の常というもんだ(笑)
アルコールアレルギーな私もジュースで乾杯に付き合って(笑)、その帰りに頼まれたものを買いに秋葉原のヨドバシカメラに寄って、21時上野発の「あかぎ9号」に乗り込んだ。
ところが、20時45分頃に発生した北本~桶川駅間での人身事故の影響で、発車が40分遅延。・・・やっぱりね。
自殺かもしくは酔っ払いか、どちらかだろう。
こういう時って乗客からの苦情を聞かなきゃいけなくなるので、車掌が検札に来ないんだよね。
「あ~あ、特急券買う前に事故を知っていれば京浜東北線で赤羽まで行ってから乗ったのになぁ。検札こなきゃ特急券を買う必要ないし」などと不謹慎な事を考えつつ、会社でダウンロードしたBIGLOBEストリームを鑑賞。アヤさん、葵さん、マトさんのおかげで全然退屈しなかった。ありがとう!!
結局「あかぎ9号」は高崎駅に着いた時には既に定刻に対して1時間20分と大幅に遅れていた。そしてここで更なるトラブル発生。
乗客と駅員が言い争いになって列車が発車できない。車掌がドアを閉めるとホームの乗客2人が大声で怒鳴り、駅員が車掌にドアを開くよう指示。この乗客も仕事納めでアルコールが入っているのだろう、無闇に声がでかい。
最初は何を言い争っているのかわからなかったが、どうも乗客は2つ先の井野駅へ行きたいらしい。そして駅員に「前橋までのお客様はこの電車に乗ってください」と言われて乗り込んだのだが「井野は停まらない」と知って激怒したようだ。
駅員は「井野に停まるとは言ってない」、客は「前橋までと言った」と「言った、言わない」の口論になっている。
その時「遅れております『あかぎ13号』前橋行きです。新前橋、前橋へのお客さまは特急券は不要ですので、この電車にお乗りください」と構内アナウンス。
・・・おいおい、僕が乗ってる電車は「あかぎ9号」のはずなんですがね?
結局鉄道警察隊に説得されて(?)諦めたようで、10分程度停車してから出発。「あ~あ、午前様ですか。どうせなら特急券払い戻し時刻まで粘ってくれても良かったのに」とまたまた不謹慎に考えつつも「電車が大幅に遅延すると特急を高崎問屋町や井野へ臨時停車する場合があるのになぜ今日は停車しなかったんだろう?」と考えていた。
その理由は駅から自宅へ歩いているときにわかった。駅員が運行状況を把握しておらず、電車を取り違えていたのだ。
私が乗っていた「あかぎ9号」は14両編成、駅員がアナウンスしていた「あかぎ13号」は7両編成。
高崎以北で14両編成の電車が停まれるホームの長さがあるのは新前橋しかない。高崎問屋町や井野は10両編成までしか停車できないのだ。
つまり、7両編成の「あかぎ13号」が来ると思っていた駅員もおそらくは井野に停まると勘違いしていて、来た電車が14両編成だったので慌てて「停まらない」と言い直したのだろう。
これは列車の運行状況を把握していなかった駅員の失態だ。乗客は悪くない。本来なら乗客にミスを誠心誠意謝らなければならない。だいたい客に対して「言った、言わない」と言い張っている時点で接客業として失格だ。
私も3年ほど前、特急が出発して3分後に発車する普通列車に乗り込んだら、突然「遅延した電車の接続を待つために、後30分停車します」と言われ、車掌に苦情を言ったら「特急が行ってから指示があった」と平然と言い返されて口論となり「新聞に投書するぞ」、「ああ、どうぞしてください」という事になって本当に投書したら見事に採用されたという、今となっては笑い話の経験があるが、結局高崎駅ではそれからも運行状況の把握がいい加減なままだということだ。
27日に雪で大幅に遅れた山形新幹線の場合は、上りが福島駅に着いた時刻をコンピュータに入力すると、東北新幹線の臨時ダイヤが編成されて、その後の到着時刻がわかるそうである。実際、いつもは通過待ちをしない宇都宮駅で通過待ちをしたりと見事に整然と走っていた。
在来線にそこまでの精度は要求しないにしても、次の電車が何で何分遅れているという状況くらいは正確に把握して欲しい。
雪や人身事故など、基本的にJRに責任のない電車の遅れで立腹はしないが、だからと言って漫然として遅延ダイヤを把握していないのはプロの鉄道員として恥ずかしい行為だと認識して欲しい。
きのうは同僚も発生したかもー。
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