
ウルトラセブンの本放送をリアルタイムで見た世代としては「これが見たかったセブンか?」という気が...。
舞台となっている近未来の世界観って、もろに映画「ブレードランナー」のそれだろう。
ブレードランナーの舞台は2019年、西洋と東洋の文化が入り乱れ、絶えず酸性雨が降り注ぐロサンゼルス。
ウルトラセブンXの方は舞台が東京で、酸性雨が常時降り注いでいるわけではない。その分、日中のシーンがかなり間抜けな気がする(苦笑)。制作費が段違いに違うとしてもあちらは25年前の映画。もうちょっとなんとかできんものか?
※ブレードランナーは11月にファイナルカット版が上映される予定。
さて、気になるのはそのチープな世界観よりもドラマとしての薄っぺらさ。第1話で記憶喪失の主人公がエイリアンとの戦いを決意する意味も不明だし、第2話では多くの地球人が拉致されているかも知れない宇宙船を木っ端微塵に破壊する。
なんだか苦悩する主人公なのに、ウルトラセブンXに変身した途端に破壊魔に変わるのは何故?
一話完結でなくて良いからもう少し深みのあるストーリーにして欲しいな。
ULTRASEVEN X 公式サイト
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