1期25話中で個人的ベストを選ぶとしたらこの22話だと思う。全体的に絵も素晴らしいし、まるで映画のように細かい描き込みがされ、動きも素晴らしい!
特に夕暮れの教室のシーンと後半の爽子の微妙な表情の変化とか夜の雪のシーンとか、本当に見入る出来。
絵コンテが長濱博史さん、演出は黒柳トシマサさん、作画監督は佐藤仁実さんと長谷川ひとみさんのお二人。長濱博史さんってこの回のみ参加しているけれど、アニメ映画「蟲師」の監督だった人だね。非常に良い仕事してます!
でも、この回をベストと言い切る主要因は、実はウザイほど大活躍する爽パパの存在なのだ(爆)
これ、同じ娘を持つ父親としてわかるんだなー。このお父さんの心情。まぁ、私はここまで娘LOVEじゃないけどね。絶対違うから!!^^;←誰に言ってる?
原作では、episode.7「土曜の夜」の時点で爽パパが爽子に携帯を持たせる必要性を感じていることが描かれているのだけど、おそらく爽子が中学生だった昨年まで、黒沼家ではクリスマスはもちろん週末も家族で過ごすことが普通だったのだろう。
それが爽子が高校生になって友達が出来、休日には家に友達を呼んだり、出掛ける機会が増えてきた。当然ながら両親とも、昨年までは家族の時間だったクリスマスイブについても爽子が「友達と過ごしたい」と言う日が来ることは予想しているだろう。
でも爽パパにとっては、それは今年であって欲しくない。と言うか「昨年が最後でした!」っていうのは嫌すぎる。だからせめて今年だけは家族で過ごすイブであって欲しい。そういう心理が爽パパの中にあったはずだ。
だから、意識していようとしてなかろうと、爽子から「イブに外出したい」という話が出てくることを恐れていたはずだ。もちろん、そんな話は聞きたくなくて、ああいう態度を取っていたのだろう。昨年もそうだったら、爽子だって最初から説得方法を考えられただろうし。
ちなみに、毛糸の帽子については自分へのプレゼントじゃないという想像はしたくなかったんだと思う。ある意味確信犯だ。100%自分用と確信しているなら、余裕で爽子から渡されるのを待っただろうに。
もちろん無意識的な行動だとは思うが、あの帽子を見た以上、夜になって爽子から別のプレゼント(腹まき)を貰っていたら帽子の行方が物凄く気になったはず。多分一晩中(どころか行き先が判明するまで・・・されても?)落ち込むことは間違いない。
だから強奪(笑)
一連の行動に罪悪感がなかったわけじゃない。だから爽子に携帯を渡すときはうろたえてるし、その後真っ白に燃え尽きているし、次のエピソードで「悪いと思っている」ことを爽ママから暴露されてる(笑)
この日以降、爽パパが悶々とした日々を過ごしたのは間違いない(爆)
さて、“その原因を作った”風早なんだが、こっちもいつになくえらく真剣だったな(笑)
マジで爽子とイブをすごしたいがためにクリスマス会企画しただろ?龍だって千鶴とすごしたいから利害一致!
放課後、爽子を強引に誘う風早真剣すぎ。これまでの爽やかキャラな風早だったらもうちっと誘い方が違ったと思うんだけど。演出もかなり風早の真剣さを増してましたねー。
で、爽子が欠席と聞いた時のさりげない落胆ぶり(^^;) でも落胆した後もしっかりストーキングしてましたね(爆)
ここまでやりたい放題やるんなら、さっさと告っちゃえよと思うんだが。
この男の子可愛いな。つーか、そうまでされても彼の気持ちに気づかない爽子さんてば特別天然記念物絶滅危惧種認定保護だ!(苦笑)
ラストは頭に雪積もらせてまで待ってたんだから「ひょっとして」くらい気づいてあげようよ^^;
この後半の夜のシーンは本当に美しかったね。この後、25話まで雪の中のシーンがメインだからホントたまりませんっ! Production IGグッジョブ!!
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