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社説:ねつ造番組 報道機関を名乗る資格がない
フジテレビ系列で放映されたバラエティー番組「発掘!あるある大事典2」でデータやコメントのねつ造が発覚した。納豆を食べるとダイエットできるという番組内容はまったくのでたらめだった。
制作した関西テレビ(大阪市北区)は20日に緊急会見した。やせたことを示す写真は別人で、米国の大学教授の発言について日本語訳をねつ造したり、正常値になったとされる中性脂肪値は実際には計測すらしていなかった。
今月7日の番組放送の直後から、納豆が急に売れ出し、価格も急上昇して、店頭から姿を消したところも多かった。ところが、ダイエット効果についてはまったくのねつ造で、増産体制をとった業者は一転して過剰在庫を抱えるなど、混乱が広がっている。
テレビ番組をめぐっては、やらせや視聴率操作などの問題がこれまでも続いたが、ねつ造が引き起こした社会的な影響の大きさという意味から、今回の番組は特に悪質だ。新聞でいうなら社長が辞任に追い込まれた朝日新聞の「サンゴ事件」に匹敵する。
にもかかわらず関西テレビは自覚に乏しい。緊急会見では当初「事実と異なる部分があった」と繰り返すだけで、記者から追及され、会見の最後でようやくねつ造を認める始末だった。
会見では社長が「報道機関でもある放送局として」とも語っていた。しかし、こんな状態で報道機関と言えるのだろうか。関西テレビだけでなく、フジテレビ系列局全体としてとらえるべき問題だ。ライブドアとの攻防の際、フジテレビは「公共性」を強調していたが、公共性を語る資格があるのかとも言いたい。
番組制作会社に丸投げし、テレビ局はノーチェック状態だったことも明らかになった。特定の食品を大量に食べればやせられるなどという話は常識的におかしく、それに気付いて当然だった。
視聴率を稼ぐと同時に制作費を削り利益を増やそうとするテレビ局の経営姿勢が、ねつ造ややらせを生んでいると指摘されている。ねつ造は番組制作会社のスタッフの行為だが、少ない予算で酷使し、視聴率の獲得まで強いているテレビ局の責任はさらに重大だ。
テレビ局は、コンテンツ産業の頂点に君臨してきた。しかし、コンテンツ産業の大部分がテレビ局の下請けという構図のままでいいのだろうか。お手軽なバラエティー番組ばかりが量産され、ねつ造ややらせまで行わざるを得ない状態でまともなクリエーターが育つとは思えない。
テレビ放送のデジタル化が、巨額の公費をつぎ込んで行われているが、テレビ局と番組制作会社の関係がこのままでは、今回と同じことが繰り返されかねない。
放送と通信の融合はさまざまな観点から論じられ、コンテンツ産業の育成も大きなテーマだ。そのためには、番組制作をテレビ局の下請けから解放するという視点と、そのための方策も必要なのではないだろうか。
毎日新聞 2007年1月23日 0時55分
毎日新聞と言えば、JR福知山線の脱線事故で実にいい加減な記事を書いたことが記憶に新しい。
JR福知山線の脱線事故の捏造記事問題
さらに、最近問題になった「大淀病院妊婦死亡事件」。
毎日新聞の“ウリ”は新聞協会賞を全国紙で最多受賞していること。この事件についても、医療関係者の反論等を読むと、スクープ欲しさに十分な取材もせずに一方的な記事を書いた可能性が高い。
こちら様やこちら様、こちら様等を参照。
スクープ欲しさにずさんな記事を書いて病院の産科を閉鎖に追い込み、奈良県南部の妊婦に不便を強いることとなった毎日新聞の記事と、納豆ダイエットの捏造をした関西テレビ、社会的にどちらが悪質だろうか?
いったいどのツラ下げて関西テレビと朝日新聞を批判してるんだか、本当にマスコミってのは節操がないね(苦笑)
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みんな、同じです。
返信削除こう言うのを見て、自分のブログは、可能な限りちゃんとやろうと思うだけですね。
クルトンパパさん>
返信削除で、間違えたら謝ればいいんですもんね。
だいたい毎日は捏造がほぼ明白な福知山線事故の報道は謝罪してないですよね。