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今月は新幹線通勤だ。仕事が忙しかったり、冬季で朝早く家を出るのが辛い時期は新幹線通勤をしている。新幹線通勤は都会の通勤に比べればすこぶる快適!なんたってリクライニングシートにゆったり座って通勤できる。
ただ、会社には新幹線通勤などという制度がないので、新幹線代は自腹だ。快適な通勤の代償は高い。高価ではあるが、こんな快適な通勤時間は新幹線でなければ味わえない。
私は会社通勤の“勝ち組”なのだ!( ̄ー ̄)/
さて、いつも乗る新幹線は高崎始発のE4系Max。寒い日にホームに並ぶことなく乗れる。
そして2階建新幹線の進行方向左側の2列席の窓側に座る。天気の良い日は日光がまぶしくなく、大宮付近で富士山を見ることもできる2列席の窓側、そうでなければ終点まで隣が空席である確率の高い3列席窓側に座る。
席に座って5分ほどで新幹線は発車。これから約60分、快適な新幹線通勤の時間だ。ワンセグでテレビを見るも良し、朝の清清しい外の景色を眺めるのも良し。
でも昨晩寝るのが遅かったので、一眠りしようと目を閉じた。
グゥ~グゥ~グゥォ~グゥォオオオ~
・・・う、うるさい!!
後ろの席から豪快なイビキが。眠い日に限ってこういうオッサンが後ろの席とは!
くっそぉ、どうしてくれよう!!
鼻でもつまんでやりたくなったが思い直した。つまらんことでトラブルにでもなって快適な新幹線通勤を台無しにすることはない。
しょうがないので、イヤホンをして音楽を聴きながら目を閉じるが、後ろのオッサンの豪快なイビキ、波動を伴って押し寄せて来る。響くなぁ、重低音(怒)
なんとか我慢して少しウトウトし始めた頃、熊谷駅に到着。本庄早稲田駅では大して人が乗ってこないが、熊谷駅ではほぼ満員になることも。2列席側はまず席があくことはない。
ウトウトしている私の横にも人の気配が。綺麗なOLだったりすると嬉しいな・・・。
ドサッ!
って、痛っ!!
なんだ、このオッサン。隣の席にどっかと勢い良く座ると左の肘掛に遠慮がちに乗せた私の二の腕に自分の二の腕を押し付けてくる。二の腕どころか、横腹に肘が当たってるぞ!
デブが偉そうに踏ん反り返って座るなっ!!
何とか体をずらして「俺は不愉快だ」と無言の抗議を伝えようとするが、オッサンは一向に気にしていない。
くっそぉ、どうしてくれよう。
寝返るフリして肘鉄でも食らわしてやりたくなったが思い直した。つまらんことでトラブルにでもなって快適な新幹線通勤を台無しにすることはない。
まぁ、夏に汗だくで脂ぎった半袖の腕を平気で押し付けてくるオッサンよりはマシだ。発想の転換が大事だ。ここは忍耐が肝心だと、少し体を捻って我慢我慢。
私の卓越した忍耐力に観念したのかイビキオヤジは大宮で、デブオヤジは上野駅で下車。
はっはっは、私は勝った!勝ったのだ!通勤の勝ち組なのだ。
これで東京駅まで…の5分間…ゆったりした気分で乗っていられる。
快適な5分間はあっと言う間に過ぎ(当たり前)、新幹線は終点の東京へ到着した。ドアが開くと乗客が通路に列をなして降りていく。私は出社時間まで余裕があるので、通路が空くまで席でのんびり待つことにする。わざわざ並んでまで降りることはない。
バンッ!
って、痛いっ!!
いきなり背後から左肩を叩かれた!ビックリして顔を上げると見知らぬオッサンが私に顔を向けて驚いた顔をしている。
驚いたのはこっちだ!
どうやら、人違いか、眠りこけていると勘違いして親切のつもりで肩を叩いたかのどっちかだろうが、前者なら謝れ!後者なら「小さな親切余計なお世話」だ。
くっそぉ、どうしてくれよう。
「知らん顔して立ち去るんじゃねぇ!」と言い出しそうになったが思い直した。つまらんことでトラブルにでもなって快適な新幹線通勤を台無しにすることはない。
通路が空いたところで新幹線を降り、下りエスカレーターで新幹線改札へ。新幹線改札もSuica対応なのでタッチ&ゴーで通りぬけられる。
・・・んだけど今日は改札が結構混んでいる。今日はSuica定期券でない乗客が多いのか?
しかたなく列の最後尾に並ぶ。
…並ぶとなぜか並んだ列だけが進むのが遅い。いや、別に急いではないのだが、なんとなくイライラしてくる。
って、改札機まであと2人のところでおばさんが特急券と乗車券を別々に改札機に突っ込もうとして、特急券だけ入った時点でアラームが鳴るのでうろたえている。
改札前の駅員が「2枚まとめて入れてください」と言っているのに聞いてないだろ?ちゃんと聞けよ!!
「2枚まとめて投入する」という行為がやっと理解できたおばさんが改札を抜けると、今度は私の前の高校生くらいのガキが、特急券だけを投入するとアラームが鳴ってゲートが閉まる直前に改札機を通り抜けて行きやがった!
そうじゃねーだろ、クソガキがぁ!!
ピンポン!ピンポーン!!
私の前で無常にも改札機のアラームは鳴り響く。
くっそぉ、どうしてくれよう。
ガキを捕まえて「ちゃんと2枚重ねて入れろ!」と言ってやろうかと思ったが、私の前でゲートは閉まってるし、ガキは駅の人ごみの中へ。これじゃトラブルにもならない。
背中に突き刺さる、後ろに並んだ乗客の視線が痛い。駅員が一瞬私の顔を見るが「俺じゃねー」という顔をして見返すと、状況が理解できたらしく何事も無かったように改札機から特急券を取り出しアラームを解除した。「どうぞ」の一声くらいかけろよ。無愛想なねーちゃんだ。
なんて快適な新幹線通勤。いやいや、帰宅時はもっと快適だぞ(続く…のか?)
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