
あらすじはこちら(公式)
この回の原作はもともと読み切り作品だったということで、きっちり完結してます。形の上では先に爽子が告白して、翌日風早が自分も爽子が好きだと婉曲的に告げてハッピーエンド。
二人の間に色々と物語があって、最終話がこれでも全然違和感なし。これだけスッキリ終わってしまうと、どうやって2話目以降繋ぐんだと気になって次が観たくなるという、ある意味見事な演出だ(笑)
ストーリー自体は、あくまでも原作の第1話に忠実で、アングルも出来るだけ原作に忠実。
ちなみに、地デジ画質で見ていて意外とキャラを描写している線描が粗いことに気づいた。アニメ的な描き込みというよりマンガ的?これも原作の雰囲気を大事にしているんだろうね。
で、それだけじゃないところが、Production I.G.の凄いところ。北幌高校の校舎の質感や雰囲気とか、マンガでは表現できない空気感を映像で見事に表現しているところが素晴らしい。
おそらく、原作の1カット1カットについて、そこに流れる登場人物の気持ちや周囲の雰囲気をどう映像で表現するか、念入りに検討して映像化した結果だろう。
蛍が舞う森、初夏の木漏れ日が溢れる通学路、そして二人が出会った日の満開の桜の情景。ひとつひとつが丁寧に描かれてアニメ版「君に届け」の世界を構築。
原作に忠実で、イメージを損なわず、さらに膨らませたアニメ空間。これって、アニメ化のひとつの理想形?・・・って言うと大げさか?(笑)

ところで、中学時代からモテモテなのに女子に興味がなく、ホモ疑惑が出てもおかしくない風早がなぜに入学式の日に爽子に一目惚れしてストーカー行為を繰り返すようになったか(ぉ)、非常に気になるところ(爆)
多分、モテモテの風早くんは媚を売る女の子の笑顔はいつも見ていたけど、心から笑顔になった女の子は見たことなかったんだろうな?
善行は人の役に立つと自分が嬉しいからやってるだけ。見返りを求めない爽子は、道案内した風早から笑って「ありがとう」と言われて相当嬉しかったんだろう。そうやって溢れた心からの笑顔がとびきり可愛くて、風早の心に突き刺さって抜けなくなったんだろうね。
しかも、その笑顔を再び見ようにも、入学以来全然笑わなかったから・・・ていうより普段は誰に対しても怒ったような顔しているから、「何を考えて、いつ笑うのか」気になって気になってしょうがない風早はストーカーの道へ一直線(違)
この頃、爽子は風早に憧れていた(まだ恋愛感情はない)し、天然だから「知っててくれた」って喜んでるけれど、これがキモオタだったら即刻通報モノだ!←極端すぎる
で、肝試しで爽子と話ができてウッキウキだった翌日、罰ゲームが「爽子と一週間付き合える権」だと言われてブチ切れ。あんまりマジギレした風早を心配した爽子が止むを得ず公開失恋。
あのブチ切れ具合は「オ、オレあとで黒沼にコクって夏休みにいちゃつこうと思っていたのに、このままじゃおフザケで遊ぶことになっちまう」ってことだろ(え?
いや、まぁコクりはしないにしても「夏季講習でもっと爽子ちゃんとお話して仲良くするんだーい!」くらいの下心があったのは間違いない(爆)
それが、罰ゲーム認定されると黒沼に誤解されてしまう。で、ブチ切れて心穏やかじゃないところに、なんと黒沼から「風早くんに惹かれた」なんて言葉が出てきたもんだから・・・。
きっと風早はその晩妄想に耽ったはずだ(爆)
もう、「爽子はオレの嫁」気分で朝を迎えたに違いない。
そして翌朝、またまたストーカー行為に(ぉぃ
これがキモオタだったら(以下略
しかし、「風早くんに惹かれた」とハッキリ口にした黒沼に対して「黒沼に会えると期待していいんだよね」とえらく婉曲的な風早、どっちが漢なんだか。
風早、オトメンストーカー認定だ(爆)
※いないと思うけど、この感想だけ読んで「君に届け」という作品を判断しないように(苦笑)
君に届け 1 (マーガレットコミックス (4061))
集英社
椎名 軽穂
ユーザレビュー:
爽子というキャラクタ ...
素敵な漫画全体に登場 ...
主人公に苛立つ主人公 ...

Amazonアソシエイト by

集英社
椎名 軽穂
ユーザレビュー:




Amazonアソシエイト by

感想めちゃくちゃ面白かったです(≧▽≦)
返信削除