2008年12月16日火曜日

【毎日】正社員と派遣は食堂が別

久々の毒舌(^^;

生活危機:08世界不況 「派遣切る側」も苦悩 1日数百人に通告(毎日新聞)
 西日本の大手家電メーカーでは、派遣労働者が正社員と同じ食堂で昼食を食べることすら許されない。「なぜこんなことをするのか」。社員は不満を募らせるが、契約を打ち切られるのを恐れ、メーカーに抗議することはできない。

 なんで、こういう恣意的な報道をするのかなぁ?
 理由を知らなかった記者は取材不足、勉強不足。もし、知ってるんだったら悪意に満ちているね(怒)

 道徳的とか倫理的に良いか悪いかはまったく別問題として、派遣社員が正社員が利用する社員食堂で食事できないのはきちんと理由がある。

 多くの会社では社員食堂の経費の一部を人件費で賄っている。社員が払うのは食材分の価格だけで、人件費とか光熱費は会社が負担するといった具合だ。

 ところが、派遣社員にかかる費用は会計規則上、会社の経費としては人件費ではなく資材費に該当する。だから、派遣社員が食べる食事分まで会社が費用を負担すると人件費の払いすぎになる。

 では、正社員に対する人件費の負担をやめて相当分を手当で支給し、一律価格にすれば良いかというと、完全な全寮制の会社なら別だが、手弁当の人や社員食堂以外で食事する人の分まで全員分の人件費を払うことになるから、当然ながら人件費はUPするし、正社員個人で見ても毎月の給料が上がるのは良いけど、その分所得税が上昇する人も出てくる(会社によっては食堂がない事務所のみには支払ってるところもある)。

 となると結局「食堂やーめた」になるだろう。工場の場合、近くにレストランとか食堂があれば良いけど、なければ不便この上ない。

 と言う前提すら理解してない馬鹿とは思えないんだが?>毎日記者
 まぁ、毎日記者は変態で馬鹿だからしょうがないのか!?(爆)
毎日新聞1000大ニュース
セガ
2007-11-29

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2 件のコメント:

  1. クルトンパパ2008年12月17日 1:40

    なるほど、だから大前春子は社員食堂を利用しなかったわけですね。
    と言うか、多分、書いた記者は勉強不足。掲載を決めたデスクはわかっていての確信犯。
    とにかく、可哀想なのは首を切られた派遣であり、悪いのは全部大企業。そう言う図式に完結させたがっているようですが、毎日や朝日は、なぜ、単純労働の派遣を認めた小泉改革を批判しないんでしょう?一番、彼らが批判して嬉しそうな場所なんですけどね。

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  2. さとし@快投乱打2008年12月17日 3:08

    クルトンパパさん>
     以前大阪の中心街の大会社のビル(いわゆる財閥系)に常駐して仕事していた時、社員食堂の価格がとても安かったせいで、社外からそれを目当てに人が流入して、結局その会社は社員以外喫食できないシステムなりました。
     社員食堂も、派遣も結局は人件費を効率化(削減)する目的がありますからね。繁盛すればするほど赤字になるわけで(結果廃止になる可能性も)、当然の措置なわけです。
     これはクルトンパパさんのおっしゃるとおり小泉改革によって出現した構造的な問題なんです。
     その点を社員食堂の「価格差」として取り上げた「ハケンの品格」の製作スタッフは評価して良いと思います。
     皮相的で恣意的に取り上げる変態新聞社は最低です。

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