快投乱打な雑記帳: WALKMAN Zシリーズでハイレゾ音源は聴けるのか？

調子こいてハイレゾ版イエス「こわれもの」に続いてハイレゾ版キング・クリムゾン「レッド」もゲットしました！
私にとってKing Crimsonの「太陽と戦慄」「暗黒の世界」「レッド」はバイブルみたいなもんですからね(わかる奴だけわかればいい)。LP版もCD版もありますとも。さらにハイレゾ音源で聴けるとなればゲットするしかありません！

さっそくDVD AUDIOからFoobar2000で24bit,96kHzの音源をFLACにして聴いてみたところ、CD版とは全く音が違う。まず音圧が違う。これはCDの量子化ビットが16bitだから当然と言えば当然。でもイエスの「こわれもの」はそんなに音圧の差を感じなかったな。

それ以外では、ビル・ブラフォードのドラムのシンバルワークがハッキリわかるのとジョン・ウェットンのただでさえ出しゃばってるベースがもうブィンブィン鳴ってるのがわかるくらい違う(笑)。音の厚みも明らかに増している。

ただ、ふと思ったんだが、「これって実はマスタリングの差では？」

私の持ってるCD版「レッド」はCD化されて割とすぐに買ったやつだから、最近の30周年記念とかそういうリマスター版じゃない。だからもともと音質的には大したことなかったのかも？

てか、本当にWALKMAN Zシリーズで24bit,96kHzのFLACファイルが再生できてるのか不思議なわけで。新しいF880シリーズは24bit,192kHzまで再生可になっているけど、Zシリーズは公表値では48kHzまでだったはず。

というわけで、調べてみました。

まず、念のためにWALKMANのフォルダ内のファイルを確認・・・って、MP4になってるよ!?^^;
そっか、Media GOの設定で「再生できないファイル形式は変換して転送する」になっていたから、24bit,96kHzのFLACはMP4に変換されたんだ。再生中の情報を確認すると、AAC形式でビットレート256kbpsになってました。なーんだ。以上終わりorz

では、あんまりなので、往生際悪く変換なしでFLACファイルをWALKMANに放り込んでみました。W.ミュージックを起動してデータベースの更新後、曲を一覧表示するとちゃんと認識してくれました！

でも、再生しようとすると次の曲に行ってしう(汗

つまり再生不可。だからMedia GOで変換されたわけだ。てか、Media GOはファイル形式だけでなくビットレートも確認してるんだな。

それでも諦めずに、今度はAndoroidアプリのPowerampを起動し、曲目一覧から再生すると、なななんと、何事もなかったように再生してくれました！！

つまり、WALKMAN ZシリーズのハードとOSは24bit,96kHzのFLACに対応しているってこと。では、なぜW.ミュージックが対応してないかというと、F880シリーズを買わせるため・・・だけ、ではなく(?)おそらくマシンパワー的に厳しいのだろうと。実際演奏中に他のアプリが何か処理すると、結構演奏が途切れる。

実際、演奏ファイルのビットレートを比較すると以下のとおりとなる。

ファイル形式	ビットレート	備考
普通のMP3	128kbps
Media GOがハイレゾ(24bit,96kHz)から変換したAAC	256kbps
CDロスレスFLAC	914kbps	VBR
CD無圧縮WAV	1411kHz(16bit×2×44.1kHz)	リニアPCM
DVD音声	1536kHz(16bit×2×48kHz)	WALKMAN公表値
ハイレゾ(24bit,96kHz)FLAC	2707kbps	VBR
ハイレゾ(24bit,96kHz)無圧縮	4608kbps(24bit×2×96kHz)

つまりハイレゾFLACはだいたいCDの2倍近いビットレート(VBRというのは可変ビットレート)ということ。WALKMANはDVD音声までは再生可としているので、設計上CDロスレスのFLACは再生できても、ハイレゾのFLACは想定外ってことだろう。

CDロスレスFLAC

ちなみにiPad(前世代？)については、24bit/96kHzの音源を24bit/48kHzに内部変換しているらしいという記事がAV Watchにあった。いいな～。こんな機材使って検証してみたい(笑)

WALKMAN F880シリーズは24bit/192kHz対応を公表してるので、まさか内部変換なんかしてないだろうしね。まぁ、いずれにしても音質ではiPadやiPhoneとWALKMANは歴然とした差があるし(^-^)v

ますます、ゲットするのが楽しみ♪って、冬のボーナスがちゃんと出たらだけど^^;