ジェットコースターで乗客を振り落としながら突っ走っているような。それでも最後までしがみ付いていた乗客は、2度も3度も乗りたくなってしまう(笑)
河森正治総監督の「本当にオセロゲームみたいになるといいな(笑)。頭の中じゃなくて、体の奥の方で、ピタっとターンするかどうか。みんながターンしないかもしれないけど、何人かに一人はターンして欲しいなと思います。」という思いがそのまま詰まったような最終回。
「最後の1手で黒を白に反転して勝つ」みたいなラストにしたいがために、25話にここまで詰め込んだわけだ。
- 最初のシェリルが24話のラストと全然デッサンが違っていてちょっと悲しかったのは私だけ?
- バジュラ空母がクォーターの主砲直撃を受けて大爆発、煽りをくったブレラは頭部の送受信機?がオーバーロードで破壊。なんだ、あれを壊すだけでブレラは正気に戻るのか?(笑)
- ワイルダー艦長の告発と、当然ながらVF-171EXから脱出していたアルト、さらにキャシーに追い詰められてレオンのターン終了。なんとも小物らしい退場の仕方(笑)結局何がしたかったんだレオン?大統領になっても市民が全滅したら意味ないだろ?
- 「あれはランカじゃない。あのまやかしを撃て」とアルト。躊躇わず主砲を打ち込むクォーター。って、バトル・ギャラクシーが直撃食らったら、ランカは宇宙の塵なんですが?(^^;
って、あのホログラム自体がバリアーの役目をしていたのか? - クアドランが大破したクランはミシェル機で出撃!!
マイクローン化はやっ!(マクロスFでは時として大胆な時間の省略をしているので要注意) - SLAVE MODEのVF-25を操るアルトの手がイサムの手。マクロスプラスのオマージュ。
- シェリルが「ノーザン クロス」を歌いながら動く動く。振り付けと演出が素晴らしい。十字を切って髪を振り上げる時にパッと光るシーンは最高!
- ちびクランを加えて全機が勢ぞろいしたスカル小隊の作戦名?は「突撃ラブハート」。さすがはバサラかぶれのオズマ隊長(^ワ^)
- ギャラクシーのGOHST V9に対抗してルカはシモン、ヨハネ、ペテロを自律無制限モード。「マクロスプラス」でマクロス・シティを恐怖の底に陥れたゴーストの直系ってGOHST X9か?しかもシステム名が「ユダ・システム」とは!(笑)
- グレイスの「繋がったわぁ」、「感じるわぁ」はエロ過ぎ。深夜アニメとは言え、これは反則だろ?(笑)
なるほど、永遠の17歳な喜久子様がこの役に指名された理由に納得(爆) - 力尽きて倒れたシェリルにランカが超時空ビンタ(爆)
フォールド通信でコミュニケーションしている精神世界なはずなんだが(笑)
しかもランカがグレイスに取り込まれている間に必死でフロンティアを守ろうとして力尽きたのにこの仕打ちは酷いっ!(爆) - アルト「お前達が俺の翼だ」と堂々の二股宣言(爆)。「お前の翼は何のためにある!」と問うたオズマが聞いていたら絶対殴られるな(笑)
- サービス満点な「娘々サービスメドレー」がスタート。「こんなサービス滅多にしない」どころかTVアニメでここまで怒涛の音楽ラッシュは史上初でしょ?
- ランカ救出の際に隔壁をレーザーで切り取るシーンは「超時空要塞マクロス」の第27話「愛は流れる」で輝と美沙が再会するシーンのオマージュ。
しかし、ピンポイントバリアでバトル・ギャラクシーの腹に風穴開けといて艦内に突入したのに派手に隔壁に穴あけて良く平気だったな(笑)
穴から宇宙空間に吸い出されながら「アルトくん、愛して・・・」と言うランカに「ランカぁぁぁぁあああ!!!」と叫びながら手を伸ばすアルトの絵が脳裏に浮かんだのは内緒だ。 - 「私の彼はパイロット」でランカ救出。バジュラがアイランド1を守るあたりからアルト機がクォーターへ帰還するシーンまで流れる「ダイアモンド クレバス」は秀逸。
オルガンの伴奏からピアノ伴奏、そしてエレクトリックピアノの伴奏へ。曲の流れとMay'nの歌声が本当に美しい。 - 無重力状態の格納庫でアルトと別れるランカの動作がとても可愛い(笑)
- シェリルは流石に「星間飛行」は歌えないらしい(笑)
- 歌姫二人に敬礼して出撃するVF-25は「愛・おぼえていますか」のオマージュ。敬礼するVF-25の指の動きがしなやかで格好イイ!
- バジュラが作った時限断層の穴から突撃しようとしたクォーターとバトル・フロンティアにバトル・ギャラクシーの主砲が炸裂! って、縦に並んで進むなよ(笑)
- ケーニッヒがバトル・ギャラクシーの主砲に強行着陸し、艦橋に主砲を打って破壊。クォーターのマクロス・アタック(「超時空要塞マクロス」の“ダイダロス・アタック”)で主砲を粉砕すると、バトル・フロンティアがバトル・ギャラクシーの胴体にピンポイントバリアの一撃! 爆裂するシーンはなかったけれど、おそらく上下泣き別れか?この突撃シーンのランカとシェリルの顔が凄い真顔になっている!
- アルト機を援護するケーニッヒがバトロイド形態!TVでは初披露!!
- 被弾したミシェル機のクランがアルトにライフルを託す! 21話以降、意外と淡白だったミシェルの後日談はここで一気に盛り上げるためだったのか!!
この展開はジーンとくる。 - バジュラクィーンへ向かうアルトのVF-25機のシーンは動体視力への挑戦?危機一髪の場面でブレラが援護。ダルフィム級の双胴艦の真ん中を突っ切って目標へ到達。2機が背中合わせで機銃一斉掃射、目標ロックオン、ポッドからのロケット一斉発射のシーンが凄い。ブレラのVF-27は脳波操縦だけあって、ロックオンも一瞬。
- 2人の歌姫の衣装が光を発しながら消えてしまったのは、視聴者サービス?(笑)
- メドレーの最後を飾る「アイモ」は坂本真綾(蘭雪)バージョン。幻想的で美しい。
- 地上に降りたフロンティア、そこでブレラが見つけたのは、あの「鳥の人」の一部
- ランカの服が白いワンピースに戻っているのに、シェリルは歌っている時のホログラム衣装のまま。まぁ、最後がチューブトップだと確かに困るが(誰が?)

キャプチャーして見てしまうとちょっと悲しいけれど、CG中心の戦闘シーンのリズムに合わせてこれでもかと動き回ったので、これはこれでアリだろう。
どエスな菅野さんの音楽については何も言うことなし!
「全25話でどんだけ作曲&編曲したんですか!?」と驚くばかり。「娘々サービスメドレー」は「娘トラ☆」がリリースされたらじっくり聴かせてもらいます!
全体としてはストーリー(伏線回収)と映像と音楽のどこに集中したら良いのか迷ってしまう。録画してないと本当に置いてけぼりになったかも?(笑)
それでも、河森さんのインタビューによれば、話を広げ過ぎてこういうラストになったわけではなく、最初から25話をやりたくて色々伏線を張ってきたということだろう。
「愛・おぼえていますか」の第一次星間対戦がたった6分程度で終結して、最初に見た時「え、もう戦闘終わり?」みたいな感じがしたのだが、基本的に戦闘シーンを長々と続けるつもりはないということのようだ。
さて、伏線回収についてはネットの掲示板やブログをあちこち巡回していると、ジェット・コースターから振り落とされた人もかなりいるようなので、自分なりに理解した内容を次のエントリで・・・。