2006年11月30日木曜日

「2大ピアノ協奏曲」のドラマチックな演奏

こんなアンバランスなピアノ協奏曲はない」と書いたツィマーマンのラフマニノフピアノ交響曲第2番、完全にハマりました。魅入られました。惚れ込んでます(爆)

 これ1枚しか聴かなければちょっと危険かも知れないけれど演奏自体は「素晴らしい」の一言に尽きます。

 色々と調べてみると、ツィマーマンはこの曲のテーマを「感情の発露」と解釈したそうで、正にそういう演奏です。

 しかもオケとのバランスは別としてピアノの音が素晴らしい、低音から高音まで見事に響いています。録音技術もさることながら、マイピアノを持ち運び、会場の音響に合わせて調律するという完璧主義者のツィマーマンだからこそここまで鳴っているんだと思います。

 しかも3楽章の終局部分で、“千秋”やアシュケナージも突っ走っているところを一旦タメるなんて心憎いばかりです。まだピアニストとしては若造だったシューマンのピアノ協奏曲収録時に巨匠カラヤンに意見したと言われるツィマーマンですから、マエストロ小澤との綿密な打ち合わせがあったのでしょう。

 それにしても、ここまで情熱的にドラマチックに演奏されたピアノ協奏曲を聴いたことがない・・・ことはない(笑)

 というわけで、CD棚から取り出して聴き直しました。

 キリル・コンドラシン指揮、マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)によるチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番。

 曲はもちろん、ラフマニノフの2番とともに“2大ピアノ協奏曲”といわれる名曲です。
 そして、オケをドラマチックに鳴らす指揮者としては最高ではないかと思うキリル・コンドラシン。
 余談ですが(そのうちブログにちゃんと書くつもりですが)、コンドラシンとACOによるリムスキー=コルサコフの「交響組曲シェヘラザード」はオケの極致ではないかと思える最高にドラマチックで美しい演奏を聴かせてくれます。


 というわけで、ピアノ界の女帝(ぉぃ)アルゲリッチとオケ界の魔術師(というより悪魔)のようなコンドラシンの指揮によるバイエルン交響楽団の演奏、特に3楽章の“暴走”ぶりは凄いです。発売当時は「ピアノから火が出るような演奏」という表現が使われていたように思います。

 火を出しているのはアルゲリッチだけど、焚き付けているのはコンドラシン。オケが煽ってピアノがそれに応えているような異常な雰囲気。尋常ではありません。しかもこれ、ライブ録音ですから!(爆)

 アルゲリッチがまるでピアノに掴みかかるようにそのでかい手を広げてガガガガガーッとオクターブ音の速弾きをしている姿が目に浮かんで来ます(笑)

 最初に聴いた時は終局部分で演奏が破綻してるんじゃないかと思ったんですが、女帝は最後まで弾ききってますね。

 きっと観客はこの世の物とは思えない演奏を目の当たりにしたんでしょう。

 これはこれで、これしか聴いていないと危険な1枚かも知れません。

 コンドラシンは西側へ亡命してわずか3年、ツィマーマンが25歳の時に急逝しています。もしこの2人でピアノ協奏曲が実現していたらどんな演奏が聴けたか、想像しただけで背筋が寒くなります(笑)

【追記】
 チィマーマンのラフマニノフはMP3に圧縮することはお勧めしません。ピアノの響きが明らかにやせ細ってしまいます。

【追記の追記】
 コンドラシン/ツィマーマンはブラームスのピアノ協奏曲で競演した音源があるようですね。どんなんだろう?

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ピアノ協奏曲第1番・第2番

即日完売!?‐「のだめカンタービレ」 ミュージックガイドブック


 昨日発売ということで、帰宅時に都内の比較的大きな本屋2軒に行ってみたんですが・・・ない!(爆)

 そんなに売れているのか!?

 巻末に、雑誌「CLASSIC LIFE」の記事として、ミルヒーと千秋のフォトグラフィーが付いているからではなくて、娘が「弾きたい!楽譜買って!」と言っていた「ラプソディー・イン・ブルー」や、ベト7、ラフマニノフのピアノスコアが付いているので、父親からのクリスマスプレゼントとして買ってあげようかと(笑)

 それに私の場合、ピアノは弾けないけどYAMAHA QY-70で打ち込みはできるもんね!←だったらピアノ譜だけ買えよ。

 うーん、増刷は出るのかな?・・・って思ったら11月30日現在、アマゾンには在庫があるらしい...。

 でも、今月は既にCD2枚買ってるし、次の仕送りまでガス止められる可能性が(なわけない)。

 さぁ、どーする<俺!?(爆)

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のだめカンタービレ ベスト100 (通常盤)

のだめカンタービレLesson7

 ほぼスッピンの上野樹里ちゃん!(o^0^o)

 って、下の写真ぢゃないよ(^^;)

 樹里ちゃんファンは結構このページ見ているんだろうけれど、私は先日その存在に気づきました(笑)

 写真によってはパッと見で上野樹里だとわからない人が結構いるのでは?

 なんだか、とっても普通の女の子です。このまま、街を歩いていてもかなりの人が「上野樹里に似ているね・・・」くらいにしか思わないんじゃないでしょうか?

 何が違うかというと、ほとんどアイラインが入ってない・・・って、他の女優さんが皆きちんとメイクして写っているのに、いったいぜんたいマネージャーは何やっとるんじゃ!?(笑)

 しかも履いているのはスニーカー!

 インタビューに
 楽しいのは、仕事のことを考えている時です。おしゃれは全然しないんです。男っぽいのかもしれません。まだ女性ではなく、少女なんですね。
と答えているとおりのファッションです。

画像 ちなみにこっちは「翼の折れた天使達」の1カット。同一人物には見えません。実際ドラマではのだめとはまったく別のキツイ性格の女の子をまったく違和感なく演じていました。

 というわけで、のだめ迫力の啖呵から始まったLesson7、「翼の折れた天使達」で免疫できていて良かった!(笑)

 以下、ツッコミ

のだめが喋っていた方言について
 ネット上では大川弁と書いてありますが、“大川弁”という方言って本当にあるの?
お遊びじゃなかー! のだめめっちゃ真剣にやっとっとよーっ! メリーさんの、何が悪いとーっ!? のだめめっちゃちゃんと勉強しよっとよーっ!!
 聞いた限りでは普通の筑後方言のように聞こえます。もしかして、「めっちゃ」が「べっちゃ」に聞こえるあたりが特徴?

 私は少年時代福岡市(筑後地方)に住んでいましたが、同じ筑後地方でも北部と南部は方言が違うのかも知れません。教えて筑後南部の方。

 ところで、ネット上で「お前言うな」の意味がわからない人が多いのでちょっとビックリ。画像
 「私の事を気安く『お前』呼ばわりするな!」という意味です。裏返すと「私の事を『お前』と呼んで良いのは千秋先輩だけです!」って言ってると思います。

なぜにショパン「別れの曲」
 のだめが猫背で街を彷徨い、2次会へ行く千秋とすれ違うシーン、なぜにBGMがショパン「別れの曲」。合っているんだけど見事にミスマッチ(笑)
 この曲、今年1月期の大好きだった不人気ドラマ(爆)「神はサイコロを振らない」の最終回で成海璃子演じる15歳の天才ピアニストが、黛ヤス子の家で弾くシーンが印象的でした(吹き替えではなく成海璃子自身が演奏したそうです)。それを、それをこんなシーンで・・・て、あっちも実質大半はコメディだったな(苦笑)

のだめカモフラージュ
 って、木の枝2本手に持ってるだけ(爆)

のだめ思いっきり含み綿(笑)
 裏軒の差し入れで千秋と夕食のシーン、思いっきり含み綿を入れて顔の形が変わっています。で、実はこのシーンの間、のだめは一口も食べ物を口に運んでいません。多分食べられる状態ではなかったんでしょう(爆)

ピンクのモーツアルト♪
 クロキンの一目惚れと峰の告白で、オーボエ協奏曲が「いぶし銀」から「ピンク」に変わるシーン。多分、同じ音源をエフェクターで変換しているような?
 どうもリバーブを多めにかけている気がします。

 実は、第4話のベト7のピアノ独奏や、第6話の2台ピアノのラフマニノフも良く聴くとエフェクターがかかっていて、残響が電子的な響きになっています。

のだめを諭す千秋の目が真っ赤
 のだめが先生に向いてないと言う千秋の目が真っ赤です。単に寝不足で目が真っ赤なら撮影前に目薬で充血をとるでしょうから、演出なんでしょうね。
 本当は「のだめは演奏家に向いている」と言いたいんだろうけれど、のだめが素直に聞き入れるとは思えないので、敢えてのだめの希望する進路を閉ざすような言い方をしたんでしょうか?

 そして、ここへ来て千秋ののだめに対する想いが変化していますね。

 最初の頃はテクは認めていても(モーツアルトの2台ピアノで身震いを感じても)疎ましがっていたのに、今は何とかして演奏家にしようと真剣に考えています。一人で帰る千秋の回想シーンで、のだめのベト7独奏が出てくることから、千秋の指揮者としての転機にもなったこの演奏に千秋が大きな影響を受けたことがわかります。

おなら体操
 うちの娘は小学校のとき、バーナムピアノテクニックでピアノレッスンを受けていました。
 イラストに爆笑!

エコロジー症候群
 なんじゃそりゃ?(爆)
 さらっと言ってのける樹里ちゃんが最高!

みんなバラバラ
 演奏前の不協和音でブラ1の初音合わせがバラバラ・・・でもない(笑)
 というか、ティンパニにエフェクトかければバラバラ感を出しやすいのはわかるが、これでは一番音を乱しているのが千秋様を愛する真澄ちゃんってことになるんですが(爆)

 そしてブラ1は今回は重厚な出だしの部分のみ。「のだめオーケストラライブ」には第4楽章の方が長く収録されているので、来週は第4楽章をたっぷり聴かせてくれるのかな?

 ・・・それはそうと、「ホールレモンのはちみつ漬け」を手にしっかり練習を見学するのだめ、いつのまにR☆Sマスコットガールになったんだ?(爆)


 最後の千秋がパニックになる「水筒の階段落ち」シーン、それまでおもちゃを使ったギャグだった飛行機事故を急にリアルになって迫力がありました。

 残り4話、飛行機事故による千秋のトラウマに、今回のだめのトラウマも発覚(?)物語がどう展開するのか楽しみです!
虹の女神 Rainbow Song Navigation

プログレッシブロック アルバムコレクション

 少年時代に大好きだった、プログレッシブロック3大グループの代表的なアルバムを集めてみました。

 この3大グループでどれが一番好きかというと、私の場合はキング・クリムゾンです。
 特に、「太陽と戦慄」を聴いた時は本当に戦慄が走りました!このアルバムは今聞いてもかなりの迫力と緊張感があります。

 ちなみに、「太陽と戦慄」の原題は「Larks’Tongues in Aspic」、直訳すると「毒蛇の中の雲雀舌」や「雲雀舌のゼリー寄せ」という非常に意味深で、このグループに相応しいタイトルです。

 ところで、映画「エマニエル夫人」(リメイクではない方)のBGMはこのアルバムの収録曲「太陽と戦慄パート2」をアレンジしたものです。作曲のヒントはストラヴィンスキー作曲の「春の祭典」だったという噂も。

 ピンクフロイドについては、ここで紹介していない「あなたがここにいて欲しい」や「エコーズ」なども好き。ちなみにギターのデイブ・ギルモアはギタリストとしては地味な存在ながら、ボトルネックの使い手としてはデュアン・オールマンに次ぐ名手だと思います。

 イエスは上でコメントしている通り、「イエス・ソングス」に収録されている「ユアズ・イズ・ノー・ディスグレイス」でのスティーブ・ハウのギターが圧巻です。そして、クラシック出身のメンバーがいるので、ライブの冒頭がストラヴィンスキーの火の鳥で始まったり、リック・ウェイクマンがブラームスの交響曲第4番3楽章(抜粋)を演奏したりするところも面白いところです。

2006年11月28日火曜日

ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番

 どうしても全曲通して聴きたくなったので、買ってしまいました。しかも2タイトル。

 まず、購入したのは、こちら。
 アシュケナージ版を買った理由は単純。ラフマニノフのピアノ協奏曲が全曲入った2枚組みでお得だったから(笑)

 アシュケナージって、個人的にはパスして来たピアニスト&指揮者なんだけど、ラフマニノフと言えばデファクトスタンダードはアシュケナージというイメージがあるので、まぁ安心して聴けるかと...。

 それが週末の土曜日に届いたので早速聴いて見ました。

 ・・・orz

 いや、悪くはない・・・が、彼は指が短かった。第1楽章の出だしが分散和音だ。しかも、そのためなのかと勘繰りたくなるほど、大人しく通り過ぎて行く。
 録音もなんだかくぐもっているような感じ。録音が良いことでは定評があるロンドン(DECCA)レーベルらしくない。

 ただ、それが逆に幸いしてか、第2楽章は実に哀愁たっぷりに聴かせてくれる。そういう意味で悪くない。まだ聴いていないけれど、名演の評判が高い第3番に期待するとしよう。

 というわけで、どうもアシュケナージ版の第2番では満足できなかったので、もう1枚買ってしまいました。それはこちら
 ツィマーマンのピアノコンチェルトは若い時代にカラヤンと共演したシューマン/グリークのピアノ協奏曲を持っていて、これが実にドラマチックで素晴らしい演奏なので「今度こそ」と期待して買いました。もし、このCDが2番と3番のカップリングだったら、迷わずこっちを買ったんだけどね(笑)


 ただ、オーケストラが小沢征爾指揮ボストン交響楽団なので、ちょっと音が薄いんではという懸念はありました。

 誤解のないように書いておくと、私はボストン交響楽団はボストンポップス(演奏会のシーズンオフにソリストが抜けた時の名称)も含めてCDは沢山持っているし、ライブも聴きに行った好きな楽団ですが、厚い音を響かせる楽団というイメージではないのでこういう演奏にはあまり会わないかなと思ったのです。

 いま、それを聴きながらこれ書いてます。

 ・・・って、全然別の曲じゃないの、これ?(爆)

 いや、曲が違うはずはないが、アレンジが違うんじゃないかと思えるくらい別の演奏に聴こえる。
 音のバランスが完全にピアノ主体になっていて、オーケストラは脇役に徹しているという感じ。ピアノの低音が重く響き、高音はあたかも耳に突き刺さるかのよう。そういう意味では音に厚みが足りないボストン響はベストマッチかも知れません。

 結果的に前述のシューマン/グリークのピアノ協奏曲同様に、ツィマーマンが鍵盤をたたく1音1音がはっきりと聞こえて来るので、これならのだめがCD聴いてそのまま弾けそうな感じですね(笑)

 この演奏、1楽章と2楽章はアシュケナージ版より演奏時間が長いです。特に1楽章は40秒以上長い(さらにラフマニノフ自身の演奏より2分も長い)。ただし、テンポが遅いとは感じられません。2楽章に限って言えばイメージ的にはアシュケナージ版の方が歌っている感じさえします。はっきり違うのは、ツィマーマンが随所でタメを作りながら弾いていること。

 この演奏はドラマチック差、テクニックともに「のだめカンタビーレ」での“千秋の演奏”を軽く凌駕しています(って、比べてはツィマーマンに失礼かも?)。

 でも、このラフマニノフのピアノ協奏曲第2番で、このCDだけを聴くというのはちょっと危険かも?
 ある意味こんなアンバランスなピアノ協奏曲はないでしょうからね。
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2006年11月24日金曜日

ピンキーお散歩中

画像


 お散歩の折り返し点で携帯で撮ったショットです。場所は自宅から歩いて1時間ほどの場所にある利根川河川敷の自転車道。

 航空写真だと地肌が見えてますが、芝生やクローバーが一面に敷き詰められた休憩施設になっています。途中、野鳥観察(コゲラやエナガ、メジロなどが見られます)などもできるお散歩にはうってつけの良い場所です。

 で、なかなかじっとしてくれないピンキーを正面から撮ろうと、クッキーを投げ与えながら撮影したら、こんな写真になりました{%warai_a%}

 カワイイっしょ(犬バカ!?)

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フォトスタンプ ミニチュア・ピンシャー

2006年11月23日木曜日

絶壁犬救出は動物愛護なのか?

斜面の孤立犬を無事救出、住民ら安堵 徳島
 良かったねぇ。で、なんで助けたの?

イノシシ走り回り4人けが 前橋市、4時間後に捕獲
 良かったねぇ。で、なんで殺したの?

 前者の子犬、クルトンパパさんが書いていることに同感。テレビ中継したうえに税金使ってまで野良犬を救出する必要があったんですかね?

 こちらのサイトを見てください。平成11年度のデータではありますが、1年間で60万匹もの犬猫が殺処分されているのです。しかも犬の7~8割はもともと飼われていた犬です。

 この殺処分、読むとかなりの動物虐待ぶり(安楽死ではない!)ですが、ここに書かれているとおり、非難すべきは保健所ではなく、飼い主です!

 私はSNSでミニチュア・ピンシャーのサークルに入ってますが、「保健所で見かけたので、誰か里親になってください」というメッセージがしょっちゅうUPされています。
 小型犬としては非常に行動範囲が広い上に、躾をきちんとしないと性格的に手に負えなくかなる犬ということもありますが、血統書付きで買えばそれなりの値段がする犬ですよ。

 逃げ出して遊び回っているうちに捕獲されたのもいるでしょうが、飼い主が手に負えなくて放したのもいるようです。

 絶壁犬、40件ほどの里親希望があるそうですが、野良犬を飼うだけの余裕があるなら、保健所行って死を待つ犬の1匹でも引き取って欲しいものです。

 で、後者。なんとモロに我が家の町内会だったりする(爆)。朝の出勤時に出くわさなくて良かった。

 それは置いといて、あっさり薬殺なんですね。イノシシを飼育しているような団体に連絡取ったりしたんでしょうか?

 前者はなぜ助けたかと聞けばきっと「動物愛護の精神でなんたらかたら」って言いそうだけど、「ではイノシシは動物ではないのか?」と聞きたくなります。

 すぐに殺処分にしたのはイノシシが害獣だから?犬だって野良犬ではなく“野犬”って書けば立派に害獣ですよね。野犬による被害だって結構ありますよね。

 別に後者の処置自体を非難するつもりはありません。ウチは我が家の犬と猫と鶏とインコと熱帯魚の世話で精一杯ですから(笑)

 動物虐待が横行している現実を見ずに話題性だけで野良犬1匹に大騒ぎする「動物愛護精神」の偽善ぶりにちょっとムカついただけです(笑)
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犬解剖物語―動物愛護協会との戦い

2006年11月22日水曜日

のだめカンタービレLesson5/6

 うーむ、無性にラフマニノフのピアノ協奏曲第2番が聴きたくなってしまった・・・。

 それにしても、この2話はのだめ@上野樹里ちゃんの演技が凄い!

 樹里ちゃんは、「てるてる家族」の頃から結構注目していて、出演番組を見つけると結構見ているんですが、度肝を抜かれた「翼の折れた天使たち」は別としても(でも、あれも違和感なかった)、今回はいつも以上に役にハマって作りこんでいる気がします。

 5話で千秋の演奏を聴くシーンでは微妙な表情で切なさや不安を表現していましたし、6話で千秋の伴奏でラフマニノフを弾くシーンは弾く前の“切れた”無表情から弾き終わった後の満ち足りた表情に「こんな顔ができるんだ」って驚きました。

・・・その後はお馬鹿のオンパレードでしたが(笑)

 個人的には「てるてる家族」で見せていたちょっとアゴをあげて「ニッ」と笑ている時の雰囲気が素に近いのかなと思うんですが、実際どうなんでしょう?

 現在だとjoy-pcのムービーブログの雰囲気?
 ちなみにこの動画の玉木宏、娘に見せたら「本当に千秋と同一人物なの?」ってビックリしていました!(爆)

 さて、5話と6話はラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を中心にストーリーが展開しました。Lesson4の時に「まだ4話なのにここまで盛り上げていいんかい?」と思ったけれど、5話はさらに盛り上げてくれました。ところが盛り上がり度では6話は前2話に比べるとかなり下降気味。

 三日三晩ろくに食事も摂らずに蝿の巣と化しながら(爆)ピアノ練習に没頭したのだめがどんなピアノを弾くのかと期待したんだけど・・・無茶苦茶!!うーむ、感動とは程遠い(汗)

 って、ほぼ原作通りのイメージみたいですね。

 練習しているシーンからして「おいおい、速過ぎだよ」って思ってましたが。だいたい導入部の「ロシア正教の鐘」が本来は「ゴ~ン、ゴ~ン、ゴ~ン」となるところが「ギンゴンガンゴン!!」って雰囲気になってますから(爆)

 あの速度で通しで弾いたらそりゃ凄いでしょうよ。って、これ本当に普通にピアニストが弾いたんでしょうか?もしかして、デジタル処理で早回ししていたりして(笑)

 しかもその速さで千秋が「音が多い!」って(驚)
 現実にそういう人がいたら、ジャズピアニストの方が向いているかも?

 その超絶技巧ぶりにたくさんの野次馬(笑)が集まるし、唖然としたエリート専門の“ハリセン”江藤がのだめの担任になる決意するし、さらに、ストーリーはSオケ解散からR☆Sオケ結成へということで、後半へ向けての転機の回となっているようです。

 7話以降、今の流れで行くと、R☆Sオケの成功~千秋とのだめがヨーロッパへ旅立つところまで話が進むのかなという感じですが、そうなると当然ブラームス作「交響曲1番」が演奏されるわけです\(^o^)/

 個人的には好きな交響曲ナンバー1!どんな風に盛り上げてくれるか、今から楽しみです!

 ところで、5話と6話で演奏されたガーシュイン作「ラプソディ・イン・ブルー」とラフマニノフ作「ピアノ協奏曲第2番」、実は前者は大半がピアノ独奏の“ピアノ協奏曲”で後者は第一楽章でピアノ独奏がほとんどない“室内楽曲”だったりするのが面白いです。

 その「ラプソディ・イン・ブルー」をピアノなしでしかも「ピアニカ」を使って演奏すると聞いて、だいたいオーケストラにピアニカは無理だろうと思っていたんですが、ミキサーさんの努力の成果か(?)ちゃんとバランスが取れていました。

 しかもピアノ部分をほとんどカットしながらちゃんと演奏になってましたね(ピアニカが弾いたのは主としてクラリネットのパート)。

 普通に考えれば「のだめにピアノ弾かせろよ」って思うんだけど、原作者の着想を映像で再現しようというスタッフの意気込みが感じられました。

 あ、今回蝿がたかっているのだめにも(爆)

 Wikipediaに昨年放送されたTBSの「花より男子」が実は「のだめカンタービレ」の予定で、主題曲をクラシックにしたい原作者とJ-POP(多分ジャニーズね)にしたいTBSとの意見の相違で製作が見送りになったというエピソードが載っているけれど、ジャニタレをキャスティングして安易に盛り上げようなんて考えていたTBSだったらここまでこだわらなかったんじゃないかと思えます。

 フジテレビ、ナイスです!

P.S.最後に6話にツッコミ!
 千秋と地上の星の関係について、ちーずさんのブログでのおりくさんのコメントに納得!
 ・・・でも回転寿司で「白鳥の湖」は安直過ぎないか?(爆)
 それから12月に永岡真美の新しい写真集は本当に出版されるのだろうか?

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honey mammy永岡真美[DVD]

2006年11月21日火曜日

赤城山はもう冬でした

11月12日(日)に南郷温泉「しゃくなげの湯」へ行った帰り、赤城山上の道路を通った際の写真です。
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 北側斜面の標高1000m付近の様子を運転席から撮影。見づらいですが、ダッシュボードの液晶温度計は-1度を表示しています。写真からはよくわかりませんが、粉雪が舞っています。

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 大沼付近の景色、こちらは南斜面側。夕焼けに映えてとても綺麗でした。ちなみに気温は-2度。
 麓はやっと紅葉半ばでしたが、山頂付近は完全に冬景色でした。

 チェーンをもっていなかったので、途中でちょっと不安になったけれど、VSAが効いていたのか、スリップすることもなく、無事走破しました。

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【pdaXrom】無謀にも

画像

 Cygwin/Xを使ってXGAサイズでXサーバーを起動してpdaXromにアクセスし、XMMS、マウスパッド、Firefoxを起動して、スナップショットを取ってみました。

・・・やっぱり無謀だったようで、この後ザウルスが反応しなくなりリセットを余儀なくされました(爆)

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Linuxザウルスをカスタマイズして使う本―SLC3000

2006年11月18日土曜日

【pdaXrom】Cygwin-XからpdaXromにアクセス

 母艦からGUIでpdaXromを操作するのにvncserverを使う方が多いようですが、vncはレスポンスが遅くて使いづらいので、私の場合Cygwin-Xで操作しています。

 Cygwin-Xだと、レスポンスがザウルス単体で使う場合とほとんど変わりないし、ザウルス本体と別画面になるので便利です。特にXfce4の場合はXGAで操作することも可能です・・・メモリがかなり苦しいですが(苦笑)

 これを使うと、もうvncはまだるっこしくて使えません(笑)

 ただし、通常のログインだと、
1.Cygwin-Xを起動する
2.CygwinのシェルからCygwin-X上でxtermを起動して、"xhost +"と打ち込んでXサーバーへのリモートアクセスを可能にする。
3.sshでザウルスにログインする
4.ザウルス上で環境変数DISPLAYを設定して、Xfce4を起動する
という少々面倒な操作が必要です。

 そこで、バッチファイルを作成して、ワンクリックで1~4まで処理できるようにしてみました。

1.Cygwin-Xをインストールする
 私はKNOPPIXを常用しているので、CDに付属のCygwin-Xを利用しました。もちろん、Cygwinのサイトからダウンロードしても使えます。
 Xサーバー用にしかCygwin-Xを使わないなら、Defaultの設定+X11だけで十分です。

2.sshでザウルスにパスワードなしでログインできるようにする。
 こちらのDSAによる認証方法を読んでください(手抜きですみません)

 sshでログイン時にとても便利です。

3.sshでログインと同時にXクライアントを起動する
 sshでザウルスにログインしたら、Xクライアントの起動スクリプトを作成します。
 作成方法は簡単!
# cp ~/.xinitrc xclient.sh
みたいにしてシェルプログラムを作成します。そして、エディタで開いて先頭部分に、
export DISPLAY=(母艦のIPアドレス):0.0
というようにXサーバーのIPと画面IDを設定します。
 ちなみに、私の場合、IPは192.168.0.1がADSLのゲートウェイアドレスとして使われているので、母艦のIPを172.16.0.1にしています。画面0はcolinuxからKnoppix等を起動する時に使うので、画面1を設定しています。というわけで、
export DISPLAY=172.16.0.1:1.0
にしています。

 なお、このスクリプトが正常に動作するか確認したかったら、Cygwinのシェルを起動して、
$ export DISPLAY=172.16.0.1:1.0
$ XWin :1 -screen 0 640x480
(画面0だったら XWin :0 -screen 0 640x480 です)
$ xterm
Xサーバー上でxtermが起動するので、そのコンソール上で、
$ xhost +
と入力。
再び、Cygwinのシェルで、
$ ssh root@(ザウルスのIP) /home/root/xclient.sh
と入力して、ウィンドウマネージャが起動すれば成功です。

4.Xサーバー起動バッチを作成する
 これもKINOPPIXの起動バッチを参考にしました。
@echo off
REM ↓使う画面IDで変更してください
SET DISPLAY=127.0.0.1:1.0

SET CYGWIN_ROOT=\cygwin
SET RUN=%CYGWIN_ROOT%\bin\run -p /usr/X11R6/bin
SET PATH=.;%CYGWIN_ROOT%\bin;%CYGWIN_ROOT%\usr\X11R6\bin;%PATH%
SET XAPPLRESDIR=/usr/X11R6/lib/X11/app-defaults
SET XCMSDB=/usr/X11R6/lib/X11/Xcms.txt
SET XKEYSYMDB=/usr/X11R6/lib/X11/XKeysymDB
SET XNLSPATH=/usr/X11R6/lib/X11/locale

if not exist %CYGWIN_ROOT%\tmp\.X11-unix\X0 goto CLEANUP-FINISH
attrib -s %CYGWIN_ROOT%\tmp\.X11-unix\X0
del %CYGWIN_ROOT%\tmp\.X11-unix\X0

if exist %CYGWIN_ROOT%\tmp\.X11-unix rmdir %CYGWIN_ROOT%\tmp\.X11-unix

if "%OS%" == "Windows_NT" goto OS_NT

echo startxwin.bat - Starting on Windows 95/98/Me

goto STARTUP


echo startxwin.bat - Starting on Windows NT/2000/XP/2003


%RUN% XWin :1 -screen 0 640x480 -clipboard -silent-dup-error
run xhost.exe +
run /usr/bin/ssh root@(ザウルスのIP) /home/root/xclient.sh
 なんで%RUN%だったりrunだったりするのか、よくわからないので修正していません(笑)
 この内容をpdaxrom.batのようなファイル名で保存し、母艦のメニューなりデスクトップなりにショートカットを作成すれば、後はワンクリックでCygwin-X+pdaXrom環境が起動します。

 ちなみに、xhost +で母艦のXサーバーアクセスを許可しているのは、ザウルスと母艦をクロスケーブルで直接接続しているからで、本来は+に続けてアクセスを許可するリモートホストのIP(つまりザウルスのIP)を入力する必要があります。

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Linux Zaurus SL‐C3000 Super Guide

【pdaXrom】1.1.0r121へ移行しました

 1.1.0r121へ移行する最大の障害だった、「日本語入力ができない」という問題が解決したので、1.1beta1から1.1.0r121へ移行しました。

 uimが正常に動作しなかった原因はこちら様のブログを読んでいてわかりました。ja_JP.UTF-8のロケールが生成されていなかったためなんですね。

画像

というわけで、r121でかなり幸せな環境になりました!

 1.1.0r121へ移行して良かったことは、
  •  beta1はサスペンドからの復帰でかなりの確立でハングアップしていましたが、r121はほぼ確実にサスペンドから復帰できます。
  •  SDカード(またはCFカード)にSWAP用のパーテーションを作成しておくと、自動的に認識してSWAP領域にしてくれます。
  •  beta1では起動途中でストールすることが多かったfirefoxがほぼ確実に起動できます。・・・ただし、固まる場合が多いorz
  • また、beta1ではほとんど使いものにならなかったminimoが一応動作しています。

 逆にちょっと困っている点は、
  • xbindkeysを起動すると、文字が入力できなくなる(T_T)
  • matchboxだとAC/バッテリに応じてバックライトの明るさが自動的に変更されるが、Xfce4では変更されない
    →lightnpower.pyを一度実行すると変更される
  • XMMSで日本語表示ができない
    →UTF-8に対応していないような?


利用している主なアプリ
デスクトップ:Xfce4(kenyaさん)
 テーマはMAC風のテーマにしてみました!
Webブラウザ:Konq-e(kenyaさん)
 プロキシの設定が出来ると嬉しいんですが(^^;
PPP接続:bitWarp快適化モジュール(とりあたまさん)
 pcmcia-csを導入するとLANカードの動作がおかしくなるので困ってましたが、
#ln -sf pccardctl cardctl
とするだけで使えることがわかりました。
赤外線送受信:eircp(Puglyさん)
 携帯の画像受信に重宝しています。

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2006年11月10日金曜日

のだめカンタービレLesson4

 というわけで、クライバーとベートーヴェンの交響曲第7番の感動を再び鮮やかに思い出させてくれた「のだめカンタービレ」第4話。

 うーむ、「4話にしてここまで盛り上げていいんかい?」というくらい盛り上がってましたね!

 上野樹里ちゃん、SWING GIRLでジャズの楽しさを伝えた次はクラシック。音楽の伝道師になってますね(^^)。
 ギャグはSWING GIRL以上にハチャメチャですが(笑)。おそらくは月9史上最低のヒロインでしょう(爆)

 のだめは娘の中学校でもとても評判になっていて、3話が終わった後4話が待ち遠しくて仕方がなかったようです。当然火曜日は「のだめ」の話題で持ちきりだとか。

 さて、第4話のストーリーについては、例によって「どらま・のーと」でちーずさんがとても詳しく記述されているので、そちらに譲るとして…と言っても1点だけ異論がありますが…今回演奏された2つのベートーヴェンの交響曲第7番について。

 ひとつめはのだめが演奏するピアノソロ、これがとても新鮮でした。原作を読んでいないのでわからないのですが、原作者か脚本家のクラシックへの愛が感じられます。千秋が指揮の方針を転換するのに本当に相応しいシーンですね。

 で、ちーずさんのブログに異論と書いたのはココです。
「だって毎日演奏聞いてましたから。
 これいい曲ですよね!」間違えながらも楽しそうに弾くのだめ。
「でたらめじゃねーか。」
「♪い・か・ず・ち~。
どきゅん。
落雷、大雨、
泥棒、泥棒、泥棒、泥棒~♪」
これ、「間違え」てないんですよ(笑)・・・ってか、間違うはずがない。
 実際に、ベートーヴェンの交響曲は作曲家にしてピアニストだったリストがピアノ譜にしていますが、これがそれなのか、あるいは番組スタッフがアレンジしたのかはわかりません(のだめは譜面が読めない超絶技巧ピアニストですから、そういう意味でピアノ演奏は超絶技巧ピアニストだったリストのピアノ譜を使っているかも知れません)。

 ただ、ドラマではのだめがSオケの練習で聴いた7番の音を勝手に拾って鍵盤を叩いているという設定なので、間違っているはずがないのです。

 千秋が「でたらめじゃねーか」と言ったのは、のだめが歌った曲の解釈。解釈は無茶苦茶でも、そこから出てくる音が圧倒的に凄い。それまで、作曲家の意図は絶対と言っていた千秋が演奏家の個性に気づいたとても良いシーンでした。

 「でたらめ」と言えば、第2話でベートーヴェンのヴァイオリンソナタ第5番「春」を「光る青春の喜びと稲妻」というでたらめな解釈で演奏しようとした峰を“本来の”「お花畑」の世界に引き戻して追試に合格させたのが、千秋。指揮で煮詰まった千秋をでたらめな即興演奏で救ったのがのだめ。お互いに良いところが影響し合ってますね。

 余談ですが、実際に演奏中に歌うことで有名だったのは変人奇人にして孤高の天才ピアニスト、グレン・グールド。歌うと言っても歌詞が付くわけではなく鼻歌でしたが、現在みたいにデジタルで肉声とピアノ音を分離できなかった当時はレコーディングスタッフ泣かせだったそうです。

 そして、もうひとつの定期演奏会でのSオケデビュー演奏。実はこれ、感動的ながらもツッコミどころ満載。

 落ちこぼれ集団というのを意図してか、微妙に音が外れてましたね。多分、実際の演奏者も臨場感を大事にしてライブ風に収録したんでしょう。

 そして、あのジミヘンみたいな(つーか、峰はよくジミヘン知ってるよな!)ポーズ。音だけで伝わらないオケの楽しさを巧く絵として伝えているけれど、実際やるとなると辛いんでは?(笑)
 全曲で40分近くある楽曲の第1楽章4分半くらいの部分でやっているので、あそこでやったら色んな意味で最後まで持たないだろうよ(笑)

 でも、カッコよかった(爆)。のだめが感激して涙するシーンを効果的に入れて盛り上げてくれました。

 ラストでもジミヘンやってましたが、第4楽章の終盤はボウイングが激しいので、あんな上向きで弾いている余裕はないような?

 ちなみに、千秋が「これで正当な評価は消えたな。でも」と言ってから「楽しい」というまで、実に30分以上時間が経過しています(笑)。千秋はどういう思考回路してるんだ?(爆)

 第2楽章の「不滅のアレグレット」を飛ばしたのはちょっと残念。それと音的にはテレビドラマの悲しさで、かなりダイナミックレンジを狭めて平板になってしまったのがとても残念。

 きちんと音を聴かせるという意味で映画化もありかなと思います。

 ところで、演奏終了後の「ブラボー!」、これもドラマでは意図してだと思いますが、国内の演奏会では拍手が起こる前に「ブラボー!」と叫ばれるのはほとんど聴いたことがありません。普通は拍手が始まって、その音が大きくなるとあちこちから「ブラボー!」が聞こえ出します。

 だいたい日本人はお行儀が良いのと、おそらくは演奏が良かったと思ってもわれ先に褒め称えるという勇気がないんでしょうね。周りがシラケていたら恥ずかしいって気持ちがあるんでしょう。

 ところが海外から著名なオケが来ると一転。曲が終わるや否や「ブラボー!」の連呼と拍手の嵐。一度なんて、ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界から」で、曲が終わる前に拍手した馬鹿がいました。しかもNHKの生中継中。ちゃんと曲のエンディングくらい覚えとけよ。ったく(苦笑)

 今回のように静寂の中で「ブラボー!」の叫びと共に拍手喝采になったら本当に感動的でだと思います!

 さてさて、第3話ではシュトレーゼマンの指揮でタイトルロールに繋がったし、ピアノ独奏に演奏会と前半大活躍だったベートーヴェンの交響曲第7番もこれでお役御免かな?
 後半はエンディングで使われているラプソディ・イン・ブルーかと思ったら、もう来週やりそうですね。

 後半はどんな曲でドラマを作るのか、楽しみです。

 曲としてはベートーヴェンの交響曲第7番より好きなブラームスの交響曲第1番も演奏して欲しいな♪(原作では演奏しているらしい)。

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ブラームス:交響曲第1番~のだめカンタービレ

ベートーヴェン交響曲第7番の想い出

 今週、「のだめカンタービレ」第4話を観ていて、20年前の記憶が鮮やかに甦って来ました。「甦った」と言っても決して忘れることはない記憶。

 それにしても、もう20年も経っていたとは...。


 1986年の早春、都内である有名指揮者の来日公演があるという情報をキャッチした私は、「チケットぴあ」で予約開始時間丁度に電話をかけ、何度がの話中の後に予約を“成功”させました。

 取れた座席は中央から少し左よりの前から5列目!

 その有名指揮者の名前は“カルロス・クライバー”。バイエルン国立歌管弦楽団を引き連れ、1974年、1981年に続く3度目の来日公演でした。
 カルロス・クライバーに関する詳しい情報はWikipediaを参照

 予約した公演日は、5月19日、場所は昭和女子大人見記念講堂。主要演奏曲目はベートーヴェンの交響曲第4番と第7番。

 当時のクライバー人気は日本でも凄いものがありました。そのクライバーが来日するというだけで、クラシックファンは興奮するのに、プログラムがベートーヴェンの4番と7番と聞けばもう大騒ぎ。なぜならこの演目は、1982年5月3日にクライバーがバイエルン国立管弦楽団を率いて行い、その名演が既に伝説化されていた“カール・ベーム追悼コンサート”と同じ演奏曲目なのです(なぜ「伝説化」されていたかは後述)!

 という訳で、前から5列目が取れたのは超ラッキー!「クラシックで音を聴くなら後方の席」という話もあるけれど、人見記念講堂は首都圏でも有数の音響が良いホールだから問題なし。しかもクライバーを間近で見られる!!

 待ちに待った公演日。会場に着くとNHKがスタンバイ。多分FMで生中継したんじゃなかったかな?会場に入るといきなりインタビューまで受けてしまった。突然で洒落た言葉を思いつかなかったので、多分放送されてはないだろう(苦笑)。

 そして、マエストロが登場。それからの約2時間、それは正に夢のようなひと時。特に交響曲7番は圧巻!!

 うーん、言葉で表現しようかと思ったけれど、出来ないや(笑)

 あえて書くとすればWikipediaに記述されている
バレエを連想させるような独特の流麗優美な指揮姿で、観客を(そしてオーケストラの楽員や同僚の音楽家までも)魅了してやまなかった。その指揮から溢れ出る音楽は、めくるめくスピード感、快刀乱麻のごときリズム感、色彩の鮮やかさ、詩情の美しさで群を抜いており、世間からしばしば「天才指揮者」と称せられた。
記述そのまま!

 クラシックでここまで観客を熱狂させるのかというくらい素晴らしい演奏。「のだめカンタービレ」第4話で、ロックなポーズを取るヴァイオリンに千秋が「音で表現しろ!」って怒鳴っていたけれど、正に音で完璧に表現していました。実際にはボウイングで楽員は激しく動いているし、ついでに観客もみんな一緒に動いてましたが(笑)

 演奏中、マエストロの横顔を観ることが出来たんですが、氏は微笑みさえ浮かべながら、実に楽しそうに指揮していました。

 独身貴族?だった20代の頃は、贅沢して著名指揮者とオーケストラの来日公演に何度か行きましたが、やはりその中でもクライバーの公演は最高でした。

 だから、私の中ではベートーヴェンの7番と言えばクライバーしか考えられません。
 ・・・と書いていたら、フジTVのウェブサイトで「のだめカンタービレ」の楽曲解説をされている山口眞子さんも同意見ですね。

 ところで、このクライバーとバイエルン国立管弦楽団による7番はこれまでCD化されていませんでした。クライバー指揮の7番はウィーンフィルとのスタジオ録音があるだけ。もちろん、こちらはこちらで30年経った今でも「最高の7番」と言われる名録音ですが。

 ベーム追悼コンサートでの4番はすぐにCD化されて発売されたのに、来日公演と同じく4番以上に観客を熱狂させたに違いない7番はなぜかこれまでCD化されませんでした。

 それが没後2年経った今年になって発売されたのです。おそらくは氏の許諾が最後まで得られなかったのでしょうが、ファンとしては聴くしかありません。

 別にクライバーのファンでなくても「のだめ」で7番を聴いて気になった人は聴いてみる価値がありますよ。現実に指揮者によってクラシックはこんなにも熱狂的になるんだという見本です!

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ベートーヴェン:交響曲第7番.

2006年11月1日水曜日

【pdaXrom】Cygwin/Xでアクセス!

 pdaXromにCygwin/Xからアクセスしてみました。それまではX11Vncを使用していたのですが、カーソルの動きが非常に遅いので、Xサーバーを使用した方が早いのではと思い、試してみました。

1. 母艦にCygwin/Xをインストールする

 Cygwin/Xのインストール自体はこちらなどに詳しい説明がありますので、参考にしてみてください。
 とても簡単にインストールできます。

2. Cygwin/Xを起動する

 Cygwinを起動したら、
#export DISPLAY="127.0.0.1:0.0"
# XWin -screen 0 800x600 &
等としてXウィンドウを起動します。
 800x600の部分は640x480や1024x768などとしてもOKです。

3. pdaXromからの接続を許可する

 Xウィンドウが起動したら
# xterm &
としてターミナルを開き、ターミナル上で
# xhost +
等として、pdaXromからのアクセスを許可します。
※当然ながらZaurusと母艦はネットワークで接続されている必要があります(付属のUSBケーブルでの接続も可)

4. XFceの起動

 全て母艦から操作する場合は、ここでsshでZaurusにアクセスします(この後のコマンドはZaurusで直接入力もOK)。ログインしたら
# export DISPLAY="(母艦のアドレス):0.0"
# startxfce4

とすればXFceが起動します。

4. 日本語入力は?

 Cygwin/Xから母艦の漢字キーで簡単に漢字入力モードにできます。firefoxの操作だと、ファンクションキーもそのまま使えます。

 この文章もCygwin/Xで入力しました!
 思ったとおり、X11Vncより反応がずっと速くストレスなく操作ができます。

画像
※画像は母艦で貼り付けました

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