
ヒューザー、18自治体を提訴「耐震偽装を見逃した」
訴状などによると、ヒューザーは26件のマンション(未着工物件を含む)について、「18自治体は、建築確認や完了検査で、構造計算書の改ざんを見逃した」と主張。民間の指定確認検査機関が建築確認を行った物件についても、最高裁判例により、自治体が責任を負うとしている。最高裁判例ですか。よっぽど優秀な弁護士が付いたんでしょうね。訴訟費用も高く付きそうです。まぁ、そういう点については既にクルトンパパさんが書かれているので、別の視点から。
まず、訴訟で勝訴するにはヒューザーが「善意の第三者」でなければなりません。法律用語で言う「善意」というのは「事実関係を知らない」という意味です。
さらに、おそらくは「善意の第三者」であっても過失責任があってはならないはずです。つまり、たとえ事実関係を知らなかったとしても業務を遂行する上で必要な注意を怠っていてはダメです。
この訴訟については、
ヒューザーの自治体提訴…国交相「はき違えでは」
と言うことで、国交相側も「損害賠償を請求する」として、ヒューザーを提訴することについて言及してます。
このまま訴訟合戦で泥試合に突入かという感じですが、筆者はこれで事件に進展があるのではと思っています。
確かに地方自治体に責任がないとは思わないけれど、それはヒューザーに対してとは考えにくいですからね。それに裁判が長期化すると国としてもマイナスイメージになります。また、その間にヒューザーに資産を処分されるおそれもあります。
というわけで、ここは警察や検察が動かざるを得ないでしょう。小嶋社長の逮捕も念頭において、ヒューザーが耐震偽装に関与していた証拠を捜し出すと思われます。
その小嶋社長、証人喚問後に「訴追、逮捕されると住民への補償ができなくなる」なんて与太話してましたが、今回の提訴て「墓穴を掘ってしまった」かも知れません。
??Bありがとうございます。
返信削除とんでもない話ではありますが、書かれているように、あまりにも突飛な行為と言うことで、ホリエモンに比べ動きが鈍かったこの事件も、一気に動き出すかもしれませんね。
万一裁判とかなったら、早くても2年はかかるらしいんです。その間に、オジャマモンの資産なんか、かけらも残ってないでしょう。少なくとも表向きにはね。
こういう時こそ、国家権力、使うべきときのような気がしないでもないのですが。
クルトンパパさん>
返信削除この手の輩は普通政界のコネを使って当局を黙らせて有耶無耶の内に事件の幕引きをすると思うんですが、こういう行動に出たということは、意外と小物のようですね。