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2007年11月30日金曜日

崎陽軒は“偽装”じゃない!

崎陽軒がシウマイ誤表示 農水省が立ち入り検査



 まぁ、JAS法違反ではあるんですけどね。報道の過熱ぶりも極まれりって感じでしょうか?

 偽装でもないんでもない、単純な誤解による表記ミス。

 シウマイに含まれるホタテの量を原料として仕入れた乾燥重量で計らなければいけなかったのに、戻した状態で計って原材料の順番を決めたってこと。

 つまり、実際に食べる人が中身を分けて分量を計ればちゃんとホタテの重量は原材料の記載どおりの順番になる。これが消費者を欺く行為か?

 お役人の決めごとがそうだったというだけの話。

 個人的にはわざわざ自主回収する必要もないし、営業自粛する必要もないのではと思うが、JAS法に違反しているから、立ち入り検査は入るか...。

 却って乾燥ホタテの重量で記載された方が不自然な気がするけどね。いっそ、別会社で乾燥ホタテを戻してもらって、それを購入してシウマイ作れば今の記載の順番で問題ないのでは?(笑)

 そんなことより、中国から輸入している漬物の検査なんかを徹底してくれ。

 崎陽軒のシウマイは大好きなので、早期に販売再開して欲しいね!!


横浜名物-崎陽軒シウマイ弁当根付(壱1)EBSYNK0401

2007年11月28日水曜日

マクドナルド調理日時偽装‐騒ぎ過ぎだよ!

マクドナルドで調理日時偽装 外部運営会社と契約解除
 マクドナルドの都内4店舗で、売れ残ったサラダの調理日時のシールを、翌日付けに張り替えて販売していたことが、26日に分かった。..........≪続きを読む≫
マクドナルドまでも… サラダの調理日時を偽装
マクドナルド社長が謝罪「大変残念だ」
 昨晩の「NHKニュース9」でキャスターがさも重大ニュースのように扱っていたので大笑いさせてもらったぞ。

 こうなると、あの宝塚線列車事故後の「停止位置を何cm行き過ぎた」報道の過熱ぶりを思い出してしまうね。今が旬の大衆の関心事なんだろうけれど。

 今でも、全国規模なら1日に何両もの電車が停止位置できちんと止まっていないと思うのだが、駅を間違って通過すればニュースになるものの、停止位置を行き過ぎたぐらいでは誰もニュースにしない。

 問題は、今回のマクドナルドの事件は、食品衛生法やJAS法で定められている「その食品を開封せず正しく保存した場合に味と品質が充分に保てると製造業者が認める期間」を偽装したのかどうか‐つまり、法令に違反したかどうかだ。報道を見る限り「賞味期限の偽装」ではなく「調理日時の偽装」であることに注意!!
 マクドナルドの「違法性はない」と言う説明が事実なら、単に内規に違反しただけのこと。ことさら騒ぐ話ではない。

 社長が「36年間の歴史のなかでこのようなことが起きて大変残念だ」なんて寝ぼけた記者会見をかましてくれたが、マクドナルドのフランチャイズ店にパートタイマーとして勤めている知人によれば、商品管理なんて実にいい加減らしい。今回問題になった調理日時の貼り替えなんて日常茶飯事で、本社にばれて咎められると「パートが勝手にやった」と報告するんだそうだ。どっかの高級料亭と体質は同じか?(笑)

 そもそも冷蔵ケースに入れたサラダが12時間で味が落ちるなら、スーパーで流通しているほとんどの野菜やサラダは不味くて食えたもんじゃないだろ?

 穿った見かたをすれば、マクドナルドが見せしめとトカゲのしっぽ切りでアスリートという会社を切り捨て、自社の商品管理が如何に優れているか宣伝したともとれる。マスコミはまんまと偽装ブームにつられてマクドナルドの宣伝を無料でやってしまったわけだ。

 マクドナルドはそんな偽装問題より、世界で一番安い牛肉を使用していると豪語している牛肉の安全性をきちんと説明すべきだ。

 私はあんな紙粘土みたいなパンにクズ肉を挟んだハンバーガーは嫌いなので関係ないけどね。


30日間マクドナルド生活―自分の体で実験してみました

2007年10月18日木曜日

亀田親子の謝罪会見

大毅、頭を丸めて無言 内藤陣営に謝罪なし
「丸刈り、態度だけ示そうと…」 亀田父子の記者会見一問一答


 ちょうど記者会見が会社の休み時間だったので、ワンセグで日テレのニュースで見た。

 午後5時20分頃、それまで内藤王者にインタビューしていたがカメラが記者会見場に切り替わる。一方で内藤王者の顔は画面の隅の小窓に表示され続ける。

 会見場に金平桂一郎、亀田史郎、亀田大毅の3人が会見場に入場してくる。大毅は丸坊主だった。いかにもわかりやすい。一緒に画面を見ていた同僚が「坊主にすると兄貴そっくりだな」と感想を漏らす。

 土気色の顔で終始俯き加減の大毅、目の焦点が定まらず移ろっているのが、俯いた顔からでもわかる。一斉に浴びせられるカメラのフラッシュ。

 「これだけ大々的に謝罪会見開くというのは公開リンチに近くないか?幾ら何でも、相手は子供だろ?」とちょっとだけ気の毒になってきた。

…が、その考えが誤りだったことにすぐ気づいた。

 大毅は何もしゃべらずにすぐ退場。そして反則の指示についての記者の問いに史郎は「指示はしてません」

 空いた口が塞がらなかった。

 では何のための謝罪会見なんだ?

 おかしいだろ?


亀田一家に厳罰!大毅は1年、史郎氏は無期限の資格停止
 11回の開始前には、史郎トレーナーが「玉打ってええから」と、興毅は「ひじでいいから目に入れろ」と大毅に反則行為を促した発言がテレビ中継の音声に残っていたことも処分の対象となり、今後、3人の息子に対して、ジムで指導することができなくなった。
 反則行為の指示が処分の対象であり、金平会長が「処分は甘んじて、お受けする。国民、ファンの皆さんにおわびします。申し訳ありませんでした」と言っているにもかかわらず「指示はしてません」と強弁するとは。

 つい最近そういう奴のニュースを読んだなぁとミラーマンが頭に浮かんだのはこの際関係ない。

 なるほど。騙されるところだった。まぁ、騙されないけど。
 常識をお持ちの人なら騙されるはずがない。

 所詮パンチドランカーがまだ亀田家で甘い汁を吸いたいどこかのマスコミに入れ知恵されて考えたシナリオだろう。

 これは亀田家のパフォーマンスの延長なのだ。ショーの一部だ。その目的は2つ。
 一つめは、丸坊主の大毅を出すことで世間が「許してあげよう」という雰囲気になるのを期待してるのだろう。
 そして二つめは、今回の記者会見の放映でマスコミに話題を提供し、そこから新しい契約を掴もうとしてるのだろう。

 亀田一家同様に批判の矢面に立たされているTBSが今後も亀田一家を使うことは有り得ない。だから、他の放送局と契約して亀田一家の再起ドキュメンタリーでも撮らせるつもりだろう。

 きっと一年後には「あの時は“冤罪”だったがじっと我慢した」みたいに得意気に言い出すに違いない。帰宅中そんなことを考えながら駅についたら、夕刊紙の見出しに「亀田争奪戦」という見出しが躍っていた。

やっぱりな。



2006年2月3日金曜日

【朝日社説】言論統制ですか?

 今日も朝日は面白い社説を書いてます

 ま、朝日社説が論理破綻しているのはいつものことです(笑)

というわけで、ツッコミ入れさせてもらいます(笑)

寛仁さま 発言はもう控えては

 皇位継承のあり方をめぐり、天皇陛下のいとこにあたる寛仁(ともひと)さまの発言が相次いでいる。
 昨年、会長を務める福祉団体の機関誌に随筆を寄稿したのに続き、月刊誌「文芸春秋」などでインタビューに応じた。さらに産経新聞と、同社が発行する雑誌「正論」にインタビューが載った。
 初代の神武天皇から連綿と男系が続いているからこそ皇統は貴重なのだ。戦後に皇籍を離れた元皇族を復帰させるなどして男系維持を図るべきだ。いずれもそうした趣旨の発言である。
 小泉首相から皇位継承のあり方を諮問された有識者会議は、女性天皇やその子の女系天皇を認める報告書をまとめた。政府はこの報告書に沿って皇室典範の改正案を準備中だ。*1
 寛仁さまの発言は、この報告書や首相の方針に異を唱えるものである。
 だれを天皇とすべきか。皇位継承は天皇制の根幹にかかわる問題だ。国民の間で大いに論議しなければならない。*2
 皇族にも様々な思いはあるだろう。自らにかかわることだけに当然だ。だが、それを外に向かって発言するとなると、どうか。改めて考える必要がある。
 当事者である天皇や皇族がどう考えているのかを知りたいと思う人もいるだろう。自由に話をさせてあげたらいい、という人もいるにちがいない。
 皇太子妃の雅子さまが体調を崩したときに、私たちは社説で、心のうちを率直に語ったらどうかと主張した。
 しかし、今回の一連の寛仁さまの発言は、皇族として守るべき一線を超えているように思う。
 寛仁さまはインタビューで「皇族は政治にタッチしないという大原則があります」と述べている。その大原則に反するのではないかと考えるからだ。
 憲法上、天皇は国政にかかわれない。皇位継承資格を持つ皇族も同じだ。*3

 寛仁さまは皇位継承については「政治を超えた問題だ」と述べている。歴史や伝統の問題ということだろう。
 しかし、天皇制をどのようなかたちで続けるかは国の基本にかかわることで、政治とは切り離せない。まして、いまは政府が皇室典範の改正案を出そうとしている時期である。
 たとえ寛仁さまにその意図がなくても発言が政治的に利用される恐れがある。それだけ皇族の影響力は大きいのだ。
 天皇は日本国民統合の象徴だ。国民の意見が分かれている問題では、一方にくみする発言は控えた方がいい。これは皇族も同じである。
 天皇陛下は記者会見でたびたび女性天皇や皇位継承について質問されたが、回答を控えてきた。皇太子さまも会見で質問されたが、やはり答えなかった。
 おふたりとも、憲法上の立場を考えてのことにちがいない。
 寛仁さまひとりが発言を続ければ、それが皇室の総意と誤解されかねない。そろそろ発言を控えてはいかがだろうか。
(太字と下線は筆者)

 まず一番重要な点は下線部*2で皇位継承問題を「国民の間で大いに論議しなければならない。」と主張していること。これ、まったくそのとおり!同感です。同意します。

 でも、それなら政府がまとめようとしている皇室典範の改正案は国民の間で大いに議論した結果でなければなりません。そうであれば、皇室関係者が口を挟むべきではないという意見は良くわかります。

 ところが、その改正案は下線部*1に書かれているとおり、有識者会議で議論されただけのシロモノ。
 大いにどころか、全く国民の間で議論されていないんですが?(笑)

 なんで、その部分に噛み付かないのかな?

 そして下線部*3で雅子さまには「心のうちを率直に語ったらどうかと主張」し、寛仁さまには「発言はもう控えては」と主張する根拠(皇族として守るべき一線)として「天皇は国政にかかわれない。皇位継承資格を持つ皇族も同じ」だからと書いています。

皇位継承資格さえなければ皇族も国政にかかわり、大いに語れると?(笑)

 どこからそう言う論理を持ってきたのやら。この社説を書いた記者は現在の皇室典範も知らないらしい。

 結局、朝日新聞は国民の間で大いに論議されていないから寛仁さまがあえて発言されていることには無視をして、新たな議論を封じ込めようとしているわけです。
 まぁ、朝日の主張に沿った改正案がまとめられそうなので寝た子を起こしたくないという必死な思いは伝わりますけどね。

 ちなみに、この社説を執筆したのは若宮啓文論説主幹という輩だそうです。



.
「朝日」ともあろうものが。

2006年2月1日水曜日

ネット詐欺師は眠れない

ワンクリック詐欺、サイト運営者に賠償金の支払命令
 インターネットの写真をクリックするだけで料金請求される「ワンクリック詐欺」を仕掛けられた弁護士が、「威圧的な請求で精神的な苦痛を受けた」としてサイト運営者に400万円の損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁は30日、サイト側に30万円の支払いを命じる判決を言い渡した。永野厚郎裁判官は「自宅や勤務先への請求をほのめかすなど、手口は極めて悪質」と述べた。

 訴えたのは桜井光政弁護士。「泣き寝入りする被害者が多い中、不正な請求に応じる必要がないばかりか、賠償も勝ち取れることを示した意義は大きい」と話す。

 判決によると、昨年8月、桜井弁護士のもとに「田舎から夢見て上京したトマト娘たち」とのメールが届いた。メールを開き、記載されたアドレスをクリックすると、わいせつ画像のサイトに。その写真をクリックすると、「個人情報取得完了」「入会登録が完了したので3日以内に39000円支払え」とのメッセージが現れた。
(下線筆者)

 これが本当なら、かなり画期的な判決に思えます。

 どこが画期的かというと下線を引いた2点です。つまり、このニュースのとおりならば、「ワンクリックで支払請求のメッセージが現れたら実際に自宅や勤務先へ請求しなくても損害賠償を請求できる」ということなのです。

 この文面から見る限りは詐欺師が自宅や勤務先へ請求したかどうかは問題にされていません。

 実際にこういうワンクリックサイトの利用規約なるデタラメな文書にはこんなことが書かれています。
●支払期限【4日以内】を過ぎても入金確認が出来ない場合、料金未納者と判断し 利用規約に基づき、上記固体識別番号から契約者情報(氏名、性別、生年月日、住所、勤務先等)を調査し、当番組管理部より別途調査費用・延滞料金等を加算して御請求させていただく場合があります。
この文面だけでも「極めて悪質」と言うことです。

 実際には電話会社やプロバイダが契約者情報を流すことはありませんので、自分から問い合わせをしない限り、まず個人情報を特定されることはありません。

つまりワンクリックで請求画面が出たら無視するのが一番。問い合わせは厳禁です。

 実は個人情報を特定されやすいのはネット詐欺師の方で、サーバーIPや固有ドメイン取得時の情報、架空請求メールのヘッダ情報などからかなり情報を得ることができます。
 個人でも、どこのプロバイダと契約してどのアクセスポイントから送信して来たかくらいは割り出せます。こういう輩は次々とプロバイダを変えることが多いのですが、住居や仕事場を転々としない限り、逆に発信地点を特定する材料を与えることになります。

 ネット詐欺師は同時にスパマーである可能性が高いので、こういう訴訟が増えればスパムメールも減って万々歳!

 ワンクリック詐欺やってるサイトは今すぐ店を畳まないと大変なことになるよん(笑)




詳解! ネットでだまされない方法30 日経BPパソコンベストムック

ヒューザー、18自治体を提訴!

笑わせてくれるぜ! 最初に記事見出しを見たときは、ヒューザーが18自治体から提訴されのかと思ったんですが、さにあらず。なんと18自治体を提訴したんですねー!

ヒューザー、18自治体を提訴「耐震偽装を見逃した」
 訴状などによると、ヒューザーは26件のマンション(未着工物件を含む)について、「18自治体は、建築確認や完了検査で、構造計算書の改ざんを見逃した」と主張。民間の指定確認検査機関が建築確認を行った物件についても、最高裁判例により、自治体が責任を負うとしている。
 最高裁判例ですか。よっぽど優秀な弁護士が付いたんでしょうね。訴訟費用も高く付きそうです。まぁ、そういう点については既にクルトンパパさんが書かれているので、別の視点から。

 まず、訴訟で勝訴するにはヒューザーが「善意の第三者」でなければなりません。法律用語で言う「善意」というのは「事実関係を知らない」という意味です。
 さらに、おそらくは「善意の第三者」であっても過失責任があってはならないはずです。つまり、たとえ事実関係を知らなかったとしても業務を遂行する上で必要な注意を怠っていてはダメです。

 この訴訟については、

ヒューザーの自治体提訴…国交相「はき違えでは」

と言うことで、国交相側も「損害賠償を請求する」として、ヒューザーを提訴することについて言及してます。

 このまま訴訟合戦で泥試合に突入かという感じですが、筆者はこれで事件に進展があるのではと思っています。
 確かに地方自治体に責任がないとは思わないけれど、それはヒューザーに対してとは考えにくいですからね。それに裁判が長期化すると国としてもマイナスイメージになります。また、その間にヒューザーに資産を処分されるおそれもあります。

 というわけで、ここは警察や検察が動かざるを得ないでしょう。小嶋社長の逮捕も念頭において、ヒューザーが耐震偽装に関与していた証拠を捜し出すと思われます。

 その小嶋社長、証人喚問後に「訴追、逮捕されると住民への補償ができなくなる」なんて与太話してましたが、今回の提訴て「墓穴を掘ってしまった」かも知れません。




ヒューザーの100m2超マンション物語―最新版 欧米型永住マンションの魅力 平均専有面積5年連続首都圏No.1ディベロッパーの社長が贈る

2006年1月28日土曜日

BSE、耐震偽装、粉飾決算で「自己責任」を言う無責任さ

 クルトンパパさんの「喫煙も自己責任だし、病気もそうだよ」のタイトル見て、一瞬ギョッとしたけれど、仰せのとおりですね。

 アメリカの訴訟ネタで行くと「マクドナルドを食べ過ぎて肥満になったので賠償しろ」なんてすごいのありますよね。まぁ、アメリカにおいても「公知の危険性に対してまでは賠償責任が及ばない」ということです。
 確かに、喫煙の危険性よりハンバーガー過食の危険性の方が因果関係においても明らかですが(笑)。ついでに言うと受動喫煙については「公知の危険性」とは言えないので健康増進法が制定されたわけです。

 ところで、イラクの日本人人質事件以降「自己責任」と言えば当事者が責任を取らなくても良いと勘違いしている馬鹿野郎が増殖しています。
 ブロガーや2ちゃんねらーの中にも政府やマスコミのこれ幸いと言った強烈な「自己責任」プロパガンダに洗脳されている人もいるようですが、本当にみんな「自己責任」なんですかね?
 「公知(つまり、周知の事実での)の危険性」かどうかで考えればわかります。

米国産牛肉を食べるのは自己責任?

 昨年、総理の特別補佐官だった岡本行夫氏などが言ってたように思います。今回の緊急輸入停止もやり過ぎだなんて言ってる人がいたような?
 果たしてそうかな?

 こんなページを見つけたので読んでみてください。とある大学のゼミ生のレポートです。後半のマクドナルドの訴訟が本題ですが、読んでいてぞっとするのは「もっとも危険な仕事」についてのくだり。

 私はこれ読んで米国産牛肉なんて食いたくないって思いましたね。正確に危険部位を取り除くなんて出来るはずがないと。だから成田の検疫で特定危険部位が発見された時も全然驚きませんでした。

 日経BPの記事でも「アメリカの飼育規模が日本の約20倍、と畜(食用を目的に獣畜を殺すこと)規模が約30倍」と書いてますから、上記レポートは大げさでもなんでもないでしょう。

 「じゃあ、米国産牛を食べなきゃ良いじゃないか」と思う方、これを読んでみてください。
Q20 牛肉を原料とした全ての加工食品に原料原産地表示を義務付けるべきではないでしょうか。
?? (前略)牛肉を使用した加工食品についても、その製造過程で原産地の異なる部分肉を混合して使用する場合があり、牛肉を使用した全ての加工食品について、原料牛肉の原産地表示を義務付けることは困難であると考えています。(後略)
 農水省の「米国・カナダ産牛肉の輸入再開について(Q&A)」(H17.12.12)の一部です。全部で25問のQ&Aが書かれていますが、国産牛のように固体識別を導入することについては「WTO協定に抵触するおそれがある」と回答するなど、見事な及び腰(笑)です。
 これを読むと「自己責任」で米国産牛肉を避けることはできないことがわかります。つまり「公知の危険性」にはならないと言う事です。

 二度と輸入再開しなくて良いですから!(笑)

耐震偽装マンションの購入は自己責任?

 「ハイリスク」とはのエントリでも触れましたが、こんなの「自己責任」なはずがない。
国の「不作為」に言及 耐震偽装で武部自民幹事長
(前略) 「住民に政府はどの程度補償するのか」との出席者の質問に答えた。マンション住民の「自己責任」もあると述べつつも、「建築確認制度があるのに何で放置されたままになっていたのか。責任をだれがどの程度負うべきか」について解明すべきだとの考えを示したものだ。
 とりあえず武部は辞めろ(怒)。個人的には辞任してもおかしくないぐらいの暴言だと思うぞ。

 この事件では、民間検査機関もお役所も「偽装しているという前提にはないので」とか「性善説に基づいてますので」とか散々ヨタごとを語ってましたが、結局何にもチェックせず、書類を右から左に渡していただけということがわかりました。

 それでも「自己責任」だと言いたいなら「マンションの耐震強度は、建築主の申請どおりの数値を記載しており、実際に検査によって基準を満たしていることを保証しているものではありません」と表記してみれば良い。日本中パニックになるから(笑)
 建物の建築に際しては「建築基準法」という一定のルールがあって、建築の認可によって、それを満たしている(建築基準に合致していることを国が保証している)からこそ安心して購入できるのです。その基準を満たしていない住居を売っている時点で犯罪であり、それを許すのは国の怠慢であり、国が厳しく責任を問われても当然ということです。

ライブドアショックは自己責任?

 こちらも「ハイリスク」とはのエントリで触れましたが、やっぱり「自己責任」なはずがない。
 ライブドアショックで株価が下がったけれど自己責任だと言っているブロガーがかなりいるが本当にそうかな?金融庁も東証も責任を全部ホリエモンに擦り付けたいようだけれど、個人が迎合する必要は全くないと思います。
 そもそも責任の所在がまだはっきりしていないのに「自己責任」だと引き下がるのは単なる泣き寝入りだと思う。

 確かに投資は自己責任で預金に比べて「ハイリスクハイリターン」だが、そこにも一定のルールがあるはず。ライブドアが法を犯していた時点で、それは「公知の危険性」ではないはずです。
 「東証では個々の企業の粉飾決算については感知しておりません」とでも但し書きしてみますか?(笑)

 これについては朝日新聞が1月27日付け社説「市場の番人 悪知恵に負けぬ態勢を」で珍しく正論を書いていますね。

 手元に1997年に出された証券取引審議会の報告書がある。市場に大幅な規制緩和をもたらした「日本版ビッグバン」の基本設計ともいえる文書だ。そこにこんな一節がある。
 「情報や交渉力の面で不利な立場にある一般の投資家が、不当な扱いを受けることがないとの信頼感をもって参加できる市場でなければならない」
 政府が音頭をとった大改革の合言葉は、「フリー」「フェア」「グローバル」だったが、このなかで、「フェア」すなわち公正さは軽んじられてきた。ライブドア事件で明らかになった容疑をみる限り、そう思わざるを得ない。
 堀江貴文容疑者を「拝金主義」と批判する声は強いが、より本質的な罪は市場への信頼を損ねたことにある。
 ライブドアの株主でない投資家の間にまで、ニセ情報に踊らされるのではとの不信が広がっている。政府が「貯蓄から投資へ」と旗を振っても、粉飾の横行を許すようでは市場の体をなさない。
 東京地検には全容を洗い出してほしいが、地検が出る前に防ぐことはできなかっただろうか。(以下省略)
 私は「現時点で合法」なことまでとやかく言うつもりはないが、粉飾決算などの不法行為を見過ごした責任が金融庁や東京証券取引所にあるのは明らかです。

 もし、ライブドアショックで多くの個人投資家が損失を被ったことを「自己責任」というなら、みずほ証券の株誤発注など、東証のシステムに不具合があったとしても完全な合法手続きの上で行われた商取引なのだから何の救済措置も不要なはず。だいたい操作員が単純ミスをしているのだから完全に「自己責任」でしょうよ(笑)。
 それを与謝野金融担当相が「美しくない」と言ったから救済ですか?誰か不法行為で逮捕されましたか?

 これぞ株式市場が著しく「フェア」ではない証しだと思うのは私だけですかね?(苦笑)




ABSメザニン投資のすべて―メザニンのリスク・リターンと投資家の自己責任

2006年1月6日金曜日

ニンテンドーDS、品切れ!





 ニンテンドーDSが品切れだそうです。
平成18年1月5日
各 位
任天堂株式会社

「ニンテンドーDS」品切れのお詫び


日頃は弊社の商品をご愛顧賜りまして、誠にありがとうございます。

さて、年末年始において、弊社携帯型ゲーム機「ニンテンドーDS」が、弊社の予測を遥かに超える需要が殺到したため、品切れ状態になり、お客様並びに販売店の皆様には大変ご迷惑をお掛けいたしましたこと、心よりお詫び申し上げます。

弊社では、商品の搬送を航空便に変更する等、少しでも早く商品を店頭にお届けできるよう取り組んでおります。
なお、商品は毎週出荷しており、1月下旬ごろには供給量も増えますので、しばらくの間お待ちいただきますよう、伏してお願い申し上げます。
以 上

 アマゾンで検索すると1万円以上のプレミアが付いて取引されています!
 1月下旬まで待てないのかね?(笑)

 それにしても発売後一年以上経ったこの時期になぜ!という感じですが、こちらのブログで分析されています。

 特筆すべきは2004年度の第4四半期にPSPが品不足で352,295台しか販売できなかったのに、DSは1,286,074台を売りさばいたこと。結局2005年度第1四半期で若干差を詰めたものの、その後は販売台数差は開くばかりで既に2倍の差がついています。

 実は、私は一年前にこんなことを書いていました(メインは“たまごっち”のことだけどね)。

 一昨年のクリスマス商戦の際、たまごっちやPSPが発売すれば即品切れという状態で購買層の飢餓感を煽っていた中で、DSは着々と出荷台数を伸ばしていたわけです。

 実際のところ、一昨年の年末からNintendo DSだけは電気屋のみならず本屋等の店頭でも普通に在庫があったが、実績をみるとニンテンドーがいかに大量の製品を用意して万全を期して販売していたかがわかります。

 それが今年末年始の商戦で「おいでよ どうぶつの森」と「マリオカートDS」の大ヒットもあってクリスマス前の一週間だけで2004年度第4四半期の半分近い約60万台という任天堂も予測できなかった需要を呼び起こして品切れとなったようですね。

 確かにお正月商戦でも店頭にずらっと並んでいたのはDSでしたが、それが3が日中に売り切れたってことでしょう。

 私の子供が通っている小学校でもゲーム機の主流はDSで、クリスマスプレゼントでDSを貰ったか? お年玉でDSを買ったか、というのが友達間のもっぱらの話題のようです。PSPは子供向けではないという話はあるけれど、DSが大人の間にも人気があるところを見ると、任天堂の企画が見事に的中したということなんでしょう。

 今回の品切れは明らかに異常なほど販売台数が伸びたためで、任天堂に消費者の飢餓感を煽るなどという意図はないでしょう。

 ちなみに“たまごっち”は今年末年始も品切れ状態。クリスマス商戦時に人気商品を品切れにする戦略っていったいなんなのかと思います。
 値崩れを防ぎたいのかも知れないけれど、商品を大事にして消費者を大事にしていないのではないですか?
.



おいでよ どうぶつの森

「君が代問題」で都知事が脅迫!?




「君が代問題」都知事ら不起訴 東京地検

 こんな告発がされていたとは知らなんだ(笑)

 東京都教育委員会が学校行事の際、職務命令で君が代斉唱や起立を強制し、脅迫罪や強要罪、公務員職権乱用罪に当たる行為をしたとして、現職の都立高校教員らが石原慎太郎都知事や当時の都教委幹部ら計3人を告訴、告発していた問題で、東京地検は4日までに3人全員を不起訴処分とした。同地検は、罪とならない適法な行為だった、としている。

 教員らは処分を不服として、5日に東京地裁に付審判請求をする方針。教員らは告訴状や告発状で「都教委は拒否すれば処分すると脅し、教員の内心の自由に反し起立、斉唱を強制した」と主張していた。(共同)


( ´_ゝ`)ふーん


 こんな輩が教師やってるんじゃ教育なんてあったもんじゃないな。

 東京都じゃないけれど、日本史の試験でイラク戦争に関する考え方を問う記述式の設問で自衛隊派遣に賛成と回答した生徒の配点を0点(否定すれば5点)にした高校があったよね。

「先生は肯定すれば減点すると脅し、生徒の内心の自由に反し自衛隊派遣に反対する回答を強制した」

ってことにならないか?(笑)

 更に極論すると生徒に「勉強しないと成績下げるぞ」なんて言えないことになりますな。

 そもそも職務命令なら心の中で「君が代なんか嫌いだ、日の丸くそくらえ」と思っていても、平然と起立して歌って見せるのが普通の社会人だと思うけどね。

 ま、教員の中にはとても社会の常識で計れない人がいるということで(笑)



君が代~式典の音楽

2005年12月22日木曜日

「黒ひげゲイ危機一髪」に待った!!


「黒ひゲイ危機一発」、同性愛団体が発売中止求める
 これに対して「セクシュアルマイノリティ教職員ネットワーク」(事務局・京都府宇治市)は17日、同社に「同性愛者やそれを連想させる人物を樽に入れ、剣で突き刺して『楽しむ』玩具の発売は同性愛者に対する差別で、子どもに偏見を植え込む恐れがある」とする文書を郵送した。

 はぁ?向ける矛先間違ってないか!?
 レイザーラモンHGがテレビに出ていることは抗議したんかい?

 このレイザーラモンHGを演じる吉本興業の住谷正樹というハードゲイでもなんでもないタレントが、いかにも「それ」らしいステレオタイプな衣装をまとい、TVカメラの前で激しく腰を振っていることについてはスルーかい?

 ハードゲイについて知識がない子供はTVでHG見て何を感じるか考えたことあるか?
 本末転倒も甚だしい。抗議するならまず吉本に抗議しろ!

関連サイト
セクシュアルマイノリティ教職員ネットワーク
黒ひゲイ危機一髪の発売に抗議します

爆笑問題のバク天!黒ひゲイ危機一発 遊べるファスナーアクセサリー

弁護士の正義とは?

 「凶悪犯罪》行政も司法も何をやっているのか!?」のエントリに対してクルトンパパさんのコメントとDarth AlexiosさんのTBの内容がまったく逆になっています。

クルトンパパさんのコメント:
TBありがとうございます。
どっちの事件も信じられない事件ですね。
弁護士の正義、どこにあるのでしょうか?悪いことは悪いと認めたうえで、そこから弁護は始まって欲しいものです。
こいつが無罪なら、世の中には犯罪者はいない。

そしておっしゃるとおりです。「疑わしきは罰せず」なら「更正が疑わしきは出さず」に徹して欲しいものです。

Darth Alexios さんのTB:
弁護士の正義ってなんだろう
 刑事事件に置ける弁護士の正義について、さとしさんが指摘されています。 弁護の仕方にもいろいろあるでしょうが…嫌疑が濃厚であっタとしても尚、無罪主張することも場合によっては必要なのでは?と思います。 と言うのも、裁判の正当性を維持せしめ、真実を発見するには、弁護人に積極的真実発見義務を課すべきではないし、証拠不十分であるならば、それを主張して行くのは、弁護人としてあるべき姿なのではないでしょうか。 もしも、そうでないとするならば…。極東裁判であるとかフセイン裁判といった裁判のように... ...続きを見る
で、「暗黒のフォースを持つシス卿がなぜに社会正義の話を」というのは置いといて(笑)、私自身は双方同意します。

 総論=Darth Alexiosさん、各論=クルトンパパさん ということです。

 確かに全く予備知識のない方がこのエントリを読んだ場合は誤解を受けそうなので、刑事裁判について前提条件を説明すると、一番の基本は「疑わしきは罰せず」であり「立証責任は検察側にある」ということです。そして被疑者には自分に不利な供述をしない権利(黙秘権)があり、弁護士には「消極的真実義務‐勝敗にとらわれて真実の発見をゆるがせにしてはならない。」という規定(弁護士倫理規定第7条)があります
 詳しく書くと正にDarth Alexiosさんのエントリの通りになりますのでご一読ください。

 それを踏まえた上で、なぜ「凶悪犯罪》行政も司法も何をやっているのか!?」を書いたかというと「立証責任は検察側にある」からと言って弁護側は何を主張しても良いのか? つまり弁護士倫理規定を遵守しているのかってことです。

 今回取り上げた「4女性連続監禁事件」の石島(小林)泰剛被告は公判で起訴事実の認否について
「女性と(一緒に)いた事実はありますが、不法に監禁しておりません」と述べ、起訴事実を全面的に否認した。
(中略)
 起訴事実については、いずれも「監禁を企てたことはありません」と述べ、女性たちをホテルなどに呼び出したとされる点については「呼び出したことはありません」「自己の意思で来たものです」と否定。「(監禁場所とされたホテルなどから女性たちは)いつでも離れることができました」と監禁を否定した。

 また、女性たちの顔や腹部を殴るなどしたとされる点や「外に見張りがいる」などと言ったとされる点についても、「一切ございません」「そのような言葉は一切発していません」と、「一切」を繰り返して否認した。(朝日新聞の記事から引用)
と黙秘やあるいは偉いセンセー方の常套手段「記憶にございません」という供述ではなく、一切を「否定」しています。

 ここでもう一度刑事裁判の原則を確認すると、被告には自分に不利な供述をしない権利(黙秘権)があるだけで、虚偽の申告をする権利はありません。また弁護士には真実の発見をゆるがせにしてはならない義務があり、真実をねじ曲げる権利はありません。

 つまり、裁判で被告が上記のような発言を繰り返したということは本来なら弁護士は被告が真実を述べていると確信していると考えられます。

・・・とてもそう思えないんですが。

 例えば法廷小説などで弁護士が被告に対して「私だけには真実を話してください。私を信頼して真実を言わない限り、私は貴方を弁護できません」と言うような場面があります。もちろん被告は弁護士に事件の真相をすべて話す必要はありませんが、嘘を言っては弁護は成り立ちません。必ずと言って良いほどどこかで破綻します。

 実は昨日「凶悪犯罪》行政も司法も何をやっているのか!?」のエントリを書いた後に「これもそうだな」と思うニュースがありました。

桶川ストーカー殺人 首謀の男に2審も無期懲役 東京高裁

 こちらは弁護士の社会正義どころか警察の社会正義も厳しく問われなければならない事件ですが、
 被告側は1審で無罪を主張したが、控訴審で、猪野さんに危害を加えるよう共犯者に指示したことを認めた。そのうえで「目的は殺人ではなく傷害を負わせることにあった」と傷害致死罪にあたると主張していた。これに対し高裁判決は「被告は共犯者に殺害を依頼し、確定的殺意が認められる。控訴審での供述は抽象的であいまいな部分が多く、1審と同様に信用性は低い」と退けた。
ということで、一審で小松武史被告は「(名誉棄損以外の)他の事件についてはすべて無罪、えん罪」と主張していたのに、二審で一転して傷害の意図はあったが殺意はなかったと供述を変えているわけです。

 なぜ、一審と二審で起訴事実の認否に差があるのか? これでは勝敗にとらわれて真実の発見をゆるがせにしていると疑われてもしょうがないでしょう。一審と二審で事実認否が変わったことが高裁判事の心象を悪くしたことは間違いないでしょう。

 「4女性連続監禁事件」についても被害女性の供述調書の信用性が立証された場合、弁護士は「裁判に負けた」とか「二審は事実は認めた上で情状酌量を勝ち取ろう」というように考えるんでしょうか?
 きちんと弁護士の社会正義に基づいて裁判に臨んで欲しいものです。

推定無罪〈上〉

2005年12月20日火曜日

凶悪犯罪》行政も司法も何をやっているのか!?

昨日は犯罪関連で非常に腹立たしいニュースが2件。激辛とかそういうのではなく、怒り心頭!


4女性連続監禁事件の被告、起訴事実を全面否認
東京・連続女性監禁:被告、無罪を主張 冒陳「家族皆殺し」と脅す--地裁初公判

 女性4人を自宅マンションやホテルに連続して監禁し、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を負わせたなどとして監禁致傷罪などに問われた無職、石島(旧姓・小林)泰剛(やすよし)被告(25)は、19日の東京地裁(高橋徹裁判長)の初公判で「不法に監禁しておりません」と無罪を主張し、検察側と全面対決する姿勢を示した。

 法廷ものの映画や小説でよく見られるように、陪審員制度を採用するアメリカの場合は被告人が“Pred not guilty(罪を認めません)”と発言するところから裁判が始まる。ここで“Pred guilty(罪を認めます)”と発言すると陪審裁判自体が開かれず判事によって量刑が決定される。つまり、どんな凶悪犯でも“Pred not guilty”と発言しなければ裁判にならず、検察が提出した証拠物件が採用されて量刑が決まってしまう。この“Pred not guilty”は「無罪を主張します」と和訳できるから日本人は違和感を持つのだが、そう言わないと裁判にならないから一つの手続きみたいなものだと言えるだろう。

 しかし、陪審制を採用していない日本で弁護士が今回のような凶悪犯罪で平然と無罪を主張するのは納得できない。

 弁護側は、被害女性の供述調書の信用性を争い、すべて同意しなかったため、検察側は被害者の証人尋問を求める考えを明らかにした。

 おそらく、被害者の供述以外に証拠となるものがないため、調書の信用性を争って「推定無罪」を勝ち取ろうという手段だろうが、本当に弁護士は被告人の無罪を確信しているのか?

 単に小賢しいテクニックとして無罪を主張するならば、弁護士に社会正義はいったいどこにあるのかと言いたい。

 さらにこちらはもっと腹立たしい事件。

侵入容疑の男、姉妹殺害容疑で再逮捕 「血見たかった」
2人とは面識がなかった」とも供述。「証拠隠滅のために火をつけた」と放火についても認め、「母親を殺害した際の感触が忘れられなかった。人の血が見たかった」などとも話しているという。
 母親を撲殺した犯人による強盗および快楽目的の殺人である。こんな凶悪犯に遭遇してしまった被害者には本当にお気の毒と言うしかない。

 こちらは自白によって証拠物件が発見しているし再犯であるから、よもや弁護士が無罪を主張することはないだろうが(精神鑑定を要求することは十分あり得る)、今回の事件に至るまでの司法の対応は大いに疑問が残る。

大阪姉妹殺害:山地容疑者、5年前に母撲殺 関係者に衝撃
 「立ち直っていけるという感触をつかんでいたので、ショックを受けている」と元付添人の弁護士は肩を落とす。
 「感触をつかんでいた」≠「確信していた」である。一抹の不安があったのならばなぜに連絡が取れないまま放置したのか?

 母親殺害事件当時、山地容疑者が働いていた山口市内の勤務先の男性は「当時、事件を起こした日も仕事に来ていたので驚いた記憶がある。5年前の反省が生かせなかったのか……」と驚きを隠さなかった。
 この男性の発言はもっともな気がする。一方で行政はというと、
 法務省のある幹部は「以前の事件からは時間がたっており、事件の内容も違うようだ。今回の事件を受けて、すぐに少年院の処遇や保護観察の在り方を見直さねばならないとは考えていない」と話す。捜査中ということもあり、現時点では同省として特別な対応は検討していない。
とのこと。
 行政側に反省の言葉はないのか? 一般人の感覚とお役人の感覚にはかなり乖離があるような気がする。

 さらに以下の記事を読むと司法も反省していないのではと思える。

姉妹刺殺容疑者、母殺害で逆送せず中等少年院送致に
 山口地検は2000年8月、「悪質な犯行」として、検察官送致(逆送)を求める「刑事処分相当」の意見書を付け、山地容疑者を家裁送致した。山口家裁は翌月の少年審判で、家庭環境なども考慮し、「矯正は十分可能」と判断。逆送せず、中等少年院送致の保護処分を決めた。

 少年審判で付添人を務めた内山新吾弁護士(山口県弁護士会)はその約3年後、岡山少年院で仮退院直前の山地容疑者と面会した時、「罪を本当に悔い改めるまでは至っていなかったようだ」と感じた。「当時はやむを得なかった」と自らの行為を正当化する言動も見られたという。ただ、家裁決定が当時としては最善の処遇方法だったとの考えは変わらない、としている。

 こちらの弁護士も「罪を本当に悔い改めるまでは至っていなかったようだ」と感じながら「家裁決定が当時としては最善の処遇方法だったとの考えは変わらない」と言うのはどういう感覚なのだろう。

 凶悪犯に平然と無罪を主張する、矯正できると確信していない犯罪者を社会に戻してさらに悲惨な犯罪を起こしても対応は最善だったと強弁する。これでは行政も司法も信頼は失墜するぞ!

 「疑わしきは罰せず」は結構だが、「更生が疑わしき」は出所させるな!!