こうやってまとめてみると、爽子さんの心がかなりめまぐるしく動いてます。1期はけっこうまったりな感じだったけど・・・って、くるみ編や二年参りはそもそも時間の流れがゆったりだったせいか!?
ちなみに前エントリのコメで書いたけど、アニメオリジナルの上の画像のシーン、爽子を遠巻きで横からしか見ることができない風早のカットをいれたのは、次の「告白」とその次の「これから」の両方のストーリーに引っ掛けて仕込まれた伏線だと睨んでます(笑)
■ 爽子が風早に告白する決心をしたのは、いつ?なぜ?
あちこちのブログを読ませていただいていると諸説紛々なので、私の考えをはっきりと(前エントリにちょっと書いたけど)
黒魔術カフェで、風早が「爽子」「黒沼爽子だよ」と呼んだ瞬間。
あそこから、爽子が風早に初めて名前を呼ばれた時(恋におちた瞬間)の回想シーンになっている。あの後、風早が言った言葉は「ちゃんと喋ったら ちゃんと自分の気持ち言ったじゃん」
「自分の気持ちを言って分かってもらえた」というところから、今の爽子がある。つまりは原点に戻ったということ。
あの場面、爽子の分身であるてんとう虫が飛び立つアニメオリジナルの演出が、まさに爽子が決心したことを象徴していて本当に巧いと思った!!
ただ、今回は「分かってもらえる」けれど「振られる」と思い込んでいるところがちょっと切ないけどね。
■ くるみと健人の決定的な違い
爽子くるみと接して恋することの嬉しさを知った、健人と接して恋することの痛みや苦しさを知った、というのが一番大きいと思うけれど、悪意を持って爽子と接していて爽子を正しく評価していたくるみと、善意のつもりで爽子と接していて爽子を正しく評価していなかった違いは何かと考えていて、思いついたこと。
くるみは、風早の行動を通して爽子を見ていたから。
くるみは、風早が自分以外の女の子に恋愛感情を持たないよう、雨の日も風の日も吹雪の日もずっと風早を見ていたから、風早と同じ見方で爽子を見ることができた。
だから、「風早が好きになるタイプ」である爽子が脅威であり邪魔だったってことだ。
最初からちゃんと名前で呼んでいたのは自分の名前に対するコンプレックスがあったのは間違いないだろうけれど。
ちなみに、くるみが風早が爽子のことを好きだと気づいたのは早ければ2話、遅くとも8話の前だと思うけど、決定的な場面ってないよね?
■ 風早が爽子を好きだと気づいたのはいつ?
1期4話:ピン「つきあってんのか?」
ピン、ぶしつけすぎる(笑)
1期6話:矢野「王子様大変!すげー楽しいの発見!」
矢野ちんは観察力鋭い!
実は、原作では風早が「チャリかっ飛ばして行く!」と電話を切った時点で矢野ちん疑ってるし、龍も気づいている。
中学時代に女っ気がなかった風早が、爽子がいるからと駆けつけてくることは、普通じゃないと、龍は思ったのだろう。
その龍がアニメで明確に風早の気持ちを指摘しているのは、、
1期12話:龍「普通に好きだけど翔太が思っているようなのじゃない」
千鶴は鈍すぎる。
2期4話:「風早が好きなのがさ…」
矢野ちんに教えてもらうまで気付かなかったとは!?
多分、くるみが一番最初なんだと思う。健人は2期から登場だから、除外ね。
違っていたら指摘よろ。
ついでながら、2期を見ていて改めて気づいたのだが、体育祭の時、くるみが失恋したのを爽子が知ったのは2期1話で、風早と爽子以外はくるみ失恋の事実は知らないんだよね(気づくの遅い)。
矢野ちんは体育祭の2日目にくるみがサングラスをして来たから失恋したことに気づいたのかと思っていたけれど、8話で「良かったの、邪魔しなくて?」って聞いているから知らなかったのか。
■ 最後に「episode.9 告白」のネタバレ?
原作の「episode.39 告白」を読んだ時、1期11話で爽子がくるみの協力を即決で断った時くらい驚いた。
爽子ってここまで鈍いんだ!(驚)
まぁ、イラつく鈍さじゃないし、むしろ爽子らしくて微笑ましく面白かったけど。キャラクターの性格をよくぞここまでつくりこんだなと言う感じ。椎名先生、脱帽です(笑)
ものすごく遅いタイミング(「君に届け」という作品自体を知ったのが割と最近なので)で恐縮です。記事を初めから読ませて頂き、このブログ様の「君に届け」への深い洞察のお陰で作品への理解度が増し、とても楽しむことが出来ました。本当にありがとうございます。嬉しくてついコメントさせて頂きました。
返信削除ま。さん>
返信削除ものすごく遅いタイミングでコメントありがとうございました^^;
すみません、変な人が湧いてからずっとコメント承認制にしてますたんで…今年はちゃんとチェックしますのでお許しを。