ちづちゃん、誕生日おめ！
観終わってまず感じたこと。
廊下は走るな!
…ぉぃぉぃ
あそこで先生に捕まって職員室で説教食らってる間に風早が帰っちゃったりしたらどーすんだよ!?
学校祭の準備が進む中、爽子はくるみの言葉が頭から離れず、なぜ風早を好きになったのかを思い返していた。そして風早もまた、ピンに「あきらめちまえよ！」と言われたことで、自分の想いを見つめ返しているのだった。それぞれの想いが巡る中、ついに学校祭が始まる。ストーリー | 君に届け 2ND SEASON
2期は「episode.06 好意と迷惑」の回以外は、基本的にまったりペースだし、今回は何処で終わるかも分かっていて、どんなオリジナルを入れるのかと思ったら・・・。
良い最終回でした(違)
なんかね、次回の制作チームが力入れてるのは間違いないんだけど、今回のチームも相当力を入れたんではと思える出来でした！素晴らしい!!GJですっ!!!
絵コンテの古橋一浩さんは1期6話「友達」担当、演出の江崎慎平さんは1期24話「誕生日」担当(今回も誕生日だ！)、作画監督は3人の分業でした。学校祭さながらの分業制？
爽子が「立派だから風早くんを好きになったんだっけ？」と自問自答するシーンから学祭開会までが長いオリジナルシーン。
原作のプロフィールによると吉田千鶴の誕生日は6月1日。この時、学校祭まで3日だったので学校祭は6月4日開催。こういう小ネタを入れたことで、制作側の原作へのリスペクトがわかります。
BGMがOP「爽風」のピアノバージョンだと気づいて聞いていると、教室での爽子の仮装行列の衣装合わせのシーンになり、そこへ入ってくる風早と愉快な仲間たち。
爽子の姿に頬を染めて見惚れる風早。オトメン可愛い！ってか、他の男子全然爽子見てない(爆)
爽子の横顔を丁寧に描いてますね！
ここからVocal付き「爽風」へ。
頬を染めてる爽子も風早も可愛いな。青春してるな～(*^ワ^*)
学校祭準備がしっかり描かれているし、千鶴にミサンガをプレゼントする龍が可愛いし、爽子の宝箱(バタードロップの缶)も登場。お御籤をここで出してきた！
このOPって歌詞の1番が1期で2番が2期のイメージ。どこかで2番を使うだろうと思ったらここで出してきましたか。
良い最終回でした(違)
学校祭が始まって、まずは山寺宏一の元妻が地獄少女と対決(違)
しっかり浄化されてしまいました(笑)
休憩時間に健人が爽子のところへ。爽子が風早にだけ壁を作っているのを感じたというアドバイス。これが爽子が壁を壊す決心をするきっかけに。
健人はこれでちょっと失地挽回。ただ、その後は余計だろ(笑)
まぁ、爽子ちゃん全然聞いてなかったけど。
「episode.5 すきな人」の時、ネットで「健人の告白を爽子はスルーかよ？」とか「断る言葉を考えてたんでは？」みたいな感想書いてる人がいたけれど、そもそも爽子さん聞いてませんから(笑)
今回は爽子が見ている健人が歪んでいくことで、爽子が聞いてないことを明確に表現。
健人は事態を悪化させたことを風早にも謝ろうとしたけれど、風早も健人の言葉をちゃんと聞いてない。まったく、爽子と風早はお互いに話をちゃんと聞けば何の問題もないのに(苦笑)
しかし、ここでの風早の告白には健人もビックリ。
黒沼に憧れていたのは、きっと俺の方だ。
風早は、これまでその天性の性格で人間関係に苦労することはなかったんだろう。また、中学時代は(たぶん野球に打ち込んで常に男子の中にいたから)本気で好きになるような女の子もいなかった。
それが高校で爽子に出会い、初めて恋愛感情を抱いたわけだが、順調に仲良くなっていた筈の爽子が突然自分を避けだすというのは、風早にはまったく想定外の事態だったのだろう。
恋愛経験のない風早は爽子が恋愛感情から風早を意識するあまり避けているということを察することが出来なかった。
今まで風早がやってきたように、きちんと爽子と向きあって話をしていれば解決できたかも知れないが、数々の試練に直面した結果、風早らしくない、自分の好意が「爽子を困らせている」という間違った結論で自己完結してしまった。
風早にとって人から避けられるというのはおそらく初めての経験。しかもその相手が好きな人。告白はしたものの自己完結の思い込みから出た言葉で誤解を深めてしまった。人間関係で苦労したことがない風早が初めて経験する挫折。
ピンに発破をかけられる前の風早は本気で爽子を諦めそうな雰囲気だった。
ピンの発破で「諦めてはいけない」と悟った風早。ではどうするべきかと考えた時、やはり一番身近で友達づくりを「諦めなかった」爽子の努力に思い当たったということだ。
周囲の風早評「爽やかで平等で浮いている奴をほっとけない」は風早にとっては誤解以外のなにものでもないし、衆目の中で爽子が「好きの意味が違う」と言った時の周りの「告ったなんてガセ」という反応はきっと風早の耳に入ってきたはず。
だからと言って諦めてはいけないと。黒沼はもっとずっと誤解されても諦めなかったと。
爽子から「風早くんのおかげだよ」と笑って感謝された事が、実は風早の後押しがあれば実現できるような事ではなく、本人の並々ならぬ努力の結果なのだと改めて理解できた。自分はそんな黒沼の人間性に惹かれていたのだと再認識したわけだ。
一方で爽子さん、風早が他クラスの友達に「爽子」と黒沼の本名を教える声で、ついに気持ちが吹っ切れた。てんとう虫（爽子の分身）が飛び立ち、着ている魔女の衣装が解けていくアニメオリジナルの演出も秀逸！
爽子が導き出した結論は予想外で期待どおり
わかんないことは、もういいよ！
そう来ましたか爽子さんっ！！
わかったのは、風早くんに好きな人がいると知って落ち込んだけど、それは結局のところ今の自分の状況とは関係ないということ。
風早くんは好きな人がいるのに（平等ではないけれど）普通に自分と接してくれていた。だから風早くんを信じて自分の気持ちをぶつければ、ちゃんと答えが返ってくるし、振られても嫌われないだろうと。
あんた誤解したまんまやん(笑)
依然として何を間違っていて何が誤解なのか分かっていない。
普通の話なら何が間違っていたかを理解して、それが行動のきっかけになるんだけど、ここがいかにも黒沼爽子らしい！
風早の問いかけに答えられなかった過ちは繰り返したくない。これ以上今の場所に留まっても何もかわらない。だから拗れて絡まった糸はほどけなくてもそのまま風早に突撃を敢行！！
これが爽子の本質だよね。恋愛感情に戸惑い、傍から見ればいつまでウジウジしてるんだという感じはあったが、最後には前向きの結論を出して行動を起こす。風早はそういう爽子に惹かれた。
学校祭一日目終了。校舎の外で物思いに耽っていた爽子に風が吹いて、今回も髪が動き始めた！(笑)
サービスで矢野ちんと千鶴の髪も風に揺れる！
爽子がどこへ行こうとしているかしっかり把握している龍(笑)。龍って口数が少ないだけで、いつもしっかり空気読んでるんだよな。矢野ちんと良い勝負かも？
校舎から出てきた胡桃沢も駆けてきた爽子の表情で察した様子。矢野ちんの問いかけに黙って頷く。
ここから爽子さんの疾走シーン！
髪を振り乱して走る爽子さんは1期の「episode.22 クリスマス」以来。作画に力入ってます。しかも髪も長ければシーンも長い。前から後ろから横からたなびく髪の毛をこれでもかと見せて、階段を昇りきったところでタメまで入ってます！
美しいBGMの乗せて爽子が独白。能登麻美子さんの感情の込め方が半端ない。この声をおかずにご飯３杯おかわりできるレベル（違）
爽子が扉に手をかけ「届け」と呟いたところでED
って、これは危険だ。絶対危険だ！！
爽子さん、風早には他に好きな人がいるって思ってるけれど「風早くんの脳みそって爽子…100%！ ううん… むしろもう爽子から出来てますって感じなの……！」なんだぞ！！
やばいって。脳内が爽子で満タン一触即発状態なんだから。
そんな風早に火薬を満載にした爽子が突撃しちゃ危ないって!!(爆)
風早が野獣化するぞ～(汗)
消火器はどこだ～！消防車の準備を～！風早に火がついたら水をぶっかける準備～！
来週の作画監督は1期「episode.14 くるみ」で泣く姿がとても綺麗だった爽子を手がけた井川麗奈さん。期待してます！
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こんにちは。
返信削除感想読みました。
一度決心したら、たとえ自分が傷つくことになろうとも、相手に誠実に向き合おうとするのが爽子、ですよね。
結局、爽子の方のおみくじ「今の人が最上、迷うな」にちゃんと行き着きました。
この作品、絶対爽子の方が漢前！風早はヒロインだといつも思います。
「てんとう虫」は爽子が小さいころなりたかったもの。1期に続いて印象的に使われてて心に残りました。風景といいすごく丁寧につくられててうれしいです。
私も原作の読者なので先は知っていますが、
「今のままでいっか」と言ってたクセにやらかしかけた風早のもとに、無防備に特攻かけたら確かに危険だ！しかも欲しかったのは全部って…。
ここまできたらどこで終わるのか気になりますが、無理でしょうがepi.44はアニメで観たかったです。
では、また。
柚さん＞
返信削除コメントありがとうございます。
そうなんですよね。気づいた事といえば「失恋を恐れるあまり風早くんに対して誠実に接してなかった」というだけなんですよね。
相手の態度に対する鈍感さが実は次回以降本領発揮されるのが爽子の凄いところです^^;
ちなみに賛否両論のAパート、爽子の仮装行列の衣装合わせを遠巻きに見て頬を染める風早のシーンが凄く好きです。これ伏線ですよね？
風早はこの時絶対正面から近くで見たかったはず(*^^*)
まぁ、矢野ちんにすぐヘタレと見抜かれたオトメンですから(笑
それと原作にはない、爽子が階段を駆け上がるアニメの描き込みは凄いの一言です！昨晩コマ送りでじっくり観ました（爆）
千鶴の誕生日も、飛び立つてんとう虫も、スタッフは良く原作を研究して愛情とリスペクトを持って作っていると思います。
で、9話以降ですが、原作1話分ずつ進んで12話だけは締めるためのオリジナルになるようです。11話には学校祭翌日まで入れて欲しい(笑)
最終話は「君に届け」のもう一つの意味が明らかになるepi.44とOPのイメージの原案でこれまでの伏線を回収しているepi.46を合わせたような内容を予想しているんですが、どうなるでしょうね？
今月いっぱいで終わりなのが寂しいですが楽しみです。