2009年1月30日金曜日

長澤まさみ、幼稚園児役に挑戦!?

「長澤演じる初音、10歳以下で初体験!? 役柄設定を急きょ変更」
 NHKは28日、大河ドラマ「天地人」(日曜後8・0)で女優、長澤まさみ(21)が演じる初音の役柄設定を変更すると発表した。戦国武将・真田幸村の「妹」と発表されていたが、これを「姉」に。放送中の役設定変更は前代未聞の事態だが、その背景にはなんと、主人公との“肉体関係”があった!?

 クルトンパパさんの記事にコメントとして書いてしまったけれど、もったいない(爆)ので自分のブログにも書いておきます(^^;

 この第4話で出てきた「上杉本 洛中洛外図屏風」は1574年に織田信長から上杉謙信に贈られたと伝えられています。そして信長の使者として使わされた初音は真田信繁(幸村)の妹という設定でした。ところが、真田信繁は大阪夏の陣の1615年に49歳で討ち死にしたとされていることから逆算して1567年生まれ。異説として1570年生まれというのもあります。

 そして直江兼続は1560年生まれ。

 つまり、「上杉本 洛中洛外図屏風」が届いた時に兼続は14歳で、初音が真田信繁(幸村)の妹であれば双子であっても7歳以下。下手すりゃ4歳以下です(汗

 あの屏風を届けた長澤まさみは実は幼稚園児の役だった!(爆)

 どうやら、妻夫木聡が28歳で真田信繁(幸村)役の城田優が23歳と実年齢が年上であることを配慮して原作の姉から妹に設定変更したらしいんだけど、もうちょっと考えればその設定がおかしいことくらいわかりそうなもんでしょ?(笑)

 7歳の女の子が使者だなんて肉体関係がどーのこーのと言う以前の問題だと思うが。



 ちなみに余談ですが、なぜ真田信繁(幸村)と書いているかというとNHKに対する皮肉です(笑)

 というのは、Wikipediaにもありますが大河ドラマの時代考証を手がけていた『日本史学者の桑田忠親が北政所の自筆消息(手紙)の自署が「ね」一文字であることを理由に彼女の名は本来は「ね」(通称では接頭辞「於(お)」をつけて「おね」)であり、「ねね」は「太閤記」などによる誤記であるという説を唱えた』のをNHKが「秀吉」や「利家とまつ」で使いまくって、日本中広めてしまったんですね


 Wikipediaにも反証がかかれていますが、当時の女性は署名に名前の頭一文字を使っていたことや、一文字の名前がただ一人も存在していないことから「おね」説は非常に根拠が薄いんですが、一人のトンでも学説を広めてしまう公共放送ってなんなんだと思ってしまいます。

 というわけで、真田信繁。実は信繁は生前「幸村」という名前を名乗ったことは一度もないことがわかってます。だから史実は真田信繁が正しい。

 根拠の薄い学説を広めたり、下手な年齢詐称(違)なんかする暇があったら正しいことが判明している歴史をきちんと伝えようよ>NHK

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2 件のコメント:

  1. クルトンパパ2009年1月30日 16:35

    いやあ、NHKに手厳しい(爆)
    桑田氏は歴史学者としては高名な方ですが、全てが正しいと言うわけでも無いと言う事でしょう。
    それでも、NHKの大河ドラマと言うのは、受け手が勝手にあれを「ノンフィクション」的に捉え、全てを信じる人も多い。
    主人公をオーバーに歴史に登場させるのはまだ良いのですが、せめて、当たり前の歴史公証だけはきちんとやって欲しいものです。

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  2. さとし@快投乱打2009年1月31日 2:07

    クルトンパパさん>
    「おね」説には「子寧」というのもあるので、「おね」が間違いとも断定できないんですが、於「ね」説は多分間違いっぽいですね。
    学説というのは色々諸説出てくるのが当然ですが、時代考証としては一人だけが唱えた説を全面的に採用するのはどうなんでしょうね(^^;
    で、原作者が有名だと「原作に忠実に」となるんだそうですけど。
    大河もあくまでも「フィクション」ですけど、そこには単なるフィクションを見る楽しみだけではなく歴史を知る喜びも必要ですよね。
    そう言えば“タッキー”義経の時の「しずやしず」は大河に残る名シーンだと思ったけれど最終回は最低も良いところだったなぁ。
    私の見た中での最低大河は「北条時宗」だけど「義経」も良い勝負(笑

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