“ユーザー視点の辛口評価で好評の戸田 覚氏”なんだそうだ。
「ふーん、そうなんだ」と思いつつ読んでみて、どうも腑に落ちない点がある。
多くのネットブックが、OSにWindows XPを搭載して妥協する。確かに、Windows XPなら、Atomでも十分軽快に動作するし、メモリーが1GBでも何ら問題ない。
だがこれは、ユーザーの満足のために機能や性能を向上させているパソコンの進化と逆行しているのだ。
そうなの?
もともと「ネットブック」というのはパソコン中上級者向けのサブノートじゃなかったっけ?
『何も知らないユーザーが「お気楽なノート」として買うことを期待しているのだろうか?』なんてくだりがあるが、店頭で店員が実際にそういう売り方をしているんだろうか?
少なくとも「これで何でも出来ますよ」的な売り方なんてしてないと思うんだけどね。
そのくせ、『ネットブックより「LOOX U」。必要ないけど“欲しくなる”ミニノートを斬る!』なんて記事を書いている。
LOOX UだってAtomでしょうが?
よくわからないのは、この人、何がなんでもWindows Vistaを使いたいらしい。それのどこが“ユーザー視点”なのか甚だ怪しい。
『ネットブックを「自腹購入」見て、触って、分かった真実とは?』では『恐ろしいと思うのは、OSがWindows XPであること。これは冗談だが、ピュアモバイルノートが苦労してWindows Vistaを動作させている横で、Windows XPを搭載して売るのは反則だろう。』とまで書いている。
なぜ、苦労してまでWindows Vistaを動作させる必要があるんですか?しかもモバイル用途で?
さっぱりわからない←ガリレオ調で(笑)
モバイルはまず用途ありきでしょう?
私の場合だと、通勤中に以下のことがしたくて携帯している。
・30Kbps~100Kbpsでストリーム配信されるプロ野球実況を聞く
・ブログやSNSの確認をし、記事を書く
・ニコニコ動画やYoutubeで動画を見る(あらかじめDLしたものが見られればOK)
・Webメールでメールのチェック(携帯電話でもOK)
この用途であればVistaなんて要らないし、極端なことを言えばXPさえ不要。Linuxで十分だ。Linuxは随分進化して日本語環境も使いやすくなったので、Firefoxでネットサーフィンしてブログの記事を作成するぐらいなら全然問題がない。
そもそも、以前はZaurus SL-C1000にPHSカードを接続して使っていたのだが、イー・モバイルのHDPSAの方が快適なのとWindows MobileのDRM対応に問題があるからネットブックを物色しているのである。
どうしてもVistaやOfficeが使いたいなら自宅や会社のPCにRASで接続すれば済む。というか、情報漏えいで多くの会社が信用失墜している時代に仕事のデータをノートPCで持ち運ぼうなんて発想自体が時代遅れで危険極まりない行為だ。
ネットブックは“パソコン”ではなく“ネットブック”だ。「ネット利用を目的としたノートブック」であって「パーソナル・コンピュータ」ではない。利用目的が限定された製品をパソコン視点で評価しようとしている時点でおかしい。
だいたいパソコンを「あれも出来るこれも出来る」で売ること自体間違っているし、その尻馬に乗った評価をすることは間違い。普通は「何がしたいか?」があってその目的に合致した製品を買うのだから。
「掃除をしたいから掃除機を買う」のであって「掃除機を買ったから掃除をする」ではないでしょ。後者だったらそもそも掃除機を買う動機がない。
で、ネットブックを買うなら「8万~10万円くらいまで出して、もう少し本格的なノートを買う」んだそうだ。
「ふーん、どんなの買えるんだろう?」
って思ってしらべてみたら、LaVie J LJ700/LHが10万円未満!?
いや、マジで欲しいんですが。この機種好きなんで(笑)
日本電気 LaVie J LJ730/MG (モバイルノート/12.1型ワイド液晶搭載)Vista-HomePremium(SP1) PC-LJ730MG6W
NEC
2008-04-17

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