あらすじ: 西暦2029年。高度な情報化社会で凶悪化するコンピューター犯罪やサイバーテロに対抗するため、政府は非公認の超法規特殊部隊公安9課、通称“攻殻機動隊”を組織する。ある日、国際手配中のテロリスト“人形使い”が日本に現われる情報が入り、隊長の草薙素子を筆頭に攻殻機動隊は追跡を開始する。
残念ながら私も『マトリックス』から『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』を知ったクチなので(押井守作品をリアルタイムに映画館で見たのは『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』が最後)、『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』はDVD。
その『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』をバージョンアップ版として映画館で見られるとは!

今回リメイクされたのは冒頭の暗殺シーン、タイトルバックの一部、海にダイブするシーン、その他コンピュータディスプレイが、続編『イノセンス』と同じ「橙」で統一されている、ティルトローターがCGによる新作になっている、ゴーストの描写、ラストの都市の描写等々(オリジナルと見比べると他にも違いがあるかも知れない)。また“人形使い”の声優が家弓家正から榊原良子に変更になった他、台詞、音楽、SEなどの音響が全てリニューアルされている。
ただ、個人的にはオリジナルとの映像の違いよりもドラマ自体に引き込まれてしまった。過去に何度もDVDで見たはずなのに、だ、
映像が新しくなったからだけではなく、刷新された音響効果と相まってドラマのスリリングな展開が際立っている。ストーリーがわかっているのに夢中になって見てしまった。
元が良いからと言えばそれまで?(笑)
いや、そうではない。押井監督が「スクリーンで観て、感じてもらいたい映画。そのために、いま作り直す価値がある」と言っているように、いま映画館で見るために作られ、そして映画館で見ることに価値がある映画になっている。
一旦、オリジナルは忘れて圧倒的な情報量の映像と音響に浸って見てこその『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊2.0』だろう。
札幌、東京、愛知、大阪、福岡の全国5都市限定公開で早ければ今週末、ほとんどが7月末までの上映となりそう。もし、5都市近郊に住んでいて、Blue-rayでの鑑賞を考えているならば、是非とも映画館で一度観て欲しい。それだけの価値がある映画だ。
P.S.
パンフレットが通常の倍の値段(\1600)で驚いたら、オリジナル復刻版と2.0の合体版でした。
最終上映の前に売り切れていたので、ゲットしたい人は早めの上映回で!
GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 (Blu-ray Disc)
バンダイビジュアル
2007-08-24
ユーザレビュー:
保存版としてはどうか ...
Ver.2.0製作他 ...
待ちましょう相変わら ...

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どもっ!
返信削除ストーリーに変動無く、映像的な処理のみリニューアルと言う話を以前より聞いていたんですが。
(だから、あまり積極的には考えていませんでした)
だが、こう色々書かれると食指沸きますね。新作のティルトローターとか。
こちら札幌では、8/1(今週金曜)までの上映となっています。
行かねば、なんねーか。
くまこさん>いらっしゃいませ!
返信削除オリジナルとの比較を目的に観てしまうと、どうしても13年のギャップを感じる部分があります。
でも、音響がすべてリミックスされているらしく(というのはオリジナルを映画館で観てないので比較できません)、大画面と音響で楽しむために入場料を払う価値は十分あると思いました。もし、迷われてるなら是非!