2008年7月8日火曜日

鉄腕バーディーARCHIVE‐新旧&アニメが一冊に!

鉄腕バーディー 19巻と「鉄腕バーディーARCHIVE」をGETしました。

 もともと“ARCHIVE”の方は買うつもりはなかったんですが、本屋で手に取った瞬間そのままレジへ行ってしまった(笑)



 ゆうきまさみ氏は週刊少年サンデー増刊に「鉄腕バーディー」が連載開始された頃からのファンで(週刊少年サンデー増刊は高橋留美子の「人魚シリーズ」が読みたくて買い始めた気がする)、ヤンサン版の「鉄腕バーディー」はコミックス第1巻からずっと買い続けてます。旧作もこれが読みたいがために増刊少年サンデーを買ってました。

 鉄腕バーディー 19巻は上野駅のエキナカの書店で平積みどころか、スタンド付きで陳列されてました。さすがにアニメの放映開始直後だけのことはありますね。
 さて、「鉄腕バーディーARCHIVE」ですが、帯に「単行本未収録 幻の5作品を収録!!!」って書かれてますが、そもそも旧作の単行本自体がほとんど幻ですね^^;

 残念ながら私は入手できてません。BOOKOFFででも探すしかないか...


 内容的には旧作からアニメ版までのカラーイラスト、アニメ版の設定資料、ヤンサン版の徹底ガイド、出渕裕氏×鹿野司氏によるSF考証、ゆうきまさみ氏インタビュー、そして単行本未収録の5作品(6話)となってます。

 個人的に興味深かったのは漫画の連載に関しても出渕裕氏と大野木寛氏がかなり係わっていること。大野木氏や出渕氏は「超時空要塞マクロス」から出てきた人たちで、以前からゆうき氏と交友が深いことは知っていましたが、旧作のストーリー構成にもかなり深く関わっていたことがわかりました。

 アニメ版については、どうしても原作のアニメ化を望んでしまうファンとしては肩透かしを食らった感もあるけれど、大野木氏や出渕氏が参加しており、キャラ設定資料は全てゆうき氏自身が書いた上でりょーちも氏がかなり忠実に作画しているようです。

 ちなみに紙面に出渕氏が描いたバーディーの設定イラストがありますが、これが中々色っぽい!(笑)

 オリジナルストーリー化は、漫画のストーリー展開で制約を受けたくないゆうき氏本人の希望もあってのことで、ゆうき氏自身が「俺が見て面白いものを作れ」と脚本にかなり注文を付けているようなので、ここは原作とは切り離して「ゆうきまさみ公認パラレルワールド」として気軽に観たいと思います。


 単行本未収録の5作品の中では「オールグリーン」が嬉しかったですね。「人形の記憶」のオリジナル版ですがヤンサン22話に及ぶストーリーが1話の読み切りだったなんてもう忘れてましたよ。

 「こんなに簡潔にまとまっていたっけ?」と驚いてしまいました(爆)
 一応、ラストシーンはちゃんと覚えてましたけどね^^;

 その他「阿留多伝説のオチはこれだったなぁ」とか「あの粉砕バットはあ~るが投げたんだよなぁ」とか、懐かしい場面もいっぱい。旧作からのバーディファンとしてはたまらない内容です!
 新作しか知らない人も「こんなオリジナルがあったんだ!」と読んでみるのも面白いと思いますよ。


 ところで、「鉄腕バーディーARCHIVE」でのゆうき氏のインタビューの中で「自身の作品では最長(不倒?)となる」と宣言されてます。おそらくは30巻以上になりそうですが、ヤンサンの休刊が決定する前のインタビューですので、どんな形で継続するか気になるところです。

 ご本人がWebサイトで力強く継続を宣言されていますから、それは安心していますが小学館の青年向け週刊誌にバーディーが載りそうなカラーのものが思い当たらないのと「正直言って腹は立ててますよ俺」と書かれているので小学館以外での継続もあり?

 発表を心待ちにしています。
 作者さんへのお礼は何も出来ないが金が払えるよ。






0 件のコメント:

コメントを投稿