
第3話で、メイド服姿の亜紀(ともさかりえ)がヤス子(小林聡美)に「ヤッチに残された時間を最高に素敵な時間にしてやるよ」と言った場所です。なんか最終回終了に相応しい雰囲気だな...。
どうでも良いけど、東京タワーからこの場所まで来ると、すでに地下鉄の駅を通り過ぎてるんですが。二人はどこへ向かって帰ったのか謎です(笑)
絶対リアルタイムで見たいと思っていたのに、計らずも仕事で徹夜になってしまいました。ストーリーは、翌日ちーずさんの「どらま・のーと」でしっかり読ませてもらいました。だって、どういう終わり方したのか早くしりかたかったし、このドラマは先にストーリーを知っていても十二分に楽しめるから。
ただ、問題は私のPCが時々録画を失敗すること。そっちは気が気じゃなかった。もし、録画できてなかったら泣くに泣けないというか、別の意味で泣ける(苦笑)
結局帰りついたのは木曜日の23時前。録画は成功してました!!
ストーリーの感想を書く前に、今回はSF的にツッコミどころ満載なので突っ込ませてもらいます!!
加藤教授(大杉漣)の理論、敗れたり!!破綻してましたね。402便の残骸が見つからなかったということではないですよ。
服はなぜ消えた!?
10年前に引き戻される時にその場に残るんじゃなかったのか?瞬間的に裸になるってヤス子(小林聡美)と亜紀(ともさかりえ)が第3話で騒いだじゃないか!
ところが実際には、今着ている服も含めてその場から消え去ってしまっていた(笑)
次に先進波の送信機、「回収された送信機を調べたところ、受信された記録は残っていませんでした。やはり失敗に終わったようです」と加藤教授に言う甲斐(尾美としのり)。
そりゃ、そうだろ?
たとえ先進波を発信できたとしても送信機自体は過去には行けないんだから、受信はできない。そもそも受信するのは402便の受信機のはずでしょ?
ついでに言うと、なんで長崎空港の402便の操縦席でテツがボタンを押さなきゃならないんだ?
正確な時間に送信したいのなら、タイマーで発信した方が良いだろうし、時空に一緒に飲み込まれるからというなら、別に長崎まで行く必要はない。どこにいたってテツはその時刻に瞬間的に操縦席に移動するのだから同じはず。
距離の問題をいうなら、テツは長崎空港の402便ではなく、ヘリコプターなりで10年前に402便が消息を絶った場所へ行くべきだよ。
ただ、10年前の402便がどうやって先進波という電磁波を受信するのかが全く分からないんだけどね。普通の通信機で受信できるものなのかもわからない。
さらに、ここ何年も自宅から半径500m以上の場所へ出かけたことがなかったはずの菊介(武田真治)がどうやって、第1話でホテルに手紙を預けたのか?あの手紙は郵送されたようには見えませんでしたが?
あともう一つ、加藤教授が「しかし私の理論によれば、402便の残骸が発見されるはずだ」と言っているのもやっぱりおかしい。それは10年前に引き戻された後に見つかるという問題ではないでしょ?加藤教授ともあろうお方が時間軸の考え方を間違っているとしか思えません。
と、文句を言ったところで内容の感想。
なんだかとってもハッピーエンド。素敵な終わり方だったんじゃないですか?
このドラマに相応しい、とても良い最終回だったと思います。
弟・航星(中村友也)の「兄貴を尊敬している」という言葉を聞き、対策室で「実は遺族会会長にうんざりしている」と心情を吐露する甲斐(尾美としのり)、その甲斐を気遣うのがなんと大屋本部長(岸部一徳)。ヤス子へ言った「君ももう、下がっていいよ」の言葉も今までとは正反対の意味。
いやいや一徳さん、前回今回で美味しいところを持って行っちゃいましたね(笑)
で、中村友也くん。別のドラマでMEGUMIと仲良くなりそうだけど、璃子ちゃんの方が良いと思うぞ(違
ラーメン屋台の店主役にもたいまさこさん(室井滋も出せー!)、第6回のラストシーンはこのシーンのための伏線だった!?
伏線と言えば、亜紀と菊坊のシンクロ演技を今回だけわざと外してみたり、結構最終回に向けて練られていたようですね。
クライマックスはヤス子の家(とその周辺へ)。後藤杏子(高橋惠子)さんはヤス子の家で家事を手伝うくらいヤス子と良い関係だったんですね。しかもこの姿で「ああ、やっぱりお母さんなんだ」とわかります。
テツがヤス子の家に戻って来てからヤス子と別れるまでのシーンはこのドラマで一番良いシーンかも?
402便の乗客を救うため、最後まで望みを捨てなかったテツにヤス子ちゃんぞっこんていうところでしょうか?
別れ際の二人の会話に後藤瑠璃子(成海璃子)が本当に弾いている(と、娘の買ったアイドル誌に書いてました。おそらくは撮影された冒頭の部分だけだと思うけれど)ショパンの「別れの曲」が雰囲気を盛り上げていました。
婚約指輪を差し出すテツに「それいつ買ったの?」と確認するのがこのドラマらしいところ。
10年前に買ったから、今夜消えてしまうダイヤの指輪。でもしょんぼりするテツに「時間ないから。早く早く!」とおどけて手を差し出すヤス子さん。
普通なら悲しい筈の別れなのにとても嬉しそうなヤス子さんが印象的でした。
9時32分に亜紀が風と共に消え、左手の薬指から婚約指輪が消えてテツも消えたことを知った後のヤス子さん、亜紀の手紙に涙はこぼすも、菊介を「何涙流してるんだよう?」とからかう余裕を見せ、菊介も「お姉ちゃんこそ」と応酬。
テツとの間に忘れ形見が出来れば最高だったけれど、指輪さえ消えてしまうという終わり方もまた良しです。
きっとテツや亜紀が奇跡を“起こした”とを信じて疑わない。最後にヤス子が風に(亜紀が見ているような気がして?)振り向くシーンもそんな気持ちを表しているように思えました。
ヤス子とテツの別れのシーンから以降、日中のシーンはすべて夕暮れ前で暖黄色のフィルターがかかっていました。ラストは春の訪れを表しているかのよう。ずっと冬の時代を過ごして来たヤス子(と菊介)にテツや亜紀が春を運んで来たのかな?
ドラマは402便が10年前に引き戻された時点から時空が分かれ、パラレルワールドに入り込んだことを匂わせて終わりました。前回も書いたとおり、10年前に引き戻されるという設定ならこれが一番自然な終わり方でしょう。
設定がそんな荒唐無稽なSFなのに、このドラマはほとんどのシーンが支援対策室やホテルやヤス子の家だけでした。テレビドラマなのに舞台でできそうな感じ。そして徹底的に主人公ヤス子の目を通した、気持ちで感じた世界にこだわり続けました。この設定は「やっぱり猫が好き!」に近い感覚ですね。あのドラマもSFチックというか荒唐無稽というか滅茶苦茶な設定のあるシチュエーションコメディ。
小林聡美がもっとも得意とする設定だったから、これだけ良質なドラマに出来たんでしょうね。視聴率的には残念でしたが、個人的には「それでこそ、小林聡美だぜぃ!」な佳作でした。
全9話、DVDに保存したし、プロ野球がない日は帰りの電車の中で見直してみるかな?
素晴らしいドラマをありがとう!
・・・ところでBGMがとても気にいったんですがサントラ盤出ないかなぁ...。


いきなり失礼します。
返信削除本当にすばらしいドラマでしたよね。
サントラは既に発売されていますよ!是非是非聴いてみてくださいね。
yosiさん>
返信削除情報ありがとうございます!
アマゾンで確認しました。買わなきゃっ!!
本当に心温まる良いドラマでした。DVDで10話バージョンが出ないかなぁ?
いいドラマでしたね。
返信削除今期はこれとアンフェア2本だったのですが、このドラマは
心が温かくなるステキなドラマでした。小林聡美さんがホントによかったです。ともさかさんもステキでした。
視聴率なんて、どうでもいいです。 こういう良質なドラマをこれからももっともっと観たいです。
まぁさん>
返信削除このドラマが理解できる年齢層がかなり狭かったはずなんで、視聴率的にはしょうがないですね。視聴率の良し悪しとドラマの質は連動しないし。
またこういうドラマを作って欲しいですね。
さとし(うっちー)が、広い感想とか感想などをBLOGしたはずだったの♪
返信削除さとし(うっちー)たちが、ネットで感想と感想とかをBLOGしたかった。
返信削除きょううっちーは、ここまでさとし(うっちー)はblogする?
返信削除ここまでさとし(うっちー)がblogした。
きょううっちーがここまでさとし(うっちー)はblogしたかもー。
ここで感想とかblogしたかった。