内容は、どうやら新規音源はなさそう。
まず、CDをPCに挿入するとCDDBのGracenoteでは、“[Disk15] Casino Arena, Asbury Park, NJ June 28, 1974”と認識。つまり、このCDは「The Road to Red」の21枚組CDのうち15枚目と同一ということらしい。
【収録曲】
1. Walk on.. No Pussyfooting
2. Larks' Tongues In Aspic: Part II
3. Lament
4. Exiles
5. Improv: Asbury Park
6. Easy Money
7. Improv
8. Fracture
9. Starless
10. 21st Century Schizoid Man
つまり、これは1974年6月28日のアズベリーパーク公演の2013mix版ということ。しかも「1. Walk on.. No Pussyfooting」が延々3分続き「9. Starless」の後、アンコールを求める観客の拍手も延々と続く。当然エディ・ジョブソンのオーバーダビングによるバイオリンはなく、「10. 21st Century Schizoid Man」も翌々日のプロビデンス公演に差し替えられていない。
ちなみにDGMLive!やThe Collectable King Crimson, Volume One: "Live in Mainz,1974" "Live in Asbury Park, 1974"
2005mixと聴き比べると、サウンドボード録音の音源をそのまま収録したような2005mixに対して、2013mixは“オリジナル”の「USA」に近い音質と楽器配置に編集し直した感じで、個人的にはかなり良い音に仕上がっていると思う。
もしかして、エディ・ジョブソンのオーバーダビング版で今回の曲構成にしたものを出してくるかと思ったけど、そうはならず。
一方でDVDの収録内容はというと…、
1. Casino Arena, Asbury Park 2013mix(24/bit/96kHz)
2. Casino Arena, Asbury Park 2005mix(24/bit/48kHz)
3. USA: 30th anniversary Remaster(24bit/48kHz)
4. USA: Original UK Vinyl Transfer(24bit/96kHz)
2013mixは、これも「The Road to Red」のDVDに収録されたものと同一。だけど流石に「The Road to Red」は懐事情から買えないので、このハイレゾ版が聴けるのは嬉しい。おそらく、この時期のキング・クリムゾンのライブとしては最高音質だろう。
「2005mix」と「30th anniversary edition」はCDの(16bit/44.1kHz)から音質向上したバージョン。サンプリング周波数はわずかに多いだけだけど、量子化ビットが16bitから24bitになったことでダイナミックレンジは広くなっている…んだけど、あまり聴いてないな^^;
最後の「Original UK Vinyl Transfer」はご丁寧にも針を置いた時のプチプチ音が入ってるバージョン。これだけ新規音源!?
今回のリリースで「USA=アズベリーパーク公演」が公認されたということでいいのかな?
アズベリーパーク公演をこの音質で聴けるというだけで嬉しい。「USA」をLP版で購入した時からもう何度も聴いたはずなのにまた聴いている自分がいる^^;
「The Road To Red」を持ってないキング・クリムゾンファンなら“買い”だろう♪
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