http://www.mozilla-japan.org/products/firefox/rc/
Firefox2からは以下のような改良がされているようです。
セキュリティの強化UIの変更は基本的にないようですね。
- ワンクリックサイト情報: ロケーションバーでサイトアイコンをクリックすると、サイトの所有者を確認できます。サイトの提供元の検証は目立つように表示され、より分かりやすくなりました。今後のバージョンでは、Extended Validation SSL 証明書の情報も表示されるようになります。
- 悪意のあるソフトウェア (マルウェア) からの保護: ウイルス、スパイウェア、トロイの木馬、その他悪意のあるソフトウェアをインストールする (感染させる) ことが確認されているサイトを訪れると、警告が表示されます。ここをクリックしてテスト することができます (注: 悪意のあるサイトのブラックリストはまだ運用されていません)。
- 新しい偽装サイト保護のページ: 偽装サイトの疑いがあるページのコンテンツは表示されなくなりました。ここをクリックしてテスト することができます。
- 新しい SSL エラーページ: Firefox が 無効な SSL 証明書 に遭遇した場合、より明確で厳格なエラーページが表示されます。
- アドオンおよびプラグインのバージョンチェック: Firefox はアドオンおよびプラグインのバージョンを自動的にチェックして、古い安全性の低いバージョンを無効化するようになりました。
- 安全なアドオンの更新: アドオン更新のセキュリティを改善するため、安全な更新を提供していないアドオンは無効化されます。
- ウイルス対策ソフトの統合: Firefox は、実行ファイルをダウンロードする際、ウイルス対策ソフトに通知を送ります。
- Vista ペアレンタルコントロール: Firefox は、ファイルのダウンロードを無効にする、Windows Vista のシステム規模のペアレンタルコントロール設定を尊重するようになりました。
利便性の向上
- より簡単になったパスワードの管理: これまでのパスワードダイアログの代わりに情報バーが表示され、ログインに成功した後でパスワードを保存できるようになりました。
- アドオンのインストールの簡略化: アドオンのホワイトリストが削除されたことにより、数回のクリックでサードパーティのサイトから拡張機能をインストールできるようになりました。
- 新しいダウンロードマネージャ: 改良されたダウンロードマネージャによって、ダウンロードしたファイルの特定が非常に簡単になりました。
- ダウンロードの再開が可能に: ブラウザを再起動したり、ネットワーク接続をリセットした後で、ダウンロードを再開できるようになりました。
- ページ全体のズーム: [表示] メニューとキーボードショートカットから、新しいズーム機能によってページ全体をズームイン・ズームアウトして、レイアウト、テキストおよび画像を拡大・縮小することができます。
- タブのスクロールとクイックメニュー: タブのスクロールとタブのクイックメニューでタブの指定が容易になりました。
- 作業の保存: 終了時にタブを保存するかどうか尋ねるダイアログを表示します。
- 最適化された [タブを開く] の動作: ブックマークフォルダをタブで開くと、既存のタブが再利用されるのではなく、新しいタブが追加されるようになりました。
- ロケーションバーおよび検索バーのサイズは、シンプルなサイズ変更機能で調整可能になりました。
- テキスト選択の改善: Ctrl/Cmd で複数のテキスト選択を実行できます。ダブルクリック後のドラッグは単語単位の選択になります。トリプルクリックでは段落が選択されます。
- ページ内検索ツールバー: ページ内検索ツールバーは現在の選択範囲と連動します。
- プラグイン管理: アドオンマネージャで個々のプラグインを無効化できます。
- Vista との統合: Firefox のメニューは、Vista のネーティブなテーマを使用して表示されるようになりました。
- Mac との統合: OS のスペルチェック機能を利用できるようになりました。また、ダウンロードの完了と更新の通知に Growl をサポートしました。
よりパーソナルに
- スターボタン: 1 回のクリックで、ロケーションバーから素早くブックマークを追加できます。2 回クリックするとブックマークを保存してタグを付けられます。
- タグ: ブックマークにキーワードを関連付けてトピックごとにソートできます。
- ロケーションバーと自動補完: ロケーションバーにページのタイトルまたはタグを入力して、履歴から探しているサイトを素早く見つけられます。サイトアイコン、ブックマーク、およびタグの表示によって、結果がどこから来るのかを確認する際に役に立ちます。
- かしこい Places フォルダ: ブックマークツールバー上の新しい Places フォルダから、最近ブックマークしたりタグを付けたページだけでなく、頻繁にアクセスしたページに素早くアクセスすることができます。
- ブックマークおよび履歴の整理機能: 複数の表示形式や、頻繁に行う検索を保存できるスマートフォルダを使用した、履歴とブックマークの高度な検索を利用できます。
- Web ベースのプロトコルハンドラ: デスクトップアプリケーションの代わりに、お気に入りの Web メールプロバイダなどの Web アプリケーションを利用して、サイト上の mailto: リンクの処理できます。他のプロトコルでも同様の機能を利用できます (この機能を利用するには、まず Firefox にハンドラとして Web アプリケーションを登録し、連携を有効にする必要があります)。
- 使いやすいダウンロードアクション: 新しいアプリケーション設定画面は、さまざまなファイルタイプとプロトコルスキームのためのハンドラを構成できる、より優れた UI を提供します。
開発者向けプラットフォームの改善
- 新しいグラフィックおよびフォント処理: Gecko 1.9 の新しいグラフィックおよびテキストレンダリングアーキテクチャは、CSS や SVG のレンダリングだけでなく、リガチャや複雑な筆記体を使ったフォントの表示を改善します。
- ネイティブの Web ページフォーム: Mac OS X および Linux (Gnome) デスクトップでは、Web ページ上の HTML フォームがネイティブのデザインになりました。
- 色の管理: (about:config で gfx.color_management.enabled の設定を有効にしてブラウザを再起動する必要があります) Firefox は、埋め込みのカラープロファイルで画像を調整できるようになりました。
- オフラインサポート: Web アプリケーションがオフライン機能を提供できるようになります (ユーザがこの機能を利用できるようにするためには、Web 開発者がオフラインブラウズのサポートをサイトに追加する必要があります)。
- Web サイトおよびアドオンの開発者向けの詳細な概要は 開発者のための Firefox 3 をご覧ください。
パフォーマンスの改善
- 信頼性: ユーザのブックマーク、履歴、Cookie、および環境設定は、安全性の高いデータベース形式で保管されるようになりました。これによりシステムがクラッシュした場合でもデータを消失から保護することができます。
- 速度: 大幅なパフォーマンスの調整のために大幅なアーキテクチャの変更 (Cairo への移行やページレイアウトのリフロー処理の改良) を行い、その結果 Beta 1 で速度が上がりました。今後のベータ版のリリースではさらなる高速化が見込まれます。
- メモリの使用: これまで 300 を超える個別のメモリリークが発生してきましたが、新しい XPCOM サイクルコレクタ はそれ以上のメモリリークを完全に排除します。(キャッシュされたオブジェクトをより短時間で解放することにより) 開発者はメモリの使用を最適化し、断片化を削減するために引き続き取り組んでいます。
大幅とは言わないまでも確かに体感的にはパフォーマンスは向上してるかも。
ちなみに、ダウンロードページに「Firefox 2との併用」という項目があり、説明どおりにインストールすれば、Firefox 2を残したままでFirefox3(RC)を使用することができます。
※2と3を同時に起動するようなことは出来ません。
ただし、プロファイルは別に作成されますが、拡張機能は共通ですので、Firefox 3で不具合を起こすような拡張を削除するとFirefox 2でも削除されます。
私は、Nightly Tester Toolsで強制的に互換性が保てるようにしたところ、ほぼ問題なく動作してますが、Sageだけはダメでした。Firefox
3用のSageはリリースされてない(涙)・・・と思ったらFirefox 3用にSage-Tooという拡張がリリースされていました。
とりあえず、Firefox 3だけで不自由なく使えそうです!
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