2006年12月6日水曜日

のだめカンタービレLesson8

 さあ歌おう、絶望から希望へ...、歌え!歓喜の歌を!!

 ブラームスの1番、これも来日オケの演奏を生で鑑賞しました。聴いたのは小澤征爾率いるボストン交響楽団。記録を調べてみたら、クライバーと同じ1986年の日本公演でした。

 2月22日、於昭和女子大人見記念講堂。演目は「ラヴェル/マ・メル・ロア」と「ブラームス/交響曲第1番」。演目的には、翌日のNHKホールの「Rシュトラウス/ツァラトゥストラはかく語りき」と「ブラームス/交響曲第1番」の方が聴きたかったけれど、音響的にはNHKホールより、人見記念講堂の方が上でしたから・・・と切符が取れなかった言い訳にしてみる。

 いやいや、音響は大事。1988年にメータ&イスラエルフィルが来日したとき、当時山梨県に住んでいたため、山梨県立県民文化センターで鑑賞したのですが、「モーツァルト/交響曲第36番」はともかく、せっかくの「マーラー/交響曲第1番(花の章、付き)」が最悪でした。もう音が割れまくりで聴くに堪えない。「絶対音響の悪いホールの公演は行かないぞ」と心に決めたのでした・・・って、その後何度かコンサートに行った後は結婚して貧乏になって生オケ鑑賞すら出来てないが(爆)

 話を小澤征爾&ボストン響に戻そう。この曲、ボストン響ほどのオーケストラをしても難曲だったらしい。この日、鳴り止まぬ拍手とブラボーの中、演奏されたアンコールは「G線上のアリア」のみ。つまり、弦パートのみの演奏でした。

 第4楽章は管楽器のフォルティシモ(フォルティティシモ?)のパートが何度も登場するので、おそらく管楽器パートの奏者達は頭の中が真っ白になるんではないでしょうか?

 個人的に、第4楽章のホルンが朗々と奏でられた後に「歓喜の歌」が始まる部分と4拍子から2拍子に変わって管楽器がファンファーレのように鳴った後に雪崩込む終曲部分が大好きです。

 ボストン響の終曲部分、管楽器のパートは殆ど限界だったように思います。手元にベーム指揮ウィーンフィルのNHKホールでのライブ盤がありますが、こちらも終曲部分は管楽器が潰れたような音を出してます(NHKホールの音響の所為?)

 というわけで、ブラ1でクライマックスを迎えた「のだめカンタービレLesson8」内容的には一番面白かったかも?

 この日はたまたま早く帰宅できたので、初めてリアルタイムで娘と一緒に観たんですが、観終わった途端に娘が「ぎゃぼー!(嘘)、なんでココで終わるのっ!!」って悲鳴上げてました。演出うますぎ(爆)

 そのストーリーはこちら様で、挿入曲情報はこちら様で(ぉぃ

 笑いどころも感動シーンも満載でした!!

溺れる千秋

 出たーっ!恒例の白目、千秋バージョン!!

鰻パワー注入!

 って、のだめぢゃなくてノブタかよ!?
 それにしても「うなぎ蒲焼浜松産が、3匹300円!」って安すぎ。きっと中国から輸入した鰻を浜松で蒲焼にしているに違いない!
 それにしても、髪を振り乱して眉間に皺寄せている上野樹里が清水ミチコに見えるのは私だけ?

江藤先生のおなら体操

 バーナムのキャラが先週比4倍増!(爆)

そんなにのだめが心配なら、鎖でつないだらどうですか?

 いや、それは鎖で縛っただけで繋いでないだろう?(笑)

千秋催眠術にかかる

 のだめといると完全にノーガードなんですな。
 催眠術を悪用しなかったのだめちゃん偉い!

学生オケのチケットが5000円

 ちと高いぞ(笑)
 でもちゃんと新聞社の協賛が付いてましたね。「安売新聞社」ってなんじゃそりゃ?(爆)

オーボエ協奏曲

 池田昭子さんの爽やかで美しい演奏、お見事でした。茂木大輔さんのブログによれば、前回の「いぶし銀」と「ピンク」も別テイクだそうです。恐れいりました。弦も美しかったですね!

ブラームス/交響曲1番

  ブラ1開始前の緊張感は大げさですがわかります。こういう重厚な始まり方をする曲は指揮者にはかなりプレッシャーらしいですが、観客もやはりドキドキものです。

 で、とりあえず、演奏中に喋るな>佐久間学(笑)

 このブラ1は演奏的にはちょっと不満でした。第1楽章から第4楽章の“歓喜の歌”~終曲とかなり短めに繋いでました。しかも第4楽章の木管、絶対ピッチがおかしい。こちら様も指摘されていますが、単なるミーハークラシックファンの私でもすぐに気づきました。何故に録り直ししなかったのかと思うレベルです。
で、冒頭の千秋の言葉、既に“歓喜の歌”と呼ばれるフレーズは終わってるんですが?(でも演出的には良かったと思います)。

 それと、演奏中二三度、桜の演奏シーンがアップで出てきましたが、ボーイングの部分は写らなかったけれど、左手はちゃんと音に合わせて動いてました。サエコちゃん相当練習したんですね!

 さて、オーボエ協奏曲でクロキンはコンクールのリベンジを十二分に果たしたように思えますが、これだけでは「清良はどうなの?」って感じですね。
 元ベルリンフィルのコンマス、カイ・ドゥーンが師匠だから、これだけでもわかるということかも知れませんが、ブラ1は第2楽章でコンマスがホルンのユニゾンをバックに非常に美しい旋律を奏でるパートがあります。ここを是非演奏して欲しかったですね。

 それから、相変わらず演奏が終わった後に静寂~ブラボーの嵐。3回も連続したらそれはもう奇跡です。まばらな拍手でさっさと帰り支度始めるというのはあるかもしれませんが(笑)

 現実には、今回のブラ1のように勢い良く終わる曲ってみんなブラボーと拍手の準備して待機しています(笑)

 演奏が素晴らしくて残響が消えるまで音楽に浸りたいと思っても許してくれません(爆)
 この感動を早く演奏者に伝えたいって人がうじゃうじゃいますから(笑)

 ついでにいうと、「ブラボー!」と叫ぶ時、同時に誰かが言うからと躊躇したり遠慮したり怯んだりすることもありません(笑)

 さて感動部分ですが、今回は上野樹里ちゃん、揺れる乙女心(?)を見事に表現していました。
 千秋先輩のことで喜んだり悩んだり、そして演奏を聴いて千秋先輩はヨーロッパへ行くべきだと思って涙したり。
 最後に千秋先輩に催眠療法を施した後、部屋を立ち去るときの毅然とした表情がとても素敵でした。

 「神様が呼んでるから、行かなきゃ」

 きっと、神様は音楽の神様。呼んでいるのはヨーロッパ。呼ばれたのは千秋という意味なんでしょう。

 自室へ戻って窓からの明かりだけで譜読み(?)するのだめちゃんも素敵でしたね。



 ・・・って、その後目をまん丸にして料理を頬張る玉木宏を見ることになろうとは!?(笑)
 でも、玉木宏が相変わらず性格三枚目だとわかってなぜかホッとしたぞ(爆)

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のだめカンタービレ ベスト100 (通常盤)

2 件のコメント:

  1. 見かけと声がいいだけに、二枚目役が多い玉木くんですが
    あたしも彼の3枚目的な演技の方が好きですわ~♪(笑)
    瞳孔開いて麺をすする、ビストロでの彼がしゅてきでした♪

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  2. さとし@快投乱打2006年12月8日 8:58

    つけ麺すするときの顔は完全にウケ狙いでしたね。
    そういうえば、インタビューで「みんな弾けて演技しているので一人抑えるのが大変だ」って言ってました。

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