2006年12月28日木曜日

のだめカンタービレLast Lesson “Bravo――!!”

 随分と潔い終わり方でした。最近のドラマの傾向でエピローグなんかがありそうだけど。考えてみれば大川のシーンまでが本編で、オケのシーンは全部エピローグ(&視聴者サービス)と言えなくもないか?
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 最終回はタイトルロールやエンドロールはメリークリスマスの文字やサンタ服を着たマングースなど、なかなか洒落て楽しませてくれました。また、最終話とか最終回ではなく“Last Lesson”というのもお洒落でした。

 さて、本編。今回は日本での生活にけじめをつけるために奔走する千秋が中心。千秋@玉木くん、白目とウルウルしっぱなしの熱演でしたっ!!(爆)

 …でも、個人的には「やっぱり上野樹里はシュゴイシュゴイ!」と(笑)

 コンクルの夢破れて実家に戻ったのだめ、ずっとピアノに触れなかったのに堤防で風に当たっているうちに自然と口から“シュベルト”のメロディが...。

 シューベルトのイメージは9話の「緑の草原」よりこちらの「川の水面」みたいな方が絶対合ってマスよ。

 そして家に戻るとピアノを弾き始める。弾き終えて祖母から拍手を貰ったときの顔がとても満ちたりて穏やか。祖母との会話もとてもいい雰囲気(^^)

 悔しい思い出が消えて楽しい思い出だけが残ったのか、完全復活を印象付けてます。ってか、立ち直り早っ!(笑)

 原作未読なので、のだめは千秋の助言で立ち直るのかと思っていたけれど、自力で立ち直ったんだ。強い子です(笑)。

 立ち直ったらトントン拍子なのだめ。江藤先生からのメールの山、‐ちーずさんのサイトに全タイトルがあります‐まるで真澄ちゃんから千秋への留守電みたいだ(笑)

 江藤先生のメアド・・・ハリセンとして恐れられていた教師がこんなメアドでいいんかい?(笑)

 一方で峰の粋な機転にまんまと乗せられて大川へ向かった千秋(笑)。ネットで大川の地図くらい確認してから行けよ(爆)

 峰くん、完全にイイ男モード。ただ普通のイイ男と違うのは三木清良という美しい恋人がいること?
 瑛太くん、美味しい役過ぎないか?

 博多駅から西鉄に乗らず、延々とタクシーで大川へ向かう千秋。どう説得しようかと悩んでいると既に立ち直ったのだめから電話。

 のだめと千秋の電話での会話で、のだめの留学先として出てくるコンセルヴァトワール(conservatoire)はパリ国立高等音楽・舞踊学校(通称:パリ音楽院)という実在する教育機関です。ちなみにサントラ担当の服部 隆之氏もこの学校の卒業生。

 パリ音楽院と言えば、埋もれた才能を発掘しようとする桃が丘音大とは正反対の真にエリートだけを育成する機関ですね。のだめ、大丈夫なんでしょうか?(汗

 千秋について行きたくて頑張っていたのに、違う国であっても留学を決意した、のだめ。スゲー強いコだ!!

 そして河川敷での抱擁。ここでの上野樹里ちゃんの表情が素晴らしいです。カメラを正面に据えての長回しで、驚き‐戸惑い‐喜びと幸福感への感情の移り変わりを見事に表現しています。

 千秋はもっと胸のあたりで抱きとめるのかと思ったら顔密着。樹里ちゃんの背が高かったから?(笑)

 で、このシーン、普通なら感動的なんだけど(もちろん実際良いシーンなんだけど)、どうしても気になったことがひとつ。

 あんなに顔密着して、のだめの髪は臭くなかったのか?>千秋(爆)

 その後、のだめ父登場から千秋白目の瞬間的な場面転換にもの凄いギャップが(爆)。完全にイケメンが台無しですな。

 それにしても、よくあんな綺麗な夕焼けの中で撮影できましたね。のだめに追いついた千秋に神様が祝福してくださったんでしょうか?(笑)
 翌日の干潟のシーンもとても長閑で穏やかで良い雰囲気。撮影が押していたという話を聞いていただけに、真冬にトンボ帰りのロケ敢行でこれだけの風景の中で撮影できたのは奇跡に近いのでは?

 千秋を迎えての野田家での大騒ぎも大爆笑。のだめの「老後の蓄え出してください」に「海苔の機械が爆発して」とキレまくる母@宮崎美子さん、パワフル過ぎ(笑)
 ミノルタのCMに起用され、ビジュアル系グラビアアイドルにして九州大学現役の才媛と評判だった面影、まったくなし(爆)。
 この人、若者向け男性誌“GORO”の看板グラビア「篠山紀信の激写」を飾った超人気アイドルだったんだけどな。

 そしてのだめ父のツッコミに焦りまくってどんどん墓穴を掘る千秋とどんどん盛り上がる家族、本当に嬉しそうなのだめ(笑)。これが「方言隠しの敬語(真澄ちゃん談)」を使わないのだめなのか!!

 一人っ子で子供の時に親が離婚し、ほとんど家族を知らない千秋が、のだめを育んだ3世代家族の中に!!もの凄いカルチャー・ショックだったに違いない!
 でも、翌日「家の酒を全部呑んだ」というエピソードが語られ、千秋がその夜とことん家族と付き合ったことがわかる。きっと家族の暖かさを初めて知ったんじゃないかな?

 コタツは体験済みだったけどね(笑)

 大川のシーンで個人的にツボだったのは、翌朝のだめから大川へ来た理由を問い詰められ、「ふ、福岡ダイエーホークスの応援に」と応えた千秋が「むきゅ!!ソフトバンクですよ!それにもう試合なんてやってませんよ!」と返されたシーン。

 原作で「福岡ダイエーホークス」というシーンがあると聞いて、まさかそこまではやらないだろうと思ったら、それを原作どおりに言わせた上に、のだめのダメ出し付き!

 息子と二人で大喜びデシタよ(爆)

 干潟でののだめ父@岩松了さんと千秋との会話も良い雰囲気。千秋に明かされるのだめのトラウマ。千秋はのだめの力でトラウマを克服したのに、のだめは自力でトラウマを克服しようとしている。本当に強いコじゃ!

 でもって、結局千秋って男に抱きつかれる運命にあるのね(笑)

 その後は(なぜか)のだめ宅に戻って今度はモード・サロン・ヨーコの採寸攻撃!宮崎美子さん、完全に玉木宏くんに馬乗り状態! 有り得ないって(爆)

 そして、時間的経過がほとんど示されずに、なんだか突然に千秋とのだめがサントリーホールに出現。撮影も編集もかなり押していたことが如実に現れていたようで?ちょっと唐突。

 ここで“ドラマでは見納め”とばかりにのだめが変態ぶりを炸裂。オケの集合写真なのに千秋先輩だけをアップで撮影。だいたいのだめにカメラを任せた奴が悪い(笑)
 でも、このところのコンクル編では“真面目な変態ぶり”を発揮していただけにすっかりもとの変態に戻ったのだめちゃんは楽しかったデスよ。

 リハーサルでの清良のヴァイオリン独奏がそのまま本番に繋がるのは、のだめのコンクル一次予選と同じ演出。水川あさみさん、迫真の演技!
 弾き終えた時の「出来たっ!」って表情とその後の観客にみせた笑顔がとても良かった。なんだか演技を超えて喜んでいるように見えた!

 休憩時間、群像ドラマお約束の「メインキャラが一言」シーンはまぁ、しょうがないか。峰のシーンはきっと台詞間違ったのを雰囲気が良いからとそのまま使ったんでは?
 それから、控え室の裏で一人離れて感動の涙する大河内くんに萌え(爆)。遠藤雄弥くん、最後まで良い味出してくれました。

 演奏前の理事長とシュトレーゼマンの会話はこのドラマの根底に流れているもの(あるいはポリシー)を総括した会話ですね。
 どんなに実力があってもチャンス(出会い)がなければ観客の前で演奏できるとは限らないし、演奏家として成功するとも音楽を続けられるとも限らない。だから舞台に立つ若者達は喜びに溢れ、最後の一音まで無駄なく、今出来る最高の音楽を奏でている!
というところでしょうか?(意訳)

 最後の演奏シーン、千秋@玉木宏くんは本当に指揮する姿がサマになりましたねー。シュテキシュテキー(笑)
 ブラ1の指揮も良かったけど、今回はさらに見事。カルメン幻想曲の指揮ぶりからも決して演技が一本調子でないことがわかりました。練習の賜物でしょうか。ブラボーでした。

 のだめは何処に座っているのかと思ったら、なんと千秋の正面。さすがはサントリーホール。こういう演出ができるのは日本ではココだけ?

 今回はベト7第1楽章の主旋律が出てくるまで、たっぷりと見せてくれました。「どーせアフレコなのに演奏シーンを延々と…」という意見も見受けられたけど、だからこその「演技」だと思うぞ。彼らは演奏家ではなく役者なのだから。
 実際に演奏している人が見ても違和感がないくらいまで練習を重ねた成果デスよ。

 逆に「素人がここまで演奏できるようになりました」的な学芸会的演奏の披露で感動を誘う方がプロらしくない気がする(と言いつつ、「スゥイングガールズ」にもはまったけれど...)

 のだめ@上野樹里ちゃんも今回は自宅での演奏シーンだけでしたが、前回のコンクールシーンを見返すと、上から撮影しているシーンで樹里ちゃんの演奏する手元がはっきり見えるシーンも。千秋の演奏シーンでは巧妙に手元を隠していたけれど、のだめの演奏シーンはその必要もないほど練習したということ。二の腕の筋肉が割れるほど練習した樹里ちゃんに役者魂を見た思いデス。

 普通の演技とは違う演技力を求められるこのドラマで妥協を許さずに取り組んだ俳優さんたちに拍手デスよ。

 それだけに音源がどうも第4話と同じっぽいのは残念。伊達さんが指摘されていますが、私もまったく同感。4話ではクラリネットのミスがSオケらしくて良かったけれど、R☆Sオケはきちんとした音源を使って欲しかった。

 演奏終了後、のだめが「ブラボー!」というのかと思ったらデスラー総統伊武雅刀さんが(笑)。あれ?っと思ったら最後の最後にのだめの「ブラボー!」。なるほど、それは大アリ!!

 拍手に答える役者さんたち、良い顔してましたね。意外だったのは、前回が初登場だった高橋紀之@木村了くんが凄く良い顔していたこと。こんな顔できるなら別の役でもっと早く出してあげても良かったのに(笑)

 そして最後の樹里ちゃん、学園祭やR☆Sオケ初演では複雑な思いを胸に演奏を聴くという役でしたが、今回は心から楽しんで演奏を聴いたという感じが良く出ていました。ラストを飾るに相応しい笑顔で締めてくれました。

・・・と思ったら大川ツーショットが最後でしたね^^;。いやいや、これはこれで二人とも良い顔してます。あんまり良い顔なので、急遽最後に挟んだのかもという気がしないでもない。

 さて、このドラマ、終わってみると「本当の主人公はクラシック音楽かな?」という気がしました。如何に音楽を美しく、楽しく、ロマンティックに、切なく、色っぽく聴かせるかを、千秋とのだめという二人の案内役を通して魅せてくれた気がします。

 というわけで、久しぶりに毎週次回が楽しみになるドラマを観ることができました(笑) 次回が待ち遠しいほどハマッたドラマは「踊る大捜査線(TVシリーズ)」以来かも?

 あのドラマも、実は全11話中で視聴率が20%を超えたのは最終回だけなんですね。そして個人的に一番感動したのは第10話(真下が撃たれた後の警官達のドラマは“警察モノ”の中でも最高だと思っています)。奇しくも(ドラマとしては)10話の後半が一番素晴らしかった「のだめカンタービレ」と一致しています。

 個人的には「のだめカンタービレ」を「踊る~」のようにスペシャル‐映画‐スピンアウトみたいな流れへ持っていって欲しいとは思わないけれど(結局「踊る~」は質の良いドラマから商業主義に変わってしまって、未だTVシリーズを超えられてないんですよね)、このドラマもずっと語り続けられるドラマになって欲しいですね。

 このドラマの製作にかかわったすべての方に「ブラボー!」を贈りたいと思います。

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のだめカンタービレ (出演 上野樹里、玉木宏)

2006年12月22日金曜日

大船渡で白ナマコ捕獲

アルビノ白ナマコ捕獲 赤崎町の金野さん
 大船渡市赤崎町字後ノ入の漁業・金野幸平さん(66)が二十日、ナマコ漁の際に真っ白なナマコを捕獲した。「こんなの初めてです」と驚きの表情。さっそく、陸前高田市の海と貝のミュージアムに持ち込まれた。同施設職員は「きれい」「雪のような白さ」と久々の白ナマコ発見に大喜び。「純白のドレスで当施設に“お嫁入り”ですね」と話し、さっそく展示公開されることになった。
 金野さんは刺し網漁などを行い、冬場はナマコ漁に励んでいる。この日は、網などを使って海底を曳く漁の解禁期間最終日。盛川河口近くの海域で漁を行った。
 船に水揚げしたナマコを選別している際に、手のひらに乗るほどの小さな白い物体を見つけた。「最初はゴミかと思って捨てようとしたが、持ってみるとナマコだった」とビックリ。海水を入れたバケツに入れて持ち帰った。白ナマコの捕獲は初めてで、その姿に興味津々。「珍しいものだが飼育するのは無理なので、きちんとした設備で飼育され、多くの人に見てもらえるから」として、ミュージアムへの提供を決めた。
 同施設の熊谷賢主任学芸員らによると、この白ナマコは突然変異によるアルビノ(白化個体)。先天性の色素欠乏のために白い。多くの生き物でまれに見られるが、出現の確率は二万分の一ほどと考えられている。だが、色が白いために天敵に見つかりやすかったり、生命力が弱かったりと、小さいうちにほとんどが死んでしまう可能性が高い。このため「大きく育つことは大変まれなことです」という。
 同施設へ持ち込まれたナマコ関係のアルビノ個体は、平成十五年八月にナマコの仲間のキンコ、平成十六年一月の白ナマコがある。しばらく生きていたが先ごろ死んだため、今回の白ナマコの持ち込みを大歓迎。クリスマスに合わせた展示も行っていることから、熊谷主任学芸員や職員らは「サンタ風にアレンジしようか」などと話し、笑顔が広がっていた。

 リンク先に写真が掲載されているけれど本当に真っ白。「金野さんが捕獲した白ナマコ(右から2番目)」って、わざわざ場所特定せんでも見りゃわかる。

 しかし、この白ナマコは本当は「赤ナマコ」だったのか「青ナマコ」だったのか、すごーく気になる。

 身がやわらかい「赤ナマコ」と硬い「青ナマコ」では全然商品価値が違う。実際には両方ともマナマコなんだが、岩場に棲むと赤くなり、砂場に棲むと青くなるらしい(ということは、グアム島のナマコは青ナマコですな)。

 写真に並んでいるナマコも赤と青が混ざっているし、選別の時に気づいたそうだから、どっちのナマコかわからないままかな?

 これはやっぱ食べてみるしかない!?

 ・・・あ、水族館行きなのね、残念。やっぱりナマコは大根おろしにダイダイ絞って酢醤でいただくものでしょうに!!(ぉ

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ナマコ ガイドブック

microSDカードを購入

 土曜日に新しい携帯電話が来るので、会社の帰りに秋葉原へ寄って1GBのmicroSDカードを購入しました。

 「あきばお~」の平日限定価格とかで、2,999円でした。

 バルクではなくリテール品で、輸入品かと思ったら・・・輸入品だけど、使用チップは東芝製でアセンブリは日本でやってるようです。いわば逆輸入?

 転送速度が6.5Mbpsとあんまり速くはないけれど、まぁ実用上は問題ないでしょう。

 それにしても、「あきばお~」の前で呼び込みやっていたお兄さん、口調が昔近くにあった某宗教団体PCショップの人達にソックリなんですが、関係ないよね?(笑)



Transcend microSDカード 1GB TS1GUSD (Trans-Flashカード)

2006年12月21日木曜日

のだめカンタービレLesson10・・・通電?

 今回は上野樹里ちゃんの熱演が炸裂!! おかげで1時間の早いこと(笑)

 まず冒頭、トラウマに押し潰され、嫌そうにショパンの『エチュード』を演奏した直後、まるで壊れた人形のように固まってしまったのだめ。無表情で呆然として客席を見回し、視界の端に千秋先輩を捉えた途端、みるみる精気が甦り、目が輝きだす。そして演奏したのは見事な「恋しちゃってルンルン♪」!冒頭から凄いデスよ。

 2次予選通過後、ハリセンの自宅でシューマンの「ピアノ・ソナタ第2番」とストラヴィンスキーの「ペトルーシュカ」の楽譜を渡され、譜面を確認しながら眩暈を覚えて恒例の白眼になるのだめ。細かい一発芸的な部分ですが、譜面を見た時の髪の毛の逆立ち方(CGですね)がとってもGoodでした。

 そして「通電」で誰かと交信しながら不眠不休不食(笑)でシューマンを仕上げてしまう。シューベルトの時は千秋先輩と交信していたけれど、今度は誰?
 あのブツブツ言う口調からして日本語での交信ではなさそう。なんだか仏語っぽい感じ。でもシューマンはドイツ人なんだけどなぁ(^^;

 髪の毛逆立てたり、通電したり、のだめってもしかして電気で動いてるのかぁ?

 ここではハリセンの妻、かおりさん(白石美帆)の驚愕ぶりも見事! 白石美帆さんってここまで“ブス顔”したことあったっけ?(笑)

 周囲がみんなハジけているので連鎖反応ですか? 最高デス。

 そしてたった1日でシューマンの『ピアノ・ソナタ第2番』を仕上げてしまうなんて有り得ないと思うのですが。つーか、2日で2曲なんてそもそも有り得ないし。

 それだけでも、もの凄い天才デス。

 天才過ぎて知恵熱出してダウン。のだめの体から噴出したのは電気回路がショートした煙じゃなくてオーバーヒートした蒸気ですよね?

 「いつも様子が変やからほんまに変やったのに気がつかなかった」のだめ、えらい言われようです(爆)

 結局、ペトルーシュカは本選前に一度も練習できず。しかし、この後のだめはシューマンを1日で仕上げた以上の天才ぶりを発揮する。

 本当にバスの中のハプニングがなければって感じですが、コメディの定石か(笑)
 着メロ鳴らした相手が番組スタッフだけに、思いっきり睨んでましたね、樹里ちゃん(爆)

 つーか、移動中に密閉型ヘッドホンで「ペトルーシュカ」聴かせろよ>ハリセン(諦めさせるつもりだから無理か)

 本選の1曲めは「渾身のシューマン」。弾き始める前に天井を鋭く見つめるのだめ。

 丁度、先週末に娘の通うピアノ教室の発表会があったとき、特別出演で演奏した音大生(先生の娘)がまったく同じポーズをしてからピアノを弾き始めました。樹里ちゃんのこの演技、やっぱりプロが演技指導したんでしょう。なんだか凄く臨場感が感じられました。

 2曲め、原作では「ペトルーシュカ」と「きょうの料理」を混然とさせたような即興演奏を繰り広げて審査員が驚くらしい(筆者原作未読)けれど、著作権の関係(ストラビンスキーと富田勲)でそれはできなかったみたい。その分コミカルなシーンになってしまったのはしょうがないか。

 個人的には、せめて以下のような説明的なシーンが入って会場騒然みたいな感じが欲しかった。
田中真紀子「先生、のだめどうしちゃったんですか?」
ハリセン「(頭抱えながら)いま、初めてペトルーシュカ弾いたんや。コンクールへの冒涜や」
石川怜奈「(思わず大声)ええ、初めて弾いてるの?」
その声に会場が騒然・・・
 演奏終了時の樹里ちゃんの演技はおがくずの体を持つわら人形で、ムーア人に殺されてしまう「ペトルーシュカ」の無念にのだめの無念を重ね合わせたんでしょうか・・・。

 ここも演出的には、演奏が終わったとたんに拍手喝采で、峰がブラボーと叫び、それでものだめは礼をして舞台袖に駆け出すって感じの方が良かったかも?

 ま、出てきた料理が不味かったわけではなく、かなりの美味だったことには間違いない。いまさら調理法にケチを付けるのも野暮か?(笑)
 調理中に某掲示板で散々バッシングが展開されていたけど、かなり良い仕上がりだったと思いますよ。プロの方も付いているし。

 それにしても、CDをちょっと聴いて譜読みしただけで「ペトルーシュカ」をあそこまで弾いてしまうなんて、絶句です。

 ハリセン宅で聴いていたのは1楽章の冒頭部分だけ。後はバスの中と会場での譜読みで最後まで暗譜。ドラマのイメージでは、途中で混乱というか混信?があったにせよ、演奏中はちゃんと頭の中で譜面を追っかけてました。

 もともと譜読みが大の苦手だったはずなのに、「気難しいシュベルト」さんとのお付き合いを千秋先輩に仲人してもらったおかげで「通電」すれば(違)譜読みも難なくこなせるようになったんですか?

 これはもう鬼に金棒な天才ではないですか!?

 瀬川が1位にならなかったのは、のだめのテクニックがずば抜けて凄かったことを暗示しているんだと思うが、その辺もわかりにくかったかな。

 結局、本選は選外。会場外でのだめを呼び止める千秋に凄い形相で振り向くのだめ。

「オレと一緒にヨーロッパへ行かないか?」という千秋の言葉、今までだったら狂喜乱舞したはずなのに、悔しさがいっぱいな上にトラウマが心を支配しているのだめは拒絶。

 うむ、勿体ない(違)

 コンクール終了後の千秋先輩の最大限の賛辞が、今回ばかりはのだめにとって逆効果、「追い討ち」になってしまった。

「コンクールに出たのは賞金……遊ぶ金ほしさにデスよ!」
 若い女の子が「遊ぶ金ほしさにデスよ!」なんて言うな(爆)。シリアスなシーンに絶妙の台詞!

 「自由に楽しくピアノを弾いてなにが悪いんですか!?」予告編では荒っぽく言い放っていた言葉、本編では心がこもってました。のだめの気持ちが凝縮されています。

 千秋が去っていくときに「それでも、ダメだったじゃないですか……」と呟くのだめ。
 凄いデスよ。最後まできちんとアヒル口デスよ。口先だけで台詞を喋り、感情を表してますよ。樹里ちゃんはあくまでものだめに成り切ってますデスよ。

 のだめも天才なら樹里ちゃんも天才デスよ。

 のだめの天才ぶりがそれを理解する人たちを魅了するんですね。花桜先生、千秋先輩、ハリセン、みんなのだめの天賦の才に魅了され、期待し、ついついスパルタ式に指導をしてしまったわけだ。

 自分の指導方針を変えてまでのだめの才能を昇華させようと努力したハリセン、

ほんまエエせんせーやわぁ!

 25日、ついに最終回。うー、待ち遠しい。「背中からの抱擁」あるそうデスよ。


 今回、高橋についてはスルーってことで。私はゲイは生理的に受け付けないので(笑)
 なんだ、あの「まぐわう」なんて言葉を平気で使う男は! 真澄ちゃんは実在しても許せそうなんだが(笑)

 あと、峰ってホントいい奴ですね。いい奴過ぎる!!
 そして、木村。君の白目は素晴らし過ぎる!!(爆)

※ストーリー詳細の素晴らしいレビューはこちらで。使用楽曲一覧はこちら

Lesson10のあらすじ『のだめ王国』から引用
飛行機恐怖症を克服し、ヨーロッパへ行くことを決意した千秋。
 その千秋についていきたい一心で、『マラドーナ・ピアノコンクール』で1位入賞を目指すのだめ(目的は、1位の賞金200万円と留学資金援助)。担任・江藤の強化合宿のおかげで、のだめは見事1次予選を突破、そしてむかえた2次予選――。

 のだめが弾くショパンの『エチュード』は、まるで覇気がない。練習では完璧な演奏をしていたはずなのに、あまりの豹変ぶりに愕然とする江藤。1次予選でのだめが演奏した、表情豊かな『ピアノ・ソナタ』を聴いていた審査員たちも、思わずうなだれる……。しかし、審査員として参加していたフランス人ピアニストのシャルル・オクレールだけは、そんなのだめに関心があるようだ。

 1曲目の演奏が終わり、静まり返った会場で、ドビュッシー『喜びの島』の演奏が始まる。すると、1曲目のショパンとはうって変わって色鮮やかな音色が、会場に響きわたった。のだめは予選が始まる直前に、江藤の妻・かおりから、“この曲はドビュッシーが恋をして、幸せいっぱいの中で書かれたものだ”と教えられていたのだ。その話を聞いてのだめの頭に浮かんだのは、もちろん千秋。千秋を想いながらピアノを弾くのだめは、決してこの曲を理解し、それを表現しているのではなかった。
「まだ……ベーベ(赤ちゃん)なのかネー」
 オクレールは、のだめのそんな音楽における精神的な幼さを見破っていた。
 しかし、2次予選もなんとか無事に合格。
 千秋は、のだめのケータイに<本選も見に行くから頑張れ。>とメールを送り、会場を後にする。ヨーロッパに旅立つ千秋は、残していくR☆Sオーケストラを自分の手で未来へとつなげるために、クリスマスの再公演を必ず成功させると心に決めていた。

 着替えをしていた千秋の前に、ひとりの男性が現れる。
「ボクをこのオケに入れてよ。ボクはヴァイオリンの高橋紀之」と自信に満ちた表情で語る彼は、ブッフォン国際ヴァイオリン・コンクールで3位に入賞するほどの実力者だった。高橋は、千秋の指揮するオケの演奏に(千秋も含めて)惚れ込んで、入団を希望してきたのだ。
 しかし、“やるからにはコンマス以外は絶対にイヤだ”と、現コンミス(コンサート・ミストレス)である清良に対し挑発的な態度をとる高橋。キレる清良や真澄を制して、峰はあっさりとコンマスのポストを高橋に与える発言をする。ショックを隠せない清良とメンバーたち。
 実は、清良が師匠であるカイ・ドゥーンからウィーンに来るように言われていることを峰は知っていたのだ。そして、清良がそのことで悩んでいたことも。峰は清良に、「迷ってないで、心おきなくウィーンへ帰っていいぞ」とエールを贈る。
「お前らが何人いなくなろうと、オレは絶対このオケ続けるから」
 それは、清良に対してだけでなく、千秋へも向けられた言葉だった。

 本選に向けて、のだめの合宿は続く。
 シューマンの『ピアノ・ソナタ第2番』を、食事も摂らずに練習するのだめ。作曲者の意図を理解しようと、必死で楽譜を読み込む。しかし、一日で難曲をあっさり弾きこなしたかと思えば、以前までできていた曲ができなくなるなど、あまりにもムラのあるのだめの演奏に、江藤は指導の限界を感じるのだった。
 そんな中、ついにのだめは今までの無理が祟(たた)って高熱を出し、ダウンしてしまう。
「これで完全にタイムオーバーやな」と、江藤は諦めにも似た感情と、やるだけのことをやりつくしたという想いを抱きながら、熱にうなされながら眠るのだめを見守るのだった。

 そして、本選当日――。
 結局、のだめは演奏曲のうち、ストラヴィンスキーの『ペトルーシュカ』の練習をまったくできないままコンクール会場へ。コンクールでは、全曲演奏しなければ失格になってしまう。のだめは、会場への移動時間のバスの中でも必死で譜読みを続けるが、それにもやはり限界がある。江藤は、「1曲弾き終えたら、舞台から降りろ。ええな?」と、のだめの頑張りを理解しながらも、2曲目を棄権するよう諭(さと)すのだった。

 会場の客席には千秋、それに峰や桜、真澄も祈るような気持ちでのだめの演奏を待っていた。
 控えの廊下で譜読みを続けるのだめ。そこに話しかけてきた、コンクールの優勝候補・瀬川悠人。幼い頃、同じピアノ教室に通っていた彼の「花桜先生も見に来てるよ」という言葉に、のだめの身体が恐怖と緊張で硬くなる。のだめは、『花桜ピアノ教室』のスパルタ指導中に受けた暴力に、精神的なダメージを負っていたのだ。「キミには負けないよ。なんとかも、ハタチすぎればただの人ってね」と言葉を残して、悠人は去っていった。

 悠人の演奏が終わり、のだめの順番がやってきた。
 1曲目のシューマン『ピアノ・ソナタ第2番』で見せる、のだめの集中力と渾身の演奏に会場が引き込まれていく。
「こんな演奏をするあいつを、初めて見た……」
 真剣に演奏をするのだめの姿に、千秋も思わず息を呑む。演奏が終わると、まだ1曲目だというのにもかかわらず、会場に大歓声が沸き起こる。
「ようやった野田……でもここまでや。席を立って挨拶せな……」
 江藤も、のだめの予想以上の仕上がりには満足だったが、これ以上は無理だと観念した、その時――。

 のだめの口元が尖り、目つきが変わった。
「まだまだ、こんなもんじゃないんだろう?」と、オクレールの目が期待で輝く。
 のだめは再び鍵盤へ指を置き、2曲目の演奏を始める。
 オーケストラを連想させるような、多彩な音。リズミカルな演奏に、会場の雰囲気も一気に明るくなる。頭の中で必死に譜面を追いかけながら演奏するのだめ。が、のだめの脳裏に、バスの中で譜読みをしているときに耳に入った、別の乗客の着メロのフレーズが不意に浮かんできてしまう。その途端、のだめの頭は真っ白になり、指が止まってしまった……。

 静まり返った会場に、緊張が走る。失神寸前の江藤。

 諦めきれないのだめは、なんと自分で勝手に作曲し即興で演奏を続けてしまう。すぐに即興だと気づいて青ざめる審査員たちだったが、必死に鍵盤に向かうのだめを静かに見守り続けた。
 第3楽章に入ったところで、のだめは何とか持ち直し、本来の『ペトルーシュカ』に戻る。その見事な演奏に、観客はまた引き込まれていく。この曲の物語である、夢と現実の区別がつかなくなった哀れな人形・ペトルーシュカの最期を見事に表現したのだめは、観客にお辞儀をし、うつむいたまま逃げるように退場していった。そしてそんなのだめに対し、客席は盛大な拍手を送った。
「いくらいい演奏をしても、曲を変えて弾くことは、コンクールでは論外だ」
 のだめの無念さを思って、千秋がつぶやく。

 初めて湧き上がる“悔しさ”という感情をおさえることができず、控え室で髪飾りをむしり取り、投げ捨てるのだめ。コンクールの結果は1位なしの2位に瀬戸悠人。のだめはもちろん落選していたが、オクレールの心には、深く印象を残していた。

 授賞式のさなか、衣装の袋を担いで会場をひとり去る、のだめ。
 そこへ、追いかけてきた千秋が声をかける。
「オレと一緒にヨーロッパへ行かないか?」
 千秋は、のだめの才能がこのまま埋もれていくのを放っておくことはできなかった。
 しかし、のだめはその誘いを拒絶する。
「コンクールに出たのは賞金……遊ぶ金ほしさにデスよ!」
 目をそらしながらそう言うのだめに、愕然とする千秋。
 のだめの脳裏には、幼い頃のスパルタ指導の思い出がよみがえっていた。「上を目指せ!」という理由での、厳しく暴力的なレッスン。
「自由に楽しくピアノを弾いてなにが悪いんですか!?」
 千秋は、自分の言葉に耳を貸そうとしないのだめに、「今日、あれだけちゃんと音楽に向き合うおまえを初めて見た。すごくいい演奏だった」とだけ言い残し、立ち去った。
 のだめは、ずっと拒絶し続けてきた“音楽に正面から向き合うこと”に、一生懸命取り組んだ挙げ句、失敗してしまった自分にいらだっていたのだった。

「それでも、ダメだったじゃないですか……」
 ひとり立ちつくすのだめの瞳から、大粒の涙がこぼれ落ちていた。

 一方、クリスマス公演を目前に控え、千秋の指揮によるR☆Sオケ最後の演目は、あの記念すべき千秋初指揮曲、ベートーヴェン『交響曲第7番』に決まった。あわただしく日々が過ぎていく。あの日から、のだめの部屋からはピアノの音さえしてこない。千秋は、のだめを気にかけながらも、公演までの残り少ない日々をオケの練習に集中しようとしていた。
「もういい。オレには関係ない」
 のだめへの想いを断つかのように、千秋はタクトを振り上げた。

 同じ頃――。
 のだめは、ボストンバックを持って部屋を立ち去っていた。
 コンクールの日から、音を奏でることのなくなったピアノ。そして、楽譜さえも置き去りにして……。


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のだめカンタービレ ベスト100 (通常盤)

「ペトルーシュカ」からの3楽章

 「のだめカンタービレ」でのだめが弾いたこの曲。大好きなピアノ曲のひとつです。
 クラシックのピアノ独奏曲で初めて好きになった曲と言って良いかも知れません。

 まだ中学生だったかな?クラシック‐特にピアノ独奏‐には興味がなかった私が、FMラジオから流れて来たこの曲にえらく衝撃を受けました。

 その頃は筆者はプログレ小僧(笑)で、特にキング・クリムゾンの「太陽と戦慄」のようなスリリングなロックが大好きだったのですが、この演奏はそれよりもっとスリリングでした。

 クラシックに興味があった兄貴から「ポリーニの演奏会で女性ファンが失神したことがある」と聴いていたので、FMで流れると知ってエアチェックしたのですが、こんな演奏を聴いたら失神するファンも出るというのも頷けます。出だしから滅茶苦茶“カッコイイ”ですよね!
 良く聴くと現代音楽と古典の狭間にあるような曲でもあります。

 もともと、この曲は1921年、ルービンシュタインが「5000フラン払うから、今までで最も難しい曲を書いてくれ」とストラビンスキーに依頼して作られた曲です。

 ストラビンスキーはメロディを作るのが苦手な作曲家で、旋律をどこかからパクって曲を作ることが多く、作曲よる著作権料が貰えず、ルービンシュタインのような演奏家から演奏印税を寄付してもらっていたそうです。

 この曲が出来た背景には、ストラビンスキーのルービンシュタインへの感謝の意もあるとか。

 そしてルービンシュタインはストラビンスキーの要望で、生涯この曲をレコーディングしませんでした。それが初演から50年後、丁度ストラビンスキーが没した1971年にポリーニがレコーディングして一躍有名になりました。

 ところで、「ペトルーシュカからの3楽章」はストラビンスキーの3大バレエ音楽からピアノ独奏へ編曲ですが、私の知っている限り「火の鳥」もピアノ独奏へ編曲されています。
 そしてストラビンスキー自身による演奏がピアノロールに記録され、現存しています。輸入盤等を探せば見つかるかも知れません。

 「ペトルーシュカからの3楽章」、全曲を聴いてみたい方、こちらでMIDIの演奏を聴くことができます。なかなかきちんと打ち込みされて聞き応えもありますよ。

【追記】
MIDIの演奏、もうひとつ見つけました。こちらはダウンロードできます。
こちらから、 Three movements from Petrushka を探してください。
上のぴっころさんの作品より激しい感じです。

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20世紀の偉大なるピアニストたち~マウリツィオ・ポリーニ

2006年12月19日火曜日

テンは早起き

画像

 我が家のテンはなぜか夜になると私の布団がお気に入りです。夜8時頃から居間で寝ているのですが、私が布団に入る頃(だいたい午前0時過ぎ)は何故か決まって私の布団の上。
 で、私が寝ると擦り寄ってきて手を舐めたり喉をゴロゴロと鳴らしたりします。

 クルトンパパさんはそれが幸せらしいのですが、私はというと・・・そうでもない(笑)

 いや、それだけなら嬉しいのだが...。

 問題は朝・・・って早い時は午前4時前にそれが始まる。

 目が覚めたテンが、私のベッドの足元にある大型テレビ(居間のテレビを液晶にしたので寝室に移した)の上に上ると、そこから私の布団目掛けてダイブ!!

 それだけならまだ良いが、そのまま一気に枕元まで駆けて来て頭の上を飛び越えて…くれれば良いか踏まれることも…再びテレビの上へ!(以下、起床するまで繰り返し--;)

 どうやら腹減ったアピールのようだが、そういうアピールはおかあさんにしてよね!--;

 ちなみに、熟睡している時のテンは色々といじられても全然おきる気配がありません。きっとさくらさんより神経は図太い(笑)

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THE CAT ~ロシアン・ブルー~

2006年12月14日木曜日

携帯W43H注文への道

 実は私はかなりの遠距離通勤者なので、仕事の繁忙状況やその月の出勤日数等を考慮して、新幹線の通勤定期と在来線の通勤定期を切り替えています。

 そして今日から定期が切り替わり、年末年始で長期休日を含むので在来線の通勤定期に変更しました。ちなみに、特急を使うと在来線より通勤時間が30分短縮、新幹線だと1時間短縮。でも朝は特急がないので、在来線定期だと1時間早く家を出なければいけません。

 というわけで、今日から自宅最寄駅を6時5分に出る電車に乗ります。

 ところが、ひとつ問題点が。

 私の最寄駅の「みどりの窓口」の営業時間は6時~20時。まだ定期券の自動販売機は設置されていません。そして昨晩、駅に着いたのは20時30分だったので、今朝窓口が開く6時から5分の間に定期券を購入する必要が!

 というわけで今日はいままでより1時間以上早起きし、窓口が開く10分前には、窓口に降ろされたシャッターの前に並びました。

 そして、5分前…3分前…となってもシャッターが開く気配なし。以前は3分前くらいにはシャッターが開いて、人が待っているのを察知した駅員さんが、すぐに手続きしてくれたんだが...。

 6時まで30秒を切ってからやっとシャッターが上がりだす。でも窓口はブラインドが下ろされたまま。私の時計は電波時計だから正確なんだが(イライラ)。6時を回ってやっとブラインドがあがる。

 窓口には男性駅員がいるものと思ったら女性が座ってました。そっか、最近募集している契約社員を採用したんだ。ま、別にそれはいい。

 「この券面と同じ経路で在来線定期にしてください」

とSuica定期券と購入票を差し出す私。購入票は、以前東京駅で「Suicaに経路情報があるので、購入票は要りませんよ」といわれたことがあるが、田舎の駅だと「決まりですから書いてください」といわれる可能性もある…と思って念のために記入しておいた。

 受け取った駅員さん、いきなり時刻表の地図を開いて経路の確認を始める。
 もしもし、いちいち調べなおす必要があるんですか?

 そして彼女は私の方に向きなおすと地図を私の方へ向けて指さし、こう言った。

 「…湘南新宿ライン経由にしますか・・・こちらの・・・?」

 「前と同じ経路で。上野経由。時間がないから早くお願いします」

 思わず、声がでかくなっちまったい(--;

 人の話を聞けぇ!のだめかお前わっ!! って、そんなに若くも可愛くもないが(ぉぃぉぃ

 手にハリセンでも持っていたら(持ってない持ってない)、

 「アホか、おのれは!人の話を聞いとるんかい!?」

と言いだしそうになるところを何とかそれは踏みとどまった(爆)。いや、朝から大きな声を出しただけでもおぢさん恥ずかしいっす。後ろにもう一人並んでいたしorz

 VIEWカードで支払い手続きを済ませてホームに降りると丁度5分発の電車が入線。辛うじて間に合った。

 モバイルSuicaを使えば朝からいらいらすることもないんですよねぇ・・・。



 ということで、W43Hを注文してしまいました。通販だけど、クロネコヤマトの代引きなので安心。週末に届くようです。

 ACアダプタはW31Sから共通仕様なので、今回購入不要。12月も延長された満足割も適用されて、総額で1万4千円を下回りました。

 これで、いまやボロボロのW31Sともお別れです。なんだか、かなり売れているようで、16日出荷分の在庫はもうないらしい。どうやら届くのは来週になりそう。

 ・・・自分へのクリスマスプレゼントかな♪

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Transcend microSDカード 1GB TS1GUSD (Trans-Flashカード)

2006年12月13日水曜日

のだめカンタービレLesson9

例によって素晴らしいあらすじとレビューはこちら様で。
原作との対比とBGMのリストはこちら様で。

前回の感動の余韻から…


 Lesson8では興奮のブラームスに感動的な催眠療法シーンで余韻を持たせたと思ったら!?

 感動の前回終盤の続きがこれかいっ!!(ちなみに筆者はWebからある程度の予備情報を得ているにしても原作は知りません)

 タイトルロールまではもう大爆笑の5分間!

 「なんで俺はこんなところにいるんだ」と空港で自問自答する千秋。中華料理屋の息子のくせに「北海道にラーメンを食いに行こう」と誘われてのこのこ付いていく峰。

 峰の携帯に真澄からの着信があるや、携帯を奪い取り電源を切ろうと狼狽する千秋。そこに飛行機のおもちゃを持った子供がぶつかり、床に転がるおもちゃ。踏み潰されて粉々に!

 甦る胴体着陸の恐怖体験。千秋の目は真っ赤!

・・・って、もしもし、また着陸シーンが前回、前々回のリアルなシーンからおもちゃの飛行機のシーンに戻ってるんですけど(笑)

 座席でパニックを起こし、白目を剥く千秋。まるで千秋のパニックぶりをあざ笑うかのようにやたらとニヤけた笑いを振りまく搭乗員達(どうやら機長と操縦士は番組スタッフ)。

 ここで「先輩はもう飛行機に乗れますよ」との暗示が利いて千秋が我を取り戻した時、飛行機は大空へ。そしてタイトルロール。

 ブラボー!!抱腹絶倒。笑った笑った(^ワ^)

 その後の蟹の大量買いに、ウニの箱買い、札幌ラーメンに夕張メロン(って、チョコレートかよっ!)に「白い愛人」(“のだめ”だけに「白い変人」の方が良かったんじゃね?)。

 前回感動したのに、なんでこんな暗示かけてるんだー!!>のだめ。結局催眠術を悪用したんじゃねーか!?(爆)

 でも、「千秋先輩はのだめを好きにな~る」なんて暗示をかけなかっただけ偉いというか、のだめらしいというか(そこまで気が回らなかったか、海外に行かせてあげたい一心だったか?)

 ところで、札幌で千秋が呆然としていた場所、ココに思えるんですが?
・・・確かに近くにラーメン(というか中華料理)の美味い店は沢山あるが。

 帰宅してのだめの留守を知り、裏軒を尋ねる千秋。千秋が持つ大量の蟹を見て「大の蟹好き」をアピールするマスター龍見につれない千秋。これ、暗示にかかっているから龍見が婉曲的に「蟹を分けて」と言ってることに全然気づかないんですね(笑)

 それにしても、のだめに返却された皿から出てきた大量の蝿。あれだけ大量の蝿が店の中舞っていて大丈夫か?(爆)


江藤先生の家では…


 賞金200万円ゲットして留学すると意気込み、白目から光線を発射するのだめ。こえぇ!!
 審査員に賄賂の話のくだり、何気に和服姿が可愛い(でも色気ない)樹里ちゃん。後でDVDオーサリングソフトでCMカットするとき、一瞬、某消臭剤のCMかと思ってしまった(^^;


のだめからのメール…


『千秋先輩 シュベルトは、なかなか「気難しい人(◎-◎;)」みたいで、がんばって話しかけてもなかなか仲良くなれません お昼は、かに玉です それぢゃまた のだめより』

というメールに、優しく微笑み

 「のだめ・・・、携帯持ってたのか」

リアクションはそれかー!!(笑)

 そこへクロキン、のだめを「素敵な人」と相変わらず「とてつもなく大きな誤解をしている!(千秋談)」継続中(爆)

 R☆Sオケの再演は12月25日・・・って、結成して初演したばかりのオーケストラがサントリーホールでクリスマスコンサートなんてありえねーだろっ!!(爆)

 サントリーホールは全2006席!
 ちなみに、今年の12月25日の公演は「山田邦子の音楽の贈りもの」・・・は小ホールで、大ホールは読売日本交響楽団第485回名曲シリーズ、演目はベートーヴェンの交響曲第9番「合唱付き」です。結成第2回目の公演が伝統ある読売日響を差し置いての公演とは恐れいるぜ!


シュトレーゼマン再登場


 永岡真美ちゃんがアミューズつながりでしつこく宣伝されるのは良いとして(笑)・・・合コンで髪を振り乱して踊る清良こと水川あさみ。完全にイメージ崩れましたね(爆)
 ついでに、ソファに座った千秋の背後の窓の向こう(店外か?)で踊る大河内くん。そこまでコケにされるなんて、素晴らしい(爆)


樹里ちゃん一人演技


 コンクール一次予選へと繋がる樹里ちゃんの自問自答しながらの一人演技、半分寝ぼけたようなブス顔でした(笑)

 途中から“幻想”千秋との会話を交えながら、苦手な部分を克服していく様。本当に巧いですね。

 さて、一人演技はそのままコンクール一次予選へ。「付き合ったことがない“気難しいタイプ”」のシューベルトを自ら課題と定め、千秋のアドバイスで苦手な楽譜と正面から向き合い克服したのだめ。予選中にそのことを知って感心する江藤先生。“天才ピアニスト”としての開花を匂わせる良いシーンでした。


千秋とのだめ再開


 一次予選終了後の夜、久々に大学キャンパスで出会う二人。
 のだめの「寂しい思いさせてしまって、ごめんなさい」に学園祭の時は空手チョップを見舞った千秋が超控えめ。おぃおぃ、今日はこのまま「ギャボー!」なしかよ!?
 逆に逡巡する気持ちをのだめに諭され、「グズグズしとるんじゃなか、ケツの穴の小さか男たいね」と一番痛いところ(おケツのことぢゃないよ)をダメだしされて驚愕する千秋。

 ここでの上野樹里ちゃん、一言一言のやり取りの中で次々に表情を変えて行きます。ちょっとした目の開き具合や口の開き具合を変えるだけで見ている人に感情の変化かはっきり伝わります。


のだめ魂のエチュード


 なるほど、これですか!!


 ショパンのエチュードと言えば、ハリセンにキレて街を彷徨い、千秋とすれ違う時に使われた「別れの曲」もエチュードですね。あっちは作品10の3番で、こっちは4番。この4番、以外にも技巧的には聴いている人が思うほど難しい曲ではないようです。ただ、ちびまる子ちゃんに弾けるかどうかは疑問ですが?(笑)

 そのちびまる子ちゃんこと森迫永依ちゃん、お口をアヒル型にして、見事に子供のだめを演じていました。

 のだめのピアノを弾くシーンも正に迫真でした。プロが絶賛しているんだから間違いない。確かにオケの演奏シーンがない回は盛り上がりに欠ける感じはするけれど、これまでの「のだめカンタービレ」中の演奏シーンで個人的にベストだと思っているのは、2台ピアノのラフマニノフ。

 キレている状態から初めて、演奏しながら正気を取り戻して行き、演奏後に満ち足りた表情を浮かべるのだめが最高でした!

 さて、エチュードを弾き終えて白目剥いてピアノに頭ぶつけるのだめ。驚愕の眼差しでブラボーと言い、小さく拍手する江藤。

「こいつはただ巧いだけやない。人の心を動かす何かを持っとる。あの千秋にカニを貢がせるだけの何かを…」

 江藤先生、貴方はとてつもなく大きな誤解をしている!!


緊迫の第2次予選


 江藤先生にのだめがコンクールへ出場した真意を知り、のだめのダメ出しを思い出し、意を決してシュトレーゼマンに電話をかける千秋。それを背後でじっと見つめる峰。


 峰くん、ピントがボケていると、ほとんど化け物に見えるんですが?(爆)

 のだめの「ギャボー!」は控え室での化粧シーンでやっと出ましたが、なんか不自然。ファンサービスで無理やり入れたという感じ。

 浮かない顔ののだめに、江藤の奥さん(かおりさん)がドビュッシーの「喜びの島」について片足を跳ね上げながら「恋しちゃってルンルン!」と解説するところが素敵過ぎです。

 しかし、1曲目のエチュードは子供の時のトラウマが甦り、散々な演奏。心配そうな千秋に悲嘆に暮れる江藤。

 ここでエンドロールってそれはないだろう!!

 いやいや、ついつい見入ってしまって時間を忘れていました。エンドロールに変わった瞬間、マジで「えぇっ!!」って声を上げてしまいました。

 個人的にはここまで見入ってしまったのは「踊る捜査線」のTVオリジナルシリーズの終盤(真下が撃たれた回)以来かも?

 原作しらないので、2次予選敗退かと思ってしまいましたが、本選まで行くんですね?
 ということは、かおりさんの「恋しちゃってルンルン」が来週の伏線になるんでしょうね?

 早く次回が見たい!(でも後2回しかないのね...)

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「のだめオーケストラ」LIVE!

2006年12月12日火曜日

ワンセグ携帯値下げ!?

 どうやら12月後半からワンセグ携帯が値下げされるようで、ネットで検索すると新価格で予約受付する販売店が出てきました。
 予約と言っても在庫はあって、出荷が12月16日以降になるようですが。

 そんなわけで、関東地方の通販ショップでもW43Hを1万5千円以下の価格設定にしているところがいくつか出てきました。なぜかW41Hと価格逆転現象まで起きているような?

ケータイ125さんの「au 機種変更」の価格一覧

 鳴り物入りで買ったのに、購入した後で実は機能的に中途半端な機種であることが判明し(だいたい128MB以下のメモリースティックしか使えないなんて!)、全然鳴らずに私を絶望のどん底へ突き落としてくれたW31S。1年半ほど経過した今では作りの悪さが露呈してしっかりあちこちにガタが来ているし、バッテリは気まぐれに消耗して突然使えなくなるしで何とか我慢している状態。

 後継は再び操作性がよくワンセグ機能付きとしては価格の手ごろな三洋のW43SAにしようかなと考えていたけれど、ここへ来てW43Hの価格がずい随分と下がって来たので、一目惚れとは言わないけれど(笑)かなり気になってきました。

 EZ FeliCa機能、FLEX定期に対応していないので要らないかと思ったんですが、仕事の繁忙状況によっては月単位で普通の通勤定期+特急券やSuicaグリーン券を使う時期もあるので、切り替え時期は便利です(定期が切れた翌日に朝早く窓口へ行く必要がない)。

 それと、どっかのメーカーと違って普通にSD-Audio規格なのが嬉しい(爆)。色は不人気らしい(笑)センシアルブルーにするかな?

 年末年始の懐具合と相談しながら購入を考えたいと思います。

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TOSHIBA gigabeatVシリーズ ワンセグ視聴と録画/再生機能搭載ハードディスクオーディオプレーヤー 30GBHDD インディアンブラック MEV30T(K)

2006年12月7日木曜日

ラフマニノフの10度の和音

 本題に入る前に「のだめカンタービレLesson8」を見直して気づいたこと。

千秋の演奏=シュトレーゼマンのCD?

 前半で千秋が譜読みしながら聴いているCDって、後半の演奏と同じ音源のような?
上野樹里
千秋先輩・・・

 あのピッチがずれた木管の音が聞こえます。それから手元にあるベルリンフィルやウィーンフィルのブラ1では千秋の演奏のようにテヌート気味に伸ばしていません。
 ちなみに私は千秋と違ってあの音ではクラリネットとオーボエの区別がつきません(笑)
 ベーム&ウィーンフィルの演奏ではオーボエに聴こえるけれど、どうなんでしょう?

ソリスト志望とオケ

 これ、第7話から気になっていたんですがドラマ中ではソリスト志望とオケ志望が相容れないような話になっていますが、実際にはどうなんでしょう?
 有名オケの首席奏者は有名なソリストであることが多いですよね。オケの演奏会シーズンはオケで活動して、シーズン終了後はソロ活動したり合奏団で活動したりする演奏家が沢山います。だいたい清良の師匠はベルリンフィルの元コンマスだし。
 コンテスト優先はわかるけど「ソリスト志望だからオケは・・・」って表現は気になりまする(笑)

 まぁ、その考えは千秋が覆したことになるのかな?

清良のリベンジは?

 やはり原作では第2楽章で清良のリベンジがあったんですね。ここはドラマ中に是非入れて欲しかったなぁ。ちょっと欲求不満気味です。
玉木宏
俺様の音楽を聴け!
 それから、練習後に清良が「日本は広いなぁ」と行き成り笑い出すシーン。突飛な感じがしたんですが、原作では千秋がバイオリンパートを弾いてみせてみんなが震撼とするとのことで納得。そういえば、のだめと峰の前でしか弾いてないんですね。

桜ちゃん(サエコちゃん)が演奏

 「音に指がちゃんとついていっている」と感心したサエコちゃんですが、公式サイトにインタビューが公開されて本当に弾いていることが判明しました。もちろん音は吹替えですが、凄いですね!

 さて本題・・・ってこっちの方が短い(笑)

 この前購入を迷っていた“ドラマ 「のだめカンタービレ」 ミュージックガイドブック 2006年 12月号”買いました。アマゾンから届いたのは先週末。

 そして、火曜日に帰宅すると娘がピアノの譜面台にその本を置いて何やらやってました。「ラプソディー・イン・ブルーを弾いてみるのかな?」と思っていると・・・「ダーン…、ドン、ダーン…、ドン」って例の“協会の鐘の音”の和音が!?

 「届くの?」
 「うん、届いたよ」

 うちの娘は13歳ながら指が私より長いんですが、それでも10度の和音が弾けるとは(驚)。関節がやわらかくて指が「ガバッ」と開くんですね。

 ピアノ教室の先生がやたらとオクターブ(8度)の和音がある曲を課題に与えると思ったらそういうことなのね。
 ちなみに今月の発表会の課題曲はショパンの「ノクターン第2番」です。発表会で「仔犬のワルツ」を弾く同級生(のだめに出てくるブー子タイプか?w)が「ゆっくりの曲でいいわね」なんて言ったらしいが、テンポはゆっくりでも音の数が全然違いますから(笑)。それにうちの娘は「クシコス・ポスト」も普通に弾けます。

 ついでに娘は彼女の演奏について「あれじゃ“老犬のワルツ”だ」って言ってましたが(爆)。

 ピアノの先生が小学生時代から「音大目指しなさい」と言っていた理由がわかりました(笑)

 うーむ、かなり気まぐれで部屋ものだめだが・・・父娘で(自爆)・・・なんとかなだめ透かしておだてて音大へ入れるか←親バカ
ドラマ 「のだめカンタービレ」 ミュージックガイドブック 2006年 12月号 [雑誌]

2006年12月6日水曜日

のだめカンタービレLesson8

 さあ歌おう、絶望から希望へ...、歌え!歓喜の歌を!!

 ブラームスの1番、これも来日オケの演奏を生で鑑賞しました。聴いたのは小澤征爾率いるボストン交響楽団。記録を調べてみたら、クライバーと同じ1986年の日本公演でした。

 2月22日、於昭和女子大人見記念講堂。演目は「ラヴェル/マ・メル・ロア」と「ブラームス/交響曲第1番」。演目的には、翌日のNHKホールの「Rシュトラウス/ツァラトゥストラはかく語りき」と「ブラームス/交響曲第1番」の方が聴きたかったけれど、音響的にはNHKホールより、人見記念講堂の方が上でしたから・・・と切符が取れなかった言い訳にしてみる。

 いやいや、音響は大事。1988年にメータ&イスラエルフィルが来日したとき、当時山梨県に住んでいたため、山梨県立県民文化センターで鑑賞したのですが、「モーツァルト/交響曲第36番」はともかく、せっかくの「マーラー/交響曲第1番(花の章、付き)」が最悪でした。もう音が割れまくりで聴くに堪えない。「絶対音響の悪いホールの公演は行かないぞ」と心に決めたのでした・・・って、その後何度かコンサートに行った後は結婚して貧乏になって生オケ鑑賞すら出来てないが(爆)

 話を小澤征爾&ボストン響に戻そう。この曲、ボストン響ほどのオーケストラをしても難曲だったらしい。この日、鳴り止まぬ拍手とブラボーの中、演奏されたアンコールは「G線上のアリア」のみ。つまり、弦パートのみの演奏でした。

 第4楽章は管楽器のフォルティシモ(フォルティティシモ?)のパートが何度も登場するので、おそらく管楽器パートの奏者達は頭の中が真っ白になるんではないでしょうか?

 個人的に、第4楽章のホルンが朗々と奏でられた後に「歓喜の歌」が始まる部分と4拍子から2拍子に変わって管楽器がファンファーレのように鳴った後に雪崩込む終曲部分が大好きです。

 ボストン響の終曲部分、管楽器のパートは殆ど限界だったように思います。手元にベーム指揮ウィーンフィルのNHKホールでのライブ盤がありますが、こちらも終曲部分は管楽器が潰れたような音を出してます(NHKホールの音響の所為?)

 というわけで、ブラ1でクライマックスを迎えた「のだめカンタービレLesson8」内容的には一番面白かったかも?

 この日はたまたま早く帰宅できたので、初めてリアルタイムで娘と一緒に観たんですが、観終わった途端に娘が「ぎゃぼー!(嘘)、なんでココで終わるのっ!!」って悲鳴上げてました。演出うますぎ(爆)

 そのストーリーはこちら様で、挿入曲情報はこちら様で(ぉぃ

 笑いどころも感動シーンも満載でした!!

溺れる千秋

 出たーっ!恒例の白目、千秋バージョン!!

鰻パワー注入!

 って、のだめぢゃなくてノブタかよ!?
 それにしても「うなぎ蒲焼浜松産が、3匹300円!」って安すぎ。きっと中国から輸入した鰻を浜松で蒲焼にしているに違いない!
 それにしても、髪を振り乱して眉間に皺寄せている上野樹里が清水ミチコに見えるのは私だけ?

江藤先生のおなら体操

 バーナムのキャラが先週比4倍増!(爆)

そんなにのだめが心配なら、鎖でつないだらどうですか?

 いや、それは鎖で縛っただけで繋いでないだろう?(笑)

千秋催眠術にかかる

 のだめといると完全にノーガードなんですな。
 催眠術を悪用しなかったのだめちゃん偉い!

学生オケのチケットが5000円

 ちと高いぞ(笑)
 でもちゃんと新聞社の協賛が付いてましたね。「安売新聞社」ってなんじゃそりゃ?(爆)

オーボエ協奏曲

 池田昭子さんの爽やかで美しい演奏、お見事でした。茂木大輔さんのブログによれば、前回の「いぶし銀」と「ピンク」も別テイクだそうです。恐れいりました。弦も美しかったですね!

ブラームス/交響曲1番

  ブラ1開始前の緊張感は大げさですがわかります。こういう重厚な始まり方をする曲は指揮者にはかなりプレッシャーらしいですが、観客もやはりドキドキものです。

 で、とりあえず、演奏中に喋るな>佐久間学(笑)

 このブラ1は演奏的にはちょっと不満でした。第1楽章から第4楽章の“歓喜の歌”~終曲とかなり短めに繋いでました。しかも第4楽章の木管、絶対ピッチがおかしい。こちら様も指摘されていますが、単なるミーハークラシックファンの私でもすぐに気づきました。何故に録り直ししなかったのかと思うレベルです。
で、冒頭の千秋の言葉、既に“歓喜の歌”と呼ばれるフレーズは終わってるんですが?(でも演出的には良かったと思います)。

 それと、演奏中二三度、桜の演奏シーンがアップで出てきましたが、ボーイングの部分は写らなかったけれど、左手はちゃんと音に合わせて動いてました。サエコちゃん相当練習したんですね!

 さて、オーボエ協奏曲でクロキンはコンクールのリベンジを十二分に果たしたように思えますが、これだけでは「清良はどうなの?」って感じですね。
 元ベルリンフィルのコンマス、カイ・ドゥーンが師匠だから、これだけでもわかるということかも知れませんが、ブラ1は第2楽章でコンマスがホルンのユニゾンをバックに非常に美しい旋律を奏でるパートがあります。ここを是非演奏して欲しかったですね。

 それから、相変わらず演奏が終わった後に静寂~ブラボーの嵐。3回も連続したらそれはもう奇跡です。まばらな拍手でさっさと帰り支度始めるというのはあるかもしれませんが(笑)

 現実には、今回のブラ1のように勢い良く終わる曲ってみんなブラボーと拍手の準備して待機しています(笑)

 演奏が素晴らしくて残響が消えるまで音楽に浸りたいと思っても許してくれません(爆)
 この感動を早く演奏者に伝えたいって人がうじゃうじゃいますから(笑)

 ついでにいうと、「ブラボー!」と叫ぶ時、同時に誰かが言うからと躊躇したり遠慮したり怯んだりすることもありません(笑)

 さて感動部分ですが、今回は上野樹里ちゃん、揺れる乙女心(?)を見事に表現していました。
 千秋先輩のことで喜んだり悩んだり、そして演奏を聴いて千秋先輩はヨーロッパへ行くべきだと思って涙したり。
 最後に千秋先輩に催眠療法を施した後、部屋を立ち去るときの毅然とした表情がとても素敵でした。

 「神様が呼んでるから、行かなきゃ」

 きっと、神様は音楽の神様。呼んでいるのはヨーロッパ。呼ばれたのは千秋という意味なんでしょう。

 自室へ戻って窓からの明かりだけで譜読み(?)するのだめちゃんも素敵でしたね。



 ・・・って、その後目をまん丸にして料理を頬張る玉木宏を見ることになろうとは!?(笑)
 でも、玉木宏が相変わらず性格三枚目だとわかってなぜかホッとしたぞ(爆)

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のだめカンタービレ ベスト100 (通常盤)

2006年12月5日火曜日

「近未來通信」からのお知らせ

これって、ウケ狙いですかね?



近未来通信社長、サーバー「休眠」を認識
社長は↓の本を読んだ方がいいかも?(爆)
電話はなぜつながるのか 知っておきたいNTT電話、IP電話、携帯電話の基礎知識

ソニーW44S

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だからソニー・エリクソンだけは、だからソニー・エリクソンだけは、だからソニー・エリクソンだけは、だからソニー・エリクソンだけは、だからソニー・エリクソンだけは、だからソニー・エリクソンだけは、だからソニー・エリクソンだけは、だからソニー・エリクソンだけは、だからソニー・エリクソンだけは、だからソニー・エリクソンだけは、だからソニー・エリクソンだけは、だからソニー・エリクソンだけは、だからソニー・エリクソンだけは、だからソニー・エリクソンだけは、でもデジタルラジオが聴けるし、パケット代かけずに着うたがDLできるし・・・でも、あのヒンジはきっと絶対間違いなく壊れるぞ!

って、それよりW43SA手ごろな価格になっているし、色が黄色いし(笑)、そっちの方が惹かれるかも?

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