2006年8月31日木曜日

【朝日】よっぽど東京が嫌いらしい

8/31付けの五輪候補地が東京に決まったことに対する社説。随分と後ろ向きだなぁ。
 ちなみに、産経と日経が前向き、毎日はやや後ろ向き。読売は触れず。でも朝日の「東京で開くのは無理だ」と言わんばかりの社説は突出している。

五輪候補地 問われる首都の将来像

 2016年の五輪開催に、日本から東京が立候補することになった。国際オリンピック委員会(IOC)による3年後の最終決定に向けて、世界のほかの立候補都市と争う。

 東京への招致は1964年大会以来になる。アジア初の東京五輪は日本経済の高度成長の象徴となり、首都の都市基盤を整える起爆剤にもなった。それからほぼ半世紀。2度目の開催で、くたびれが目立つ巨大都市のインフラを造り直し、都市再生の足掛かりにしようということだろう。

 だが、そんな巨大プロジェクトを進めるには、10年後の世界も想像しつつ、考えるべき課題が山ほどある。真っ先に手をつけるべきは、東京の将来像をきちんと作り上げることだ。そこに五輪開催を位置づけ、世界の人々も納得できる絵を描く必要がある。

 福岡市と争った国内選考のために、東京都が提出した開催プランは1年足らずで作られたものだ。東京湾の埋め立て地を活用し、コンパクトで経費も安くあげる。基本的な方向性にはうなずけるが、ではどのようにそれを実現するのかとなると、多くの疑問符がつく。

 例えば交通混雑への対応。近年の五輪は選手や観客のスムーズな移動を確保するため、道路に五輪専用レーンを設けることが多い。2車線の首都高速道路でこれは不可能だ。メーンスタジアムなど新しく造る施設を地下鉄でつなぐなら、兆単位の資金が必要になるだろう。

 東京をどんな都市にするのか、その将来像を見据えた議論が求められる。

 そんな巨額の資金を振り向ける余裕がどこにあるのか、防災対策など他にやるべきことがあるはずだという批判もあろう。また東京一極集中か、という地方からの異論も出てくるに違いない。東京での五輪招致が、国全体で考えるべき問題なのは明らかだ。

 人々が広く共感できるように、知恵と技術を集めてプランを磨き上げなければならない。同時に、他の都市との国際競争に勝つための戦略づくりも急務だ。

 なぜ2度目の五輪を日本で、それも東京で開くのか。東京は五輪にどんな貢献ができるのか。そうした意義や理念、セールスポイントを明快に打ち出せなければ、IOCでの国際選考を勝ち抜いていくのは難しい。

 東京は開催プランの中で「アジアで初めてとなる2回目の開催を東京で」と、招致の意義を説く。これではとても世界に訴える力があるとは思えない。

 「三国人」発言などで国内外で物議をかもし、アジア近隣諸国を刺激することの多い石原都知事も、国際都市・東京のイメージアップを真剣に考える必要があるだろう。

 国内選考で敗れた福岡市は、開催プランづくりでは東京以上に知恵を絞っていた。この間に生まれた地域の盛り上がりを大事にし、たとえばアジア大会の招致につなげるのも一案かもしれない。
・・・って、そういうことだったのね(笑)

 凄い粘着だ!!

 ちなみに“「三国人」発言”とは「不法入国した多くの三国人、外国人が非常に凶悪な犯罪をですね、繰り返している。」と都知事が発言したのを朝日新聞が「三国人、外国人が凶悪な犯罪を繰り返しており」とわざわざ発言の一部を意図的に欠落させて「差別用語」を使ったと大騒ぎした件です(笑)

 朝日に反日はあっても反省はないらしい。

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