2011年4月13日水曜日

劇場版マクロスF サヨナラノツバサ netabare album

 映画を観た後に曲が聴きたくなって、つい買ってしまったら、聴いているうちに映画が観たくなって、また映画館に行ってしまったという(滝汗

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 全体的に非常にクォリティーの高い出来となってます!
1 禁断のエリクシア / シェリル・ノーム starring May'n
2 the isle of mayan
3 虹いろ□クマクマ / ランカ・リー=中島愛
4 恋はドッグファイト (FIRST LIVE in アトランティスドーム) / ランカ・リー=中島愛
5 アイ君と私
6 星間飛行 (LIVE in アルカトラズ) / ランカ・リー=中島愛
7 Get in on~光速クライmax / シェリル・ノーム starring May'n&ランカ・リー=中島愛
8 ねじれトラウマ
9 島アイモ / ランカ・リー=中島愛
10 放課後オーバーフロウ / ランカ・リー=中島愛
11 ワイルダーズ
12 娘々Final Attack フロンティア グレイテスト☆ヒッツ! / シェリル・ノーム starring May'n&ランカ・リー=中島愛
13 サヨナラノツバサ~the end of triangle / シェリル・ノーム starring May'n&ランカ・リー=中島愛
14 ホシキラ / ランカ・リー=中島愛
15 dシュディスタb / シェリル・ノーム starring May'n&ランカ・リー=中島愛
16 F refrain / ランカ・リー=中島愛
17 ダイアモンド クレバス~thank you,Frontier / シェリル・ノーム starring May'n

 「イツワリノウタヒメ」の時はフルCDは発売されず。今回はフルCDなのでO.S.T.かと思ったら、楽曲集という扱い。まぁ、実質的にはO.S.T.だと思っていいだろう。

 で、改めて曲目リストを見て「え、17曲もあったっけ?」って思った。

 映画のストーリーに沿って曲が収録されている(多分、「島アイモ」除く)のと、インストゥルメンタルが短めなせいか?
 アルバムとして、かなり良くまとまっていると思う。

 特に「放課後オーバーフロウ」~「dシュディスタb」は映画のクライマックスからEDまでの流れのそのままなので、6曲でひとつの作品みたいに思えてくる。


 「ネタバレなので映画を観た後で聴くことを推奨」らしいのだが、ハッキリ言って初見ではなかなかストーリーをきちんと追えないところがあって ― それって、映画としてどうなのとは思うが(笑) ― さらに新曲ラッシュなので、CDをきちんと聴きこんでから観るのもありかなと思った。つーか、聴きこんで歌詞をある程度理解してから観ると「ああ、そうなんだ」と想う部分がかなりある。


 そういう意味ではまさにネタバレなんだろうね。


May'n部長による解説は、こちら

 というわけで、歌入りの曲の個々の感想など。

1 禁断のエリクシア
 劇中でシェリルが単独で歌う唯一の曲。出だしの歌詞からしてかなりエロい(笑)。そしてカッコいい。劇場版の映像もかなりエロい(笑)。さらにスピード感があってスリリングなアレンジでメロディラインも複雑。出だしからサビに変わる部分で声音が変わるとゾクゾクしてくる。May'n部長もかなり苦労したんだろうなと^^;

 サビの「禁断のエリクシア」の“エ”の部分にかかるエフェクトが正に痺れる感じ(笑)

 ちなみに「エリクシア」とは『錬金術に於ける薬。飲めば不老不死となることができると伝えられる霊薬、万能薬。』とのこと。


3 虹いろ□クマクマ
 河森監督が魔法少女もののイメージでと菅野よう子さんにオーダーしたけれど、菅野さんは魔法少女ものというものを知らなかったとか(笑)

 でも、3拍子のリズムに乗せて見事に魔法少女の世界が展開し、とても華やかで暖かで聴いているだけで幸せになる曲。劇場版の映像は魔法少女モノアニメというより、ディズニーっぽい感じ。

「オープンランカ!」は「キラッ☆」以上の反則技かも?(笑)


4 恋はドッグファイト (FIRST LIVE in アトランティスドーム)
 駆け出しの新人アイドル歌手ランカに無理やり歌わせているようなイメージなんだそうな。
 ランカちゃんが一生懸命歌ってるという感じかな?

 「ばびゅーんばびゅーんばびゅーん」の部分が可愛いい!(^ワ^)
 ランカに弾けるほど胸があったかどうかは以下顰蹙。


6 星間飛行 (LIVE in アルカトラズ)
 歓声入りで、ギターのリフがよりライブ風にアレンジされていて、個人的にはオリジナルよりこちらの方が好き。

 劇場版の映像はランカが一瞬美樹本晴彦作画に見えるのと(観客に美樹本キャラがいるので合わせた?)、頬を染めて照れ笑いしているような表情が可愛い。

 最後のサビではキーが上がってさらにテンションアップ!


7 Get in on~光速クライmax
 ノリノリで突っ走る曲。シェリルがアルトやランカと再会できたことを喜んでる感じ?
 この曲は二人の掛け合いが明るくて聞いてるだけでとても楽しい。


9 島アイモ
 いつものアイモです。ランカがマヤン島で歌ったから「島アイモ」
ってか、この曲だけ時系列に並んでない気がするんだけど?


10 放課後オーバーフロウ
 イントロが超カッコイイ。劇中では「星間飛行」に続くランカ2枚目のシングル曲という扱いでランカ自身が作詞したことになってます。その内容はアップテンポでメジャーな曲調とは裏腹に失恋ソング。

 アルトへの恋心が成就されないことを悟ったランカが初恋への決別を歌っているという感じ。とても切ないラブソングです。

 劇中では、アルトが最終決戦に出撃する時に歌われていて、TVアニメ版の「マクロスF」だと24話でシェリルが歌う「射手座☆午後九時Don't be late」に相当するのかな?

 また、初代マクロスの「愛・おぼえていますか」のオマージュになっている感じもする。


12 娘々Final Attack フロンティア グレイテスト☆ヒッツ!
ノーザンクロス~虹いろ・クマクマ~ライオン(愛・おぼえていますか)~ユニバーサルバニー~オベリスク~
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 満身創痍のシェリルを気遣うオズマに対し「例えあたしが死んでも、歌は死なない!」と応えて歌い出すシェリルのノーザンクロスから。

 劇場版観ていると、ここはもう鳥肌モノ。May'n部長がシェリルの体調に合わせて殆ど地声で歌っているのがさらに悲痛さを増して響いてきます。

 その独唱の後半でアルトと再会。シェリルのテンションがあがり、その声がランカに届いてランカが「虹いろ・クマクマ」を歌い出すという流れ。

 ライオン以降はまめぐ得意の高音域を活かしたデュエットが畳み掛け、高いキーでユニバーサルバニー~オベリスク。菅野さんは高い声が好きだなぁ。そしてそれに応える二人は凄い!


13 サヨナラノツバサ~the end of triangle
 なんと、メドレーは単なる前座だったのかと!?

 7分19秒にわたる大作。「愛・おぼえていますか」の劇場用ロングバージョンでさえ6分半。これはさらに長い。

 途中、バジュラが歌う「アイモ」が挟まるのと、アルトのセリフが入る部分があるので歌が2度中断。

 個人的には「マクロスF」中最高傑作の楽曲は「ダイアモンドクレバス」だと思っているんだけど、この曲はその上の評価になるかも?デュエット曲としては「ライオン」を抜いて文句なく1番だろう。

 May'n部長はメドレーに続いて体調不良のシェリルになりきり、一方のまめぐは得意の透き通ったファルセットをこれでもかというくらい響かせて、スリリングな掛け合いの連続。

 二人が見事なコーラスを聴かせてくれます!

 歌詞は実質的に菅野よう子さん作だと思うけれど、とても意味深で重く、印象深いフレーズがたくさん出てくる。

 全体的にはシェリルのキャッチコピー「歌は祈命」に沿った戦いに赴くアルトへ向けた祈り。しかし最後の方で「息を吐いて 今選びに行こう未来」というような力強い言葉も。

 この曲で一番印象深いのは、後半のまめぐソロパート「駆け抜けていく蒼い時の嵐が頬をたたくよ ずっと 愛してる 愛してる」という部分。これ「放課後オーバーフロウ」の(Bサビ?の)歌詞!ここで絡んでくるギターのアドリブもカッコ良くてさらに盛り上がってくる!全体を支配する疾走感が半端ない!!

 2回目の歌中断の際の「ヴァルキュリア!」はMay'n部長なんと地声だとか。凄過ぎる。


 ラストはMay'nの「愛してる」のロングトーンで終了。マジで凄い。


14 ホシキラ
 「イツワリノウタヒメ」のED「そうだよ」は癒し系バラードだったけれど、こっちはもうちょっと物悲しい感じ?
 菅野よう子癒し系バラードと言えば「tune the rainbow」の坂本真綾さんってイメージがあって、まめぐは二番煎じって気がしてたんだけど、この曲はしっかりまめぐのバラードになっている気がする。

 中島愛さん、歌もセリフも随分巧くなった。河森監督の思惑通り(笑)


15 dシュディスタb
 どうやら、当初は「サヨナラノツバサ」のEDには「蒼のエーテル」と「what'bout my star?」が使われる予定で、その後「ホシキラ」に変更。そしてシェリル復活の暗示は最後の「星がキラリ」の歌詞を眠ったままのシェリルが口ずさむシーンだけだったと。

 そこへ菅野さんが「dジュディスタb」を持ち込んできて、今年の1月に急遽レコーディング。曲名は菅野さんの指名でMay'n部長が付けたと。

 とても明るくノリノリなラブソングで軽快なアレンジに乗せてMay'n部長とまめぐがのびのび歌ってます。とってもハッピーになれそう♪

 このステージ映像は見たかったな。きっと後ろでゴスロリじゃないアルトが踊ってるんだろう(笑)


16 F refrain
 最後の2曲は劇中では使われず、菅野さんの意向で追加されたものらしい。

 この曲はてっきりインストゥルメンタルだと思っていたら、最後にまめぐの透き通った声で印象深いフレーズが。

 やっぱりランカは「風の導き手」にして「伝説の歌姫」になるんだなと。


17 ダイアモンド クレバス~thank you,Frontier
 May'n部長自身がブログで書かれてますが、いつものように悲壮感を込めた歌い方ではなく暖かい歌い方のダイアモンドクレパス。クリスマスコンサートで歌ったバージョンを気に入って菅野さんが収録を決めたとのこと。

 目覚めたシェリルが「もう二度と離さないで」と言ってるイメージかな。シェリルとしてのMay'nの歌はこれが最後(実際の収録は「dシュディスタb」が最後?)のようですが、マクロスFという物語を締めくくるに相応しい歌になってます。


ほんと、最後に素晴らしい2人の歌が聴けて満足です!





劇場版マクロスF サヨナラノツバサ netabare album the end of”triangle”
フライングドッグ
2011-03-09
シェリル・ノーム starring May’n&ランカ・リー=中島愛 produced by 菅野よう子

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