2008年2月29日金曜日

BLAZIN’挑戦記

Buffalo Wild Wings
「バッファロー・ワイルド・ウィングス」はアメリカ料理“バッファロー・ウィング”がメインの有名なグリル&バーです。
 2月27日の夜、職場のみんな(日米混合の計11人)で行ってきました。

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 “バッファロー・ウィング”というのは鶏の手羽を揚げて、スパイシーなソースを絡めた“おつまみ”です。来店者はビール片手に“バッファロー・ウィング”を食べながら、店内のディスプレイでESPNのスポーツ中継を楽しむいわば“スポーツ・バー”です。

 ソースの辛さは14種類。Sweet BBQ,Teriyaki,Mild,Parmesan Garlic,Medium,Honey BBQ,Spicy Garlic,Asian Zing,Caribbean Jerk,Hot BBQ,Hot,Mango Habanero,Wild,Blazinで、Sweet BBQやTeriyakiはその名のとおり甘いソースですが、Spicyガーリックあたりからは刺激的になって、Blazinは一緒に行ったアメリカ人の話では「ハラペーニョの10倍辛い」んだとか。

 そして、この店には名物"Blazin' Challenge"というのがあります。
The "Blazin' Challenge" is offered at some locations to patrons who can finish 12 of the hottest wings offered (wings with Blazin' sauce) in less than 6 minutes. The rules are no drinking water or touching the face. Customers who complete the challenge receive a t-shirt and a picture on the Blazin' Challenge wall.
(Wikipediaより)
 つまり、Blazin(炎上)ソース付きのバッファロー・ウィング12本を水無しで6分以内に間食するとTシャツが貰えて“Blazin'チャレンジ・ウォール”に写真を貼ってもらえるというもの。

 私が辛い物好きという話は同僚の間では有名なので、冗談半分で「挑戦してみる?」なんて話をしてました。
 まずは「物は試し」ってことで6本入り(最小単位)を注文。私を含め3人ほどで食べてみたところ、最初から「辛いっ!」と言ってる正常な人(笑)が1名。「大丈夫」と言って食べ終わった後、顔が真っ赤になってしきりに汗を拭いている普通な人が1名。

 涼しい顔して「全然平気」と言い放ったおかしな人1名←ぢぶんだろ!?

 というわけで「じゃあ挑戦だ挑戦だ!」って周りが騒ぎだして「えっ、マジ!?これ12本って辛さより量が問題だろ??」なんて思ったが、せっかく一緒に仕事しているアメリカ人達とも仲良くなるチャンスだし、ここまで盛り上がって断っちゃ悪いと思い、挑戦することになりました。

 お店の人が準備している間にも、誰が頼んだのかもう一皿Blazinが来たけれどウェイターは「これは違うから食うな」と言う。そして、Blazin12本入りが到着して「Ready,Go!」でチャレンジ開始!!

 って、熱いぞコラ~!!

 こ、こりゃ反則だろ?最初に持って来たBlazinと明らかに温度が違う。揚げたてのアツアツ。って、英語は熱いも辛いも“HOT”だから、ここで“Too hot!”なんて言ったら馬鹿にされかねない(後で気づいたが、“Heat!”ならOKね^^;)。

 より辛く感じさせるために揚げたてを用意したんだろうが“I never hear that!”だ。

 でも、文句を言ってる場合ではない。熱いのを我慢して食べる。とにかく食べる。これじゃ本当に辛いも味もへったくれもあったもんじゃない。ただただ熱い(--;

 指は熱いし、大量のBLAZIN'ソースで口の周りはベタベタ。辛さは全然問題ないのだけど、これが問題だった。

 それでも、半分の6本を食べ終わった時点で2分強。最初はきちんと食べていたが、どうやらそれほど厳密に骨の周りの肉を齧り取らなくても大丈夫らしいことがわかってきたので、途中から結構いい加減に食べる。

 同僚10人はビール片手に私の名前を大声で連呼しながら大騒ぎ。個人情報保護法はアメリカにはないのか?^^;

 最後の1本の時点で4分を過ぎたところ。横でタイムを計っている店員のお兄ちゃんも「余裕ですね」なんて言って、大騒ぎしている同僚の火に油を注いでいる。周囲の方がBLAZIN'してるぞ^^;

 結局4分30秒でフィニッシュ!
 他のテーブルの人にまで祝福されました。店の常連でもBLAZIN'チャレンジに成功した場面にお目にかかることはまずないそうです。

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 店員のお兄ちゃんが景品のTシャツを持ってきてくれました。「水を持ってこようか?それともDr.Pepper?」と聞かれて、手元にまだDr.Pepperがコップ半分ほどあったので「後でいいよ」と言ったら目を丸くされてしまった(笑)

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 その後、ポラロイドで写真を撮られて店の壁に張られました。今年に入ってまだ7人目なんだそうです。多分今年一杯はそのまま掲示されるそうです。

 ちなみに、今年の最短記録は2分52秒。1本を10秒ちょっとってどうやって食べたんだ?
 骨ごと食ったとか?(笑)

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 Tシャツの表“炎上チャレンジの生き残り”と書かれています。

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 Tシャツの裏“食べたあなた以外には熱い炭の上を歩くようなもの”と書かれています。

 翌日、会社でも私がBLAZIN'チャレンジに成功したという噂が広まって「日本人にできるなら俺も」みたいなことを言ってる人がいるようですが...

 悪いことは言いません。もし、アメリカ旅行中に“Buffalo Wild Wings”を見かけても“BLAZIN'チャレンジ”は絶対にお勧めしません。私はバンコクに長期滞在して毎日激辛なイーサン料理ばかり食べていたのですから。

 口の周りについたソースで肌が荒れる可能性もあるし、辛さのレベルからすれば、食べた翌日に体調を壊すリスクも十分あります。翌日の予定が丸潰れになっても良い覚悟があるなら・・・やっぱり勧めません^^;

1 件のコメント:

  1. クルトンパパ2008年3月6日 0:56

    辛いの、決して嫌いじゃないけど、挑戦しません。
    体に悪そう(笑)だし、血圧が上がりそうです。

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